アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第14話編②(問題だらけ?のブレイディ・フォックス)

境界戦機も第二期に入り新型機を投入してきた。
これ自体は曲がりなりにもロボアニメなので当然なのであるが、肝心の新型である『ブレイディ・フォックス』が何とも残念な代物になってしまっている。
主観的なものになるがこの『ブレイディ・フォックス』(以降フォックスで呼称)について言及してみたい。

まずこのフォックスだが公式の紹介では『北米同盟軍の新型主力アメインで機動力と汎用性に優れている』という趣旨のことを言われているのだが、1話の描写を見る限りその説明は不適切なのではないかと思えてしまう。
1話におけるフォックスはレーザーライフルに大きな金属製の盾を装備した射撃戦主体の運用がなされており、戦列歩兵のごとく横並びで動く描写がされていた。
その後も駆け足で動く様子はあっても棒立ち状態で描かれることが多く、復活したケンブはおろか補給が不足して機体が万全でなかったジョウガンやレイキにさえ呆気なくやられるシーンまである。
こんな状態では機動力が高いと言われても説得力がない。これなら「自立思考型AIを搭載したこともあり汎用性が高い」とでもしていた方が後になり軽装備で活発に動き回るフォックスとかやっておけば「おやっ」と思わせられることが出来たかもしれない、知らんけど。
それとレーザー兵器。こちらは反動が少なく威力も十分なものであるようだが、如何せんいきなり出てきたものなので違和感が大きいのは否定出来ない。
こんなことなら前の話でゴーストあたりがレーザーを持ってたことにして切り札的な使わせ方をさせて味方に大ダメージを与える展開でもやっておけば違和感も多少はマシになり、あれより劣るとはいえ量産型が大量に持ってることのプレッシャーをより感じられたのではないかと素人考えながらそう思わざるを得ない。

とにかくこのフォックスひとつを取ってもアニメスタッフの拘りのなさが目につくのは本当に残念である。
それとこれから話数が進むにつれて一方的にやられるだけのメカになってしまわないかと不安になってしまう。杞憂ならいいのだけど…

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