アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第13話編(巻いていこう)

ちょっと色々あってかなりナーバスになってたのは我ながら不味いと思いつつ、少し巻いて話してく。
そうでもしないとやってられない。

前回まであの手この手で攻撃も加えるも全然効いてる気配がなく驚愕するアモウだったがガイに発破をかけられて奮起する。この時リサのことを思い出してるのだが「他の人も」って言う割りにはリサのことしか頭にないやんけと言いたくなるが、これは描写をマトモに用意しなかったスタッフの責任なんだと思うことにする。
そんな様子をドローンの撮ってる画面から眺めるブラッドは「少し遅れた」なんて言ってる。「漁夫の利を得る」と言いながらこの体たらく、よくグラハムとか言われるがここからのブラッドはマクギリスどころか某イオク様のような雰囲気で描かれている。

そうこうしてる内にジョーガンとレイキが損傷し、もぎ取られた部品からエネルギーをゴーストに奪われるという事態に。
そこに(楽チンな方の仕事をやってた)ゴーケンから連絡が入り、自由アジアのデータを見せてもらえることになる。
するとケツの部分の排が熱システムになってることがサーモグラフから判明、そこを潰して熱暴走に追い込むことになった。

さてここまででもかなり突っ込むところがあるが、まず助けた自由アジアの軍人があまりにチョロすぎやしないだろうか?ご都合主義の恩恵を受けてるヤタガラスもといゴーケン、それを少しはメイレス組に分けてやってほしい。
そしてそうまでして得られた情報のショボさ…
サーモグラフくらいメイレスにも搭載してそうたがそんなことはなかったということか。
というかゴーストと構造が似ているメイレスもケツの部分が排熱機構だったりするのだとしたら、そこにブースターくっ付けてるレイキって大丈夫なんだろうか?…なんて余計なことを考えたりしてしまう。

さてゴーストとケケリをつけるためにガイがアモウにケンブだけに都合よく搭載されてたリミッターシステムの存在を打ち明け、これを使用することを提案する。勿論アモウはこれを承諾し決戦に望むのだった。

リミッターを解除したケンブの力はそれまでとは大違い。機動力と運動性能は劇的に向上し手にした刀はオレンジから青色に色を変えて威力も増強されるのだった…

ちょっと待て。
どうした機体のリミッターを外すと武器の性能も上がるんだ?その刀がケンブの専用武器だからにしても唐突感が否めない。それもそのはずで本編通してろくに活躍してないのにいきなりパワーアップ展開なんてされてもカタルシスよりも空々しさの方を強く感じてしまう。
そも終盤で限定的に能力を引き上げる展開なんてものは手垢が付いたものであり新鮮味に欠けるのだが、それをまた出してくるなんてと文句の一つも出てくるもいうものだ。

この辺りでナユタが「俺たちの勝率が上がってくぜぇ~!!」なんて鬱陶しいことを言い出してるが、よくよく前後の発言と合わせて考えるとトンデモないものが見えてくる。
というのもこれより前に彼らは「勝率は五割だったがドンドン減少してる」と言っており、その勝率とは改造される前のゴーストとの戦闘シミュレーターで出したものだとすると、強化される前のゴースト相手にすら確実に勝利出来るか怪しい状態で作戦に臨んだのかと唖然とさせられる。

まぁそう言いつつもケンブの活躍とジョーガンのアシストでゴーストのケツは無事吹っ飛ばされ熱暴走に追い込むことには成功するのだが、ここで事態はおかしな方向に転がっていってしまう。

熱暴走を起こしながらもその場から逃げようとするゴーストに対して、どういう訳かケンブが突っ込んでいってしまったのだ。アモウが言うには「危険だから無視できない」「ここで逃がせば大勢の人が危険に晒される」「人を助けるのがレジスタンスだろ」とのこと。
お前はなに言ってるんだ?マジで。

案の定ゴーストの大爆発に巻き込まれてアモウはケンブごと吹っ飛ばされて生死不明に。しかしよくよく考えてみれば切り札のメイレスが全機行動不能とか自由アジアの山狩りに遭ったらヤタガラスはおしまいだぞ?アモウは無責任の謗りを免れないのでは?

まぁ自由アジアにそんな様子もなく「隠岐の島の住民を元いた場所に戻さなきゃ」なんて呑気な様子。ゴーストがやられたからってそりゃないよ。

ヤタガラスもヤタガラスで能天気に隠岐の島で捜索作業しててどっちもどっちなんだが。
ガシンの「馬鹿野郎…」という台詞で一期は締め括られる。そりゃこっちの台詞だよ。

そして次回は八ヶ月後とのこと。次回予告でガシンが「オレはゴーストを倒すことしか考えなかったが、アモウは誰かを助けるためと言ってた…」…という具合に株を下げられつつ今度こそおしまいである。

…ホントに色々と言ってやりたいことがあるがそれは次回の記事に話していくとする。




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