指す将順位戦7th序盤(3~4回)戦振り返り

お久しぶりです。前回投稿が7/24なのでほぼ3か月振りの投稿です。今は落ち着きましたが仕事が忙しい時期があり、振り返り記事を書く余力というかモチベーションがなくなってました。このまま書かないのもアレだなーと思ってましたが、一戦一戦がっつり書く気力はないので折衷案として総集編的な形で簡単にやっていこうと思ってます。

まずは3回戦。vsイカロスさんです。
戦型は飛車の位置だけみれば四間飛車vs向かい飛車ですが力戦調の将棋になりました。

陣形不安定とみての仕掛け

上図の局面で今なら角交換できないだろと思い▲5六歩と仕掛けました。対して△5三銀だったため▲5五歩から駒得でき有利に。ここでの正着は△同歩で角交換から▲8二角や▲7二角には無視して中央から攻めかかればいい勝負のようです。

あとは着地だけ

そのまま有利を拡大して迎えた終盤戦、どう決めるかといったところ。6八の飛車に当たっているため素直に▲4八飛車と逃げても勝ちでしたが、▲5八香と打てば△5六角▲2八玉△6八龍までは一直線。そこで▲2一角で決まっているだろう、これが最速の寄せや!(どや顔)と思い踏み込みます。

ここまでは予定通りのはずだった

そして、問題の局面。この局面になって、「あれ?▲2一角に△4四玉って立たれたらどうするんだ…?」となり、焦った結果▲2二角という謎の手を指してしまいます。当然詰めろでも何でもないため形勢が急接近、以降は勝ちの局面もありましたがこの流れでは捉えきれず大逆転負けとなりました。

さて、上図での正着は当初の予定通りの▲2一角なのですが、△4四玉と立たれたらどうすればよいでしょうか?ぜひ暇つぶしに考えてみてください(暇つぶしにすらならない気がしますが)

続いて4回戦。vsゆーげんさんです。
個人的な繋がりで勝手にリベンジマッチと銘打って臨みました。
戦型は四間飛車vs居飛車に。こちらはいつもの▲4八銀型。

桂跳ばれそうだなとは思っていた

上図から△6五桂▲同歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛と進み以下の図。

ここからの指し方を忘れる

素直に▲5五歩から攻めていけば互角でした。一旦龍追い返したいなと思って▲6八金と指しましたが△8九角でフリーズします。

受け方に困る

▲5八金上か▲4八金で迷ってましたが▲5八金上は△6七角成▲同金右に△7八(5八)銀を気にして▲4八金を選びました。が△7八(5八)銀には▲8九歩や▲8五桂で耐えられるため▲5八金上のほうが勝っていたようです。なお上図では▲5八金寄とかいう素晴らしい手があったようですが6分25秒考えても思いつきませんでした。

ラストチャンス

そのままやや不利のまま進んだ上図。△8七歩と着実な攻めを見せられた局面、ここで▲3六桂と打てていれば勝負形でした。△4三金と受けられて何もないなと思い込み切り捨てましたが普通に▲3五銀と出られるため攻めになっていました。なぜか見えていなかった……
これを逃して逆に△3六桂を打たれてからは(怪しい局面はありましたが指し手の難易度的に)厳しい展開になってしまいました。

これで4回戦が終わった段階で1-3と少し苦しい星取りになりました。
特にイカロスさん戦を落としたのが痛かった……
とはいえまだまだ序盤なので切り替えていこうと思っていました。
対局相手の方、ご観戦いただいた方、対局・観戦ありがとうございました。


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