2019/03/27

一緒に熱海に行くことになっていた遅刻常習犯のサークル同期が案の定寝坊し、約2時間半の列車移動中1人で時間を潰すことになった。本も持ってきていない。余計に悲しさ、寂しさがこみ上げてくる。折角なので、ブログ更新の時間が捻出されたと捉えてスマホでぽちぽち文字を打つ。

 

大学生活の振り返り、みたいなものは得意ではないが、間違いなく、小中高大と通ってきた学校の中で最も好きな環境だった。

ただ、そう言い切れるのも、去年の後半に出会った今の恋人のおかげなのかもしれないという疑念は拭えない。

生活の質が、特定の人間や関係性に左右されるのはリスクがあるため良い傾向ではないと思っていた。だから、趣味を極め知識を増やすことで自分の自信につなげようという意識が強くあった。しかし、きっとそうではなく、人間との関わり合いによって質を向上させられない人たちが以前の私のような考えに至っているんだと思う。各方面で敵を増やしそうな見解だけど、そう思えるくらいに今は本当に満たされている。

多分彼だけのおかげではなくて、この4年間でできた友人達や属することになったコミュニティも、確実に私を満たしてくれている。ただ、そういった身近な人々を真に大切に思う姿勢が培われたのも、彼氏の、純朴で他人を尊重する性格に影響を強く受けているからであって、私は彼と出会わなければ、他人を馬鹿にし斜に構え、人間嫌いのフリをして学生時代を終えていたと思う。

 

とにかく私は彼に非常に感謝していて、彼のことをとても尊敬している。そして、彼の人生の質を私がしっかりと上げていきたいと思っている。いや、2人で質を上げることができればそれが最高かな。

 

 

卒業式後と入社の狭間という、根無し草のような時期に聴くのにぴったりな切ないメロディの曲を探していた。

「一途なフリして浮気性」というフレーズにぎくりとし、こんな水臭い文章を連ねてしまった。

 

今イヤホンでは、もう大人になったんだ、だから恋がしたいと堀込泰行が歌っているが、大人になってからする恋とはどのようなものだろう。

私も大人になるので、真っ当に人を愛するということをしたい。

 

 

食い扶持を得るということを先生方は繰り返し説いていた。元も子もない言い方をされるなあと思ったけど、自分のような人間にはとても響く。夢がない。大層な理想もない。地球を救おうとか、思えない。車窓から見える、流れる風景をずっと見ていたいと思う。流れゆく家々の中で行われている、それぞれの暮らしや、沿線のうらぶれた飲食店で出されるまずい料理とか、そんなものをぼんやり想像したいと思う。そんな毎日を過ごしてみたいと思う。

 

熱海には3時に着くらしい。いつか伊豆に行った時と同じ、JR東海道本線に乗る。

〜〜〜

2020/01/04

社会人になる数日前の日記だ.

〇〇(筆者注:恋人の名前が入っていました)に大しては、去年の3月と全く同じ気持ちで大切に思っている。

〜〜〜

2021/07/19

すごい!こんな文章は今の私には絶対に書けません。そもそも改まりグセ(社会人グセ?)がついてしまったので、公開される文章をだ・である調で書くことすら憚られます。食い扶持はちょっとずつ、得られるようになってきた気がします。資格を取ったとかすごい専門性が身についたとかではないんだけど、素敵な人たちともたくさん知り合えたしなんとなく、こういう方向性でやっていきたいなというか、仕事にしたいことが見つかるようになってきました(学生の時は全く想像つかなかったよね、ただの怠け者だったし!すごいことよ!?)

ふくろうずも堀込泰行もD.A.N.も、今も大好きで聴きますが、感傷に浸ってばっかりもいられないよなあとあっさり自分のジメジメした部分を切り捨てるようになってきて、カラッカラに乾いて爽やかで、、今の自分がとても気に入っています。ダメな行動に走る自分もいるけど、それは客観的に見たらそりゃダメだよねということで、内面はすっかりカラカラ、ま、そういうこともあるよねとスパスパ先に進みます。さて、こんな調子でこの先もいられるか、わかりませんが今が一番マイナスの感情を抱いていないし、人生で一番爽やかなのです。

真っ当に人を愛するということをしたい、学生のくせに深遠な決意をするよね本当に。ぼんやり想像をめぐらすことしかできなかったくせに。可愛い恋人のことも、もっとくっきりと想像できるようになってきました。もしくは、謎は謎のままでどうしてもぼんやりなことはそのままで、でもここまではちゃんとわかっているというような。何を言ってるのか自分でも理解が難しくなってきた。とにかく、敬愛する教授の方々がおっしゃっていた食い扶持を得ることと、地に足つけて生活し他人を想像することを達成しつつあり、精神が闇に落ちる癖を20代半ばというわりかし早い時期に克服すらしつつあって、真っ当に人を愛することはまだまだ遠い。そんな感じなのです。

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