SF:オイラーの憂鬱 ケモナーワールド
「空飛びたいなぁ」
ケモナーワールドは、人間が獣のDNAを注入された特殊な世界だ
人間が生まれてから200万年もすると種として衰退が始まる
当時の研究者は、手当たり次第に動物の遺伝子を組込はじめた。
外界で生きていけるだけの強靱さと免疫を持たせるために
必要だったのだろう。
もうその頃には、野生動物は絶滅していてDNA標本しか無い。
生の人間は、外の世界では生きていけないほど弱くなっていた
無菌室の室内で、ほそぼそと生きるだけの存在になる
おかげで、人類は多様な種として