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【トランス解説】ネクロの紹介【メギド72】

メギド72やってますか?

メギド72とは絶望を希望に変えるRPGです。
2019年ゲーム大賞優秀賞を受賞しています。
未プレイの方はまずインストールして遊んでみてください。面白いので。


このnoteではメギド72のタクティカルソートのひとつである、ネクロというトランスを紹介します。
パルスのファルシのルシがパージでコクーンみたいになってますが、注釈を入れると下記になります。
メギド72(ゲーム名)のタクティカルソート(戦術)のひとつである、ネクロ(戦術名)というトランス(戦術の分類)です。

なるべく正確・簡潔・平易を心がけて書きます。

前提知識から順番に説明しますが、面倒な方は編成テンプレと回し方解説から見て、必要に応じて戻るんでも全然いいと思います。
あとこのnoteのヘッダー画像は私の汎用ネクロ編成です。


タクティカルソートとは

メギド72というゲームでは「バフって殴る」以外の定型化された戦術を総称してこう呼びます。そんだけです。

大別すると、下記に分けられます。

  • 地形を用いるもの

  • 特殊状態を用いるもの

  • トランスを用いるもの

  • その他

トランスを用いるものの派生で特殊状態を用いたり、特殊状態を用いるものの派生でトランスを用いたり、トランスに有効なバフがあったりすることもあります。
公式から明確に「これがタクティカルソートです」って言われてるわけじゃないので、その他は人によって含んだり含まなかったりします。

メギドのタクソの概略図と派生関係

トランスとは

バフ,特殊状態,トランスの違い

よく混同されるんですが別物です。
違いを表にします。

特徴的な差異

バフと違い、特殊状態,トランスは共に強化解除に強いです。
また、トランスは重複不可、かつ編成全体に影響を与えるため、基本的に特殊状態より強力です。

改めてトランスとは

編成全体で、①カウンターを溜めることで、②強くなるという戦術です。
カウンターは行動に応じて溜まりますが、トランスによってカウンターが溜まる行動は異なります。
また、溜めたカウンターに応じて味方が強化されたり、溜めたカウンターを消費して技が強くなったりと、カウンターを溜めた効果もマチマチです。
とにかくカウンターを編成全体で溜めれば強くなります。

カウンターがいくつ溜まっているかや、溜めたカウンターの効果は戦闘中右下のアイコンから見られます。

ネクロとは

本題。ネクロとはどんなトランスか。

ネクロとは、
①敵か味方が死ぬことで、ソウルが溜まり、
②ソウルの数に応じて味方全体にダメージ軽減がかかる
トランスです。
また、ソウルの数に応じて一度死んだキャラクターのステータス(攻防速)が強化されます。
メギドによってはソウルを消費することで強化される技があります。

基本的に高火力を出すのは得意ではなく、耐久力に特化したトランスです。

ダメージ軽減はソウル10で最大の30%、
ステータス上昇はソウル15で最大の75%になる

ネクロが得意な相手

  • 単体高火力で確実に1人ずつ落としにくる相手。

  • 取り巻きが死んで蘇生してを繰り返す相手。

まあでもだいたい耐久できます。堅いので。
耐久しながら少しづつ削ることを許される相手ならだいたい勝てます。耐久性はトランスの中でもトップクラスです。

ネクロ練習用ステージことケツァルコアトル

ネクロが苦手な相手

  • 速攻しないと面倒な相手。

  • ガンガン回復してくる相手。

  • 防御力やダメージ軽減が高い相手。

  • 覚醒奪取を連打してくる相手。

  • 強化解除。特に強化解除を連打してくる相手や、強化解除全体奥義でDPSチェックをしてくるタイプの相手。

ネクロというトランス自体は火力出すのが苦手なので、速攻や高火力が要求される相手は苦手です。
また、ネクロサポーターは奥義や覚醒スキル発動のために覚醒ゲージを溜めることが多いので、覚醒奪取を連打されると、予定が狂う上に相手が奥義連打してきてとてもつらいです。
加えて、後述しますが、ネクロは自動蘇生というバフを活用するので、強化解除が苦手です。例外的に強化解除が苦手なトランスとなります。

ネクロに関係するバフ・特殊状態

ネクロに関係するバフ・特殊状態は主に下記の4種類があります。

  1. 自動蘇生(バフ)

  2. デスギフト(特殊状態)

  3. レイズギフト(特殊状態)

  4. 魂衣(特殊状態)

順に説明します。

自動蘇生

味方が死んだら自動で蘇生してくれます。
バフです。強化解除で消えます。
ネクロが強化解除に弱い理由です。

即時蘇生をスキルに持つキャラは2024年4月現在おらず、基本的には覚醒スキル,奥義,オーブ,MEに頼ることになります。特に奥義やオーブによる蘇生は普及率が高く編成しやすい一方で、連打しにくいという欠点があります。
よって、通常の戦闘不能後に蘇生する方式では後手後手に回り、蘇生が追いつかなくなることがあります。

そのため、自動蘇生はネクロ編成の前提となる場合が多いです。
以下に味方への自動蘇生付与を持つメギドを記載しておきます。

  • Bオリアス(専用霊宝)

  • Bデカラビア(配布)

  • Cユフィール

  • アガシオン(1回のみ)

  • アルマロス(レイズギフトの効果)

デスギフト

基本的には、次に死んだときに、相手にダメージやデバフを与える特殊状態です。
チェルノボグのデスギフトだけは味方にバフを配ります。

ものすごく強いダメージやデバフを与えられるわけでもあまりないので、あまり積極的には狙わないです。編成に入っててフォトンが余ったら使うぐらいでもいいと思います。だいたいはアタッカーが普通に殴る方が強いので。

レイズギフト

次に蘇生されたときに、自身にバフをかけたり、敵にデバフをかけたりする特殊状態です。
一部レイズギフトはリスキル(体力が全快でなく、バフもかかっていない、蘇生直後の状態で殺すこと)を防止するのに有用だったりします。オマケ程度効果のやつもあります。

以下にレイズギフトが強いと思うやつ(主観)を何個か挙げます。

  • Cマルファス: 回復40% & ダメージブロック40%

  • Cユフィール: 覚醒+99 & 攻撃力バフ25%

  • アガシオン: 回数バリア3回 & 素早さ30%上昇

  • アルマロス: 回復30% & 自動蘇生30%

特にアルマロスは、全体蘇生奥義に回復と自動蘇生の効果のついたレイズギフトを全体に配る効果まで付いてるので、鬼のように強いです。後述しますが、アルマロス1人でもネクロを成立させられるレベルです。

魂衣

以下の2つの効果を持つ特殊状態です。
①戦闘中戦闘不能になったことがないメギドでも、ネクロのステータスのバフを適用する。
②攻撃を受けると解除され、ソウルを+2する。

自身に付与する手段として、Bアクィエルの覚醒スキルと、SSRオーブの逢魔牛丸があります。
また、味方に付与する手段として、Cアンドロマリウスのスキルがあります。

Cアンドロマリウスのスキルで魂衣をばら撒く動きが強いです。持ってる人はバディラッチェを持たせて編成してあげるといいです。

ネクロに関連するオーブ

ネクロに使うオーブを説明します。
基本的には蘇生オーブを1~2個持たせます。

蘇生オーブ

メイジマーマン

入手: ガチャ
特性: 素早さ上昇
技: 単体蘇生(CT2)
バーストのオーブ枠が余ったらとりあえず持たせておけばいいです。

戦場の小夜啼鳥

入手: ストーリードロップ メインステージ102
特性: 自動回復
技: 単体蘇生(CT2)
カウンターのオーブ枠が余ったらとりあえず持たせておけばいいです。

死霊葬送人

入手: ストーリードロップ メインステージ70
特性: ゾンビ耐性
技: 単体蘇生(CT3)
戦場の小夜啼鳥の代用品。メインステージ102未到達の場合はこちらを使用することになりますが、CTが長いので使いづらいです。多めに持ちましょう。

エンジェリル

入手: ガチャ
特性: 蘇生時覚醒全消費して自身スキル追加
技: 全体蘇生 & 自身即死(CT3)
特性の蘇生時スキル追加が強いです。タンクに持たせて蘇生後即かばったりに使えます。
Cキマリスに持たせてダメージソースにするのがテンプレになっています。
技は基本的に使わないですが、味方が壊滅したときに、立て直しに貢献することがあります。

デスギフト・レイズギフト

神像アラハバキ

入手: 大幻獣(原種)
特性: ソウル増加時HP10%回復
技: 自身以外に、【戦闘不能時、敵単体にダメージ】のデスギフトを付与(CT2)
Bアムドゥスキアス専用オーブです。特性の回復も、技のデスギフト付与も、それなりに使えます。

妖魔ヴァル

入手: ガチャ
特性: 完殺耐性
技: 味方単体に自動蘇生と【戦闘不能時、敵全体にダメージ+呪い】を付与(CT3)
自動蘇生を付与できるオーブですが、CTが長いのでこれだけで自動蘇生を十分に配るのは難しいと思います。デスギフトの効果自体は強い方なので、蘇生オーブを十分に持った上で枠が余ってたら1枚ぐらい編成してもいいかもしれません。

その他

  • ボーパルバニー、ヒュブリーデ、帯電獣などの覚醒増加
    自動蘇生,デスギフト,レイズギフトの付与や、全体蘇生は奥義効果のものが多いので、あると嬉しい。

  • ホーリーフェイク、クラウンプラブナ,ネクロスなどの回復やバリア
    敵の攻撃が苛烈だと蘇生が追いつかないので、やはり回復やバリアも併用して耐久したい。

  • シアンカラット,モグラ・マグラなどの状態異常耐性・治癒
    目眩,感電,呪い,病気,束縛あたりの状態異常はやっぱりネクロを回す上でも障害になるし、何より完殺が怖いので、必要に応じて入れたい。バーストはBユフィールがネクロとの相性がいいので、Bユフィール入れて予防する方が早いです。

編成テンプレと回し方

今回は下記の3種類の編成テンプレと耐久の仕方を紹介します。

  1. Bアムドゥスキアス軸

  2. Cユフィール軸

  3. アルマロス軸

3種類の編成がありますが、目指すところは共通して「ネクロを起動して」「全体に自動蘇生をばら撒く」だけです。

Bアムドゥスキアス軸

基本的に前列が死ぬのを後列で蘇生することになる

固定メンバー
リーダー: Bアムドゥスキアス/神像アラハバキ
右端: Bオリアス/メイジマーマン

左端候補: Bユフィール,Bデカラビア、リヴァイアサンなど/メイジマーマンなど
蘇生手段がもう1人いると粘り強さがさらに上がる。

左中、右中候補: 自由枠やアタッカー枠(ME的にはカウンタートルーパー)
前述のエンジェリルCキマリスや同じく配布のマスティマ、ガチャ産だが強いアタッカーのタナトスなど火力要員を入れたり、レイズギフトが強いCマルファスを入れたり。ME無視してブエルやフォラスなどサポーターを入れたり、敵に合わせて対策メギドを入れたり自由。
ただし火力を出す手段を何かしら入れておかないと本当に泥沼の戦いになるので注意。

解説
Bアムドゥスキアス覚醒スキルやオーブで蘇生、Bオリアス奥義で全体自動蘇生を配って耐久する方式。
BアムドゥスキアスのMEにより、誰かが死ぬとBオリアスの覚醒ゲージが溜まるため、実質2ゲージで全体自動蘇生付与ができる。また、Bアムドゥスキアスの覚醒ゲージも毎ターン+1されるため、蘇生覚醒スキルも連打しやすい。
前列にカウンタートルーパーを置いた場合、オロバス爆弾みたいな効果が乗る。特にエンジェリルCキマリスを置いた場合、MEの効果とキマリスのスキルにより、蘇生しているだけでどんどん敵のHPが削れる。
ソウルが溜まる前に後列から落とされるとつらい。前列が集中攻撃される敵におすすめ。

基本の回し方

  1. 最初はBアムドゥスキアスのスキルでネクロ起動後、BアムドゥスキアスとBオリアスの覚醒ゲージを溜める。

  2. 味方が死んだら、オーブやBアムドゥスキアスの覚醒スキルで蘇生する。

  3. ソウルが4個以上貯まったら、Bオリアスの奥義を打ち、味方全体に自動蘇生をかける。奥義を打ったあとはまた覚醒ゲージを溜めておく。

  4. 味方が2人以上自動蘇生を消費したら、またBオリアスの奥義を使って味方全体に自動蘇生をかける。先に1人が複数回死んだときはオーブやBアムドゥスキアスの覚醒スキルで蘇生する。

  5. 余ったフォトンで攻撃や回復、デスギフト・レイズギフトの付与などを行う。味方が死んでソウルが溜まってくると、味方全体の耐久力が上がってくるので、攻撃にフォトンを回しやすくなる。

Cユフィール軸

前列も後列も死ぬときはCユフィールのMEが強い

固定メンバー
Cユフィール/蘇生オーブなど
Cアンドロマリウス/バディラッチェ,蘇生オーブなど

他: 自由枠やアタッカー枠
特に他に入れておきたいキャラはいない。前述のエンジェリルCキマリスやタナトス、Cマルファスなどネクロキャラを入れたり、CベレトやCスコルベノトなど範囲蘇生キャラを入れたり、アガシオンやCサブナックなど盾役を入れたり自由。
ただし火力を出す手段を何かしら入れておかないと本当に泥沼の戦いになるので注意。
誰を入れるにしても誰かに蘇生オーブは持たせておきたい。

解説
Cアンドロマリウスのスキルでソウルを荒稼ぎし、Cユフィールの覚醒スキルで味方全体に自動蘇生をばら撒く方式。
どちらもリーダーになることで劇的に運用効率が上がるわけではないので、自身自動蘇生を持つCユフィールがリーダーでも、カウンタートルーパー自動蘇生を持つCアンドロマリウスがリーダーでもOK。派生として、カウンターファイターを自動蘇生するCメフィストをリーダーにする編成や、どちらもリーダーにせずに他のタクティカルソートと混ぜる編成もある。つまり自由度はBアムドゥスキアス軸より高い。

回し方

  1. スキルはCアンドロマリウス、アタックとチャージはCユフィールに渡す。魂衣の配布とソウル溜め、Cユフィールの覚醒を目指す。

  2. ソウルが4個以上溜まったら、Cユフィールの覚醒スキルで味方全体に自動蘇生を付与する。

  3. 味方が2人以上自動蘇生を消費(あくまで目安。Bアムドゥスキアス軸と違い、Cアンドロマリウスでいくらでもソウルが稼げるので、ソウルの採算をあまり考えずともOK。)したら、Cユフィールの覚醒スキルで味方全体に自動蘇生をかけなおす。

  4. 余ったフォトンで攻撃や回復、デスギフト・レイズギフトの付与などを行う。味方が死んでソウルが溜まってくると、味方全体の耐久力が上がってくるので、攻撃にフォトンを回しやすくなる。

アルマロス軸

もうこいつ一人でいいんじゃないかな

リーダー: アルマロス/メイジマーマン

他: 自由枠やアタッカー枠
右中や左中にバーストファイターを置くと自動蘇生MEの対象になるのでおすすめ。それ以外でも全然問題なくネクロとして回る。
ただし火力を出す手段を何かしら入れておかないと本当に泥沼の戦いになるので注意。
誰を入れるにしても誰かに蘇生オーブは持たせておきたい。水獣ソーサラーやマジェスティなど、アルマロスにチャージを供給できるオーブを入れても良い。

解説
アルマロスの奥義を打つだけで死んだ味方は蘇り、蘇った味方は死んでも蘇るようになる。つまりアルマロスの奥義を定期的に打つだけでOK。
そして、アルマロスはスキルを打つとネクロを起動し、自身をスキルブレイク待機状態にし、自身のチャージを強化する。リーダーのアルマロスにはネクロ中は毎ターン自動でスキルフォトンが追加され、敵のスキルをブレイクすると自身にチャージを追加する。
つまり少ないフォトンで、敵のスキルの妨害をしながら自身の覚醒ゲージをガンガン溜め、全体蘇生と全体自動蘇生レイズギフト効果の奥義をガンガン回せる。個人完結の完成度が高すぎる。
スキルブレイクを活用する都合上、スキルが強い相手の方が得意。……ではあるのだが、別に自分でチャージ積んで奥義打ってもいいのでなんでもいい。

回し方

  1. アルマロスのスキルでネクロを起動、スキルブレイク待機状態&チャージ強化を付与する。

  2. 敵のスキルをブレイクしてチャージ追加したりして、アルマロスの覚醒ゲージを溜め、奥義で全体に自動蘇生レイズギフトを配る。

  3. 味方が死んだら奥義やオーブで回復し、自動蘇生レイズギフトを配りなおす。

  4. 余ったフォトンで攻撃や回復、デスギフト・レイズギフトの付与などを行う。味方が死んでソウルが溜まってくると、味方全体の耐久力が上がってくるので、攻撃にフォトンを回しやすくなる。