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SS お化け屋敷ボケ 【#ボケ学会のお題】(700文字くらい)

 少女がお化け屋敷にお使い行くことになったのデス!(無理矢理か!)その屋敷は日本家屋で、今にも出そうな雰囲気。恐る恐る玄関に入って挨拶します。

「こんにちは」
「どうも、いらっしゃいませ」
「キャー! お化け」
「キャー! 人間!」

 お化けは顔だけ浮いてます。少女はすかさず突っ込む。

「お化けが驚いてどうするの!」
「わざわざお化け屋敷にくる神経が怖い」
「私が無神経な人みたいに言わないで」
「お化けの方が神経ナイデスゥ、勝った」
「勝利宣言しないで、そうだお化け退治のおまもりあるわ」
「お守りなんて効きません、バリア」
「お前は小学生か!」
「エンガッチョ切った」
「お前は小学生か!」
「お守りが有効って何時何分何秒に決まったんですかぁ?」
「お前は小学生か!」

 オバケはため息をつきながら

「あのね、人間がここに来る理由はあるの?」
「お使いできたの、もう誰も住んでないのを確かめてこいって」
「人間いるよ」
「え?」
「奥で寝てる」
「じゃあ取り壊しできないわね」
「布団で死んでる」
「死んでるんかい!」
「生きてたらオバケになりません」
「あんたの死体かい」
「ちなみに孤独死です」
「おまえはうさぎかい」

 口を開けて笑い出すオバケ

「気がついたら死んでてチョベリバー」
「昭和か!」
「死んでからポケベルで誰も連絡くれないの」
「昭和か!」
「そうだお坊さんを呼ぶから、テレホンカードを貸して」
「昭和か!」

 少女が突っ込み過ぎて息が切れてます。

「わかったわ、警察を呼んで供養してあげるから成仏して」
「無理」
「なんでよ」
「誰も居ない家で寝てただけ」
「不法侵入かよ」
「おあとがよろしいようで」

#お笑い
#ボケ学会
#おばけ屋敷
#肝試し
#ボケ小説

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