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恋焦がれて2年ぶりの海外渡航

パスポートを持って飛行機に乗ってしまえば数時間後には異国が待っている。当たり前のように人々が生活している日常に、非日常のわたしが放り込まれていた。

アジアの独特なイントネーションに、英語を理解するを諦めようとしている。耳を慣らさないと相手が言ってることが分からない。

APECの加盟国であるはずなのに入国審査のレーンに並べなかった。電車に乗るためにスタンダードチケットを買おうと思ったのに売ってないと言われた。インターネットの情報で安心できるけど、ネットとは違うことが起きてると、勝手が違うと思ってしまうのはなんでだろう。

アジアで暮らすには気が弱すぎると思った。海外経験がないわけではないのに、どうして無駄に謙虚になってしまったんだろう。謙虚でないことは礼儀正しくないわけではないのに。チケット売りのおばさんに何度も質問するめげないインド系の男性。わたしも強くなりたい。

来たばかり?ええ、そうよ。あなたはここに住んでるの?働いてるよ。ここで生まれ育ったから。たったそれだけのカジュアルトークなのに、分かり合えたとさえ思ってしまう。普段は分かり合えないことばかりだと感じるのに。

日本との違いを見つけただけでウキウキする海外1日目。どんな滞在になるんだろう。

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