アニメ『境界戦機』の個人的な感想 第17話編①(思ってたのと何か違う)
前回ガシンが必死になって呼び掛けたこともあり自分の身に何が起こったのか話す気になったアモウだが、彼から語られたのは(ある意味)衝撃的な出来事であった…!
ツイッターの方でおかしなのに絡まれたりしたからか何としてもこの感想文を完遂してやろうという気持ちになってるので(何で?)この気持ちのままやっていこう。
秘密施設での生活
隠岐の島戦の後トライヴェクタの人間に回収されたアモウは彼等と行動を共にしていた訳だが、ブレンゾン社もろとも関連施設が襲撃を受けて秘密の施設に逃れていた。
そこでアモウはアメイン訓練のアドバイスをしたり警備部隊の訓練に付き合ったり施設の子供たちの世話なんかをして過ごしていたそうだ。
かなりキツい訓練にも付き合ってる様子を見るとアモウはヤタガラスに復帰するつもりでいるようで、それにケンブの方も改修した機体が完成しつつあると聞かされてガイと一緒にやる気を見せている姿は今現在の暗いアモウとはかけ離れているように見える。
しかしそこに予期せぬ事態が降りかかる。
正体不明の相手の敵襲である。
突き付けられる現実
この施設は陸の孤島(二度アモウから言及される)ということで補給は外部からに頼っていたのだが、それが仇となり補給車両に偽装した敵の部隊の正面突破を許してしまう。
もう一度言う、正面突破である。秘密の施設と言っておきながら警備関連が杜撰だったのだ。
その前のシーンで屋外らしき場所で堂々とアメイン訓練をやらせていたのにアメインを警備に回してなかったり警備員が遮蔽物に隠れもせず棒立ちで応戦してやられちゃってたりと目も当てられない。
呆気なく侵入を許したばかりかゴーストをベースにした攻撃プログラムまで食らったことで施設のプロテクトは破られ、施設は容赦ない攻撃にさらされてしまう。
この状況でアモウも防護ベストと拳銃を渡されシェルターまで避難するのだが、敵に追いつかれ銃撃されてしまう。
先ほどまで言葉を交わした人達が凶弾に倒れる様を見せつけられたアモウは錯乱状態に陥り、手にした拳銃で襲撃者のひとりの両目を正確にぶち抜くが多勢に無勢、ここまでかと思ったところで救援が間に合い九死に一生を得るのだった。
撃ち尽くしても手から離せなかった拳銃に気付き振りほどくようにそれを手放したアモウは自分のあたりに目を向ける。
そこには怯えきった子供たち、一人は倒れた状態で警備員の介抱を受けてすらいる状態であり、そのうちの一人が自分に恐怖の表情を向けていたのを見たしまったアモウの心に拭いがたい傷を残すことになってしまった。
それを聞いたガシンの「お前は悪くない」という言葉もアモウに届かず話し終えてすぐにその場を離れてしまった姿からその傷は相当深いものであることが窺える。
果たしてこの窮状をいかにして脱するのだろうか…
ちなみにこのアモウの告白と同じ内容をキリュウやゴウケンはミスズから聞くことになるのだった。
色んな意味で台無しだよ!!そういうところやぞミスズとスタッフはよぉぉぉおおおーッ!!!
これ場所をわざわざ別にする意味はあったのか?ガシンやシオンらだけだったから言えたとしてもそれでアモウの精神状態が好転した様子もなくてこれならいっそ人を集めて話した方が良かったんじゃないかとモヤモヤさせられる。
今回の話はシーンによっては上手い見せ方をしてる所があったりしているのだが基礎になっている脚本やシチュエーションがお粗末なのが足を引っ張っているのが大いに残念であった。ここだけの話アモウが自分が撃ちきった拳銃を握りしめてることに気付くシーンとか良い意味でおっとさせられたから余計にそう感じてしまう。
そして今回に限って言えば北米サイドの描写もこの話の興を殺いでしまっていると言わざるを得ない。それについては次回で詳しく言及したい。
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