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白髪隠さず若見えオトナ女性宣言。

私は白髪を隠さずに生活している。


ある日思った、アレルギー体質の私が無理をして白髪染めをするのは身体に無益であると。それに外出等で白髪染めしている同世代や年上の女性を見て思った、染めているからって年齢が若く見える訳じゃないと。ただ白髪を染めてるオバサンじゃないか?と。

それである日「染めない」宣言をした。当時同世代の知人女性からは反対意見が多かった。
「一体どうなるの?」
「老けるのではないかしら、大丈夫?」
と言う感じだった。

染めなくなってから真実の髪色に戻るまでにおよそ2年かかった。
私の白髪は前側の内側に集中している。真横や後ろは表面にパラパラ程度でボブにするとワザとメッシュしている様に見える様な生え方だ。染めない事によって髪本来のハリやツヤがよみがえったと感じる。
たまたま黄ばみの少ない色味だが更にキラキラと綺麗に見えるよう、定期的にシルバライジングシャンプー(紫シャンプー)で洗う。現在は10日に一度の割合だ。白髪量が増えたら割合を増やしていこうと考えている。

(シルバライジングシャンプー…金髪・白髪またはブリーチした髪の黄ばみを軽くしてキラキラ髪に見せる専用シャンプーのこと。若い方は紫シャンプー・ムラシャンと呼んでいる様だ)

白髪混じりになると似合うチークや口紅の色も変わる。今までだと浮いてしまったり老けてしまう様な色味が似合う様になった。
服の色もバリエーションが多彩となりお洒落の奥深さを感じる様になった。今まで着なかった色に挑戦して楽しんでいる。
心配していた周囲からも問題なく受け入れられている。長年カットをお願いしている男性美容師も面白がっている。
「う〜ん、白髪の出方ラッキーですよね〜⭐︎紫も効いててメタリックで。」
と言う感じだ。
男性からの意見は実に興味深い。「ありのままの髪色でも似合っていれば色気を感じる」との事だ。女性目線とはかなり違うものだなと思った。


私は「オンナを諦めて白髪にしてるみすぼらしいオバサン」ではなく、
「あえて白髪を生かしてお洒落を楽しんでるオバサン」と世間より認識されていると実感している。

 人間、図々しく生きれば良いのだ。



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