Fight Club (1999 America)

監督 David Fincher
原作 Chuck Palahniuk
出演 Edward Norton, Brad Pitt, Helena Bonham Carter, Meat Loaf,他

バイオレンス系の映画ってあまり見ようと思って見ないことが多くて
アクションものは好きで、トランスポーターとかワイルドスピードとかマトリックスとかは見よう!って観た記憶です

TSUTAYAがまだ街に2、3軒あった頃は毎週5本借りて夜中に映画鑑賞が楽しみの一つでした

この2022年秋から急にブラッドピットさん熱が上がりまして、ジョー・ブラック、セブン、デビル、ワンスアポンアタイム、リバースルーあたりを見漁ってます


あー、ファイトクラブ、めっちゃ流行った記憶。喧嘩するやつ。
くらいの情報しか持ち合わせてなく、90年代の映画のちょっと泥臭くて新しい手法どんどんやろうぜ!みたいな印象で見始めました

ブラピの肉厚なボディと高圧的で自信に満ちた感じを出すのめちゃくちゃハマり役ですよね!!!

かっこよいかっこよい
(ハンサムでキレイめなイケメン役多いなって勝手に思ってたけど、映画のラインナップ見ると暑苦しい汗臭さとややバイオレンス気味な役も多いよね

ブラピのあの態度でだったら何やっても許されちゃう!みんなのカリスマ!みたいな立ち位置で

エドワードノートンとは対極をよく描いている

ちょっと凸凹な、でも気の合うバディ映画って感じで進むのも面白い

癌患者の会に出て優越感得たり、自分とは違う生き方をしてることに身を置いたり

不思議な描きかた

主人公は不眠症で会社ではそんな高い地位が無くて、結婚してないしあちこち飛び回ってコキ使われたりするなんとも社畜らしいキャラクター

でも初手からエンドに向かうまでの物語の描き方がバディもので、それで終盤はそう来たかあーーー!って驚くし、映画として完成されてるなって、観終わってからの爽快さが観て良かった!って思わせてくれる

しかし、ブラピ演じるタイラー・ダーデンのいいかげんでルーズでやべぇ倫理観のキャラクターがほんとにいい味出してる

このキャストで映画作った監督に感謝

ケンカのシーンとか血生臭いし、痛いし、スプラッターとは違う生々しさあるよね
あとはレストランのあれはほんまやめて笑
脂から石鹸つくろうぜって痩身クリニックのゴミ箱漁るのもやべぇ


ヘレナ演じるマーラのダメ人間具合が霞んで見える


後半の飛行機飛び回ってタイラー探しまくるシーンからこれは、、、
って確信したけど、ブラピが虚構だったなんて許せない!実在してなかったなんて!!!ってブラピ命みたいな叫びしかなかった

けど、実在タイラーのエドワードは頬を撃ち抜いて、ブラピのほうは頭割れちゃってた演出だったからそっちやっつけたかったんだな、、、

でもなんか最後ブラピのタイラーの自信ありげなかんじに人格移行したみたいで不穏だったねー

しかし、1人ファイトしてるシーンはなかなかにシュールでホラー映画になるくらいの怖さを見せてくれたね


ブラピ見よーみたいな軽率な動機で見てすみませんでした
と、素直にごめんなさいしたくなりました


誰か俳優さん追いかけて見ると作品によって似たような印象の役を与えられたり、逆にブラピみたいに振り幅ある演技見られたり

映画とかお芝居とか舞台とか
そういった芸術は廃れることなく永遠に受け継がれてほしいな
なんて思った昨夜でした


2022 12月19日 鑑賞



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