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長い長い夜を抜けて、やっと走りだせたような気がしたんだ

本日で研修終了となります。最後までご参加くださりありがとうございました。

1週間後に入社する内定者の方へ、自身が2年間サバイブした会社で少しでも快適に仕事ができるよう、精一杯のメッセージを込めた業務を終了して、パタリ、会社のPCを閉じた。

新卒で入社した会社をあと1週間で退職するわたしは、内定者勉強会の講師を務め、無事に全ての行程を終了した。ようやく、退職......!と思える少しばかりの解放感。だけれど、現実味がない浮遊感。

だって、たった2年かもしれないけれど、採用されてから今のいままで曲がりなりにも会社で月〜金までびっちりと働く、を繰り返してきたのだから。本当にやめるのかな?やめたあとの世界ってどんな味がするの?って頭の中はハテナが浮かぶ。

身近な人にそれとない近況報告をしていたら、不意に口から出た言葉。

「インドに行きたいんだよね。自分が卒業したヨガのスクールが、2年ぶりに開校するんだって。もう一度インドにいって、ヨガをしたい。できれば、学生の頃から思い描いていたアーユルヴェーダの治療、パンチャカルマをうけたい。だから、2ヶ月は滞在のために期間が必要」

採用が決まってから退職届を出すべきだとこだまする声をかき消す。次のステージへ向かう前に充電期間が必要だと叫ぶ声を抱きしめたんだった。次の職場を、仕事を、人生を決める前に退職することになった。

社内の人が学生に向けて放った言葉。「社会人になったら、長いお休みは取れなくなると思うので、残りの学生生活を楽しんでください」

ほんとうにそうなの、かな?社会人じゃなくなったら、長い休みはとってはいけないの?それはだれが決めたんだろう?自分がみたい世界をみたら良いのに。

それが常識だからって考え方で、自分の自然の欲求を抑え込んでいきるのは、人間的じゃない、命がちゃんと生きていない気がする。自分の命をちゃんと使えていますか、いま。もっとわがままになってもいいんだよ。真面目なんだから。

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