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リレー企画 『境界線があいまいなかなぶん』

ニコ生で、リレー小説の企画があったので参加して楽しかったですが、同時にきつかったです。

ルールは
①一話目はタイトルから話を作る
②書く人は、一話前だけ読める
③3分で書く
④100文字くらい

では私が作ったお題をどうぞ。


『境界線があいまいなかなぶん』


私は金谷文子、見た目は普通の女子である。
ニックネームはかなぶん。
でも私には秘密がある。
それは……

「おはよう!今日も素敵だね!」

彼女は親友のりつこ、私は彼女には言っていない秘密がある。

○○○○@○○○○○

実は私は、妄想と現実の区別がつかない――いや、正確には、私の妄想は現実に影響するのだ。
「どうしたの、かなぶんちゃん?」
「え、なんでもないよりつこ!」
私の目の前には、頭の上に木を生やした友がいた。

○○○○○

「りつこ!? それどうしたの?」私が問いかけると、彼女は何でもない顔で言った。「え? かなぶんちゃん知らないの? 人間は光合成をするんだよ」そうか、人間は光合成をして頭の上に気が生えるのか、新発見だ。

セツナ

カナブンは一種の守護霊なのかもしれない。徐々に人との境界線が曖昧になるとカナブンとりつこは一体化した。神となったりつこは光合成をしながら数万年は生きるらしいが、すぐに氷河期がくるとカナブンは死んだ!

WSD

輪廻転生。カナブンとよばれた彼女は再び生をこの世に受けた。
彼女は当然そんなことは知らない。
彼女が成長すると、女性が好きな気持ちが芽生えてきた。
彼女は心が男子であった。
「私は男?女?」

○○○○@○○○○○

性同一性障害。転生して心と体の性が一致しなくなってしまったのだ。
これはこれでまた、境界線が分からないことになっていた。

「ねぇカナブン君! 今日、家に行っていい、かな?」
「え、うん。いいよ。でも

○○○○○

ボクの家、樹の上だけど大丈夫?」彼女は、キョトンとした顔をした。「全然いいよ? だって」そこで彼女は言葉を区切った。「だって私はカナブン君だもん」え、それってどういう――僕は彼女でカノジョはボクで?

セツナ

境界線があいまいなかなぶんは、個人間の区別ができない。徐々に人類すべてがぼんやりとしたカナブン族として集合をはじめた。
「これがイドの世界か!」
誰もが想像できない無意識化のイドの怪物、それがかなぶん

WSD


ありがとうございます。読んでる方は意味不明ですねw

#じゃれ本

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