「スクールガールストライカーズ」に関する所見

はじめに

 この記事を書くにあたって、私自身、2014年から「スクールガールストライカーズ」を初めて今に至るまで続けていることを申し上げておく。
 「スクールガールストライカーズ」(現在は、「スクールガールストライカーズ2」に改名している。)、通称「スクスト」はスクエアエニックスから出たソシャゲであり、正直あまり人気があるとは言えない。なぜなら、ソシャゲには、よく「○○万人記念」ということで、記念ガチャがあるが、このゲームは2018年10月の「500万人記念」以降、こういったことは行われていない。なぜ、サービス終了しないのかが不思議なくらいである。
 そのようなスクストについて、隊長歴6年の個人的な観点から、様々な所見を述べていきたい。なお、「スクールガールストライカーズ」及び、「スクールガールストライカーズ2」は、基本的な違いはないため、「スクスト」と記述する。

第一章 キャラクターについて

 現在、スクストには、38人の生徒がメインキャラクターとして、登場している。それぞれの設定は、個々に記述するのは、膨大になってしまうため、控えるが、それぞれのキャラクターの設定の濃さは、ソシャゲの中でもかなり上の方だろう。人数も多く、キャラクターデザインも非常に凝っていて、可愛らしいキャラクターから綺麗なキャラクターまで豊富である。最近は、追加されるということは少なくなったが、リリース当初から、毎年追加キャラ(チーム)がいた。唯一の欠点と言えば、キャラクターデザインや立ち絵が良いにも関わらず、スクストの象徴ともいえる3Dモデリングが、逆に、キャラの良さを潰してしまっていることだと個人的には思う。

 3Dモデリングのせいで、どうしても好き嫌いが分かれてしまうのはもったいない。昔、スクストからスクスト2に変わる時、超美化されたモデリングがあったが、もし、スクスト2に変わる時、あのモデリングに変えていれば、新たなユーザーを獲得できていたかもしれない。そもそも、「ラブライブAC」や「ドラゴンクエスト11」といった3Dゲームを出しているスクエアエニックスの開発でありながら、6年前のモデリングをずっと使い続けているのもおかしい気がする。

 キャラクターについて、自分自身、蒼井雪枝ちゃんが一番好きだが、モデリングよりも立ち絵が好きだし、マンガ版絵柄は至高である。

第2章 ゲームとしてのスクスト

第1節 ゲーム性はあるか

 ソシャゲというだけあって、ゲーム性はどうなのかになるが、全く無いと言える。ただ、レアリティの高いメモカを装備して、あとはキャラが買ってに殴るのを見るだけである。一応、同じレア度のメモカでも軽微であるが性能は違うっぽいし、親愛度でバフはかかるため、育成する価値はあるが、他のソシャゲの当たりキャラやステージ毎に編成を考えるということはしなくても充分である。
 逆に言えば、好きなキャラに愛を注ぐことが出来、「このキャラ好きだけど、強くないからパーティーから外す」ということが無い点は評価出来よう。
 以前、エイプリルフールネタで、「スクスト無双」という、キャラクターを操作して、無双ゲームのように遊べることがあったが、これがめちゃくちゃ面白く、エイプリルフールネタにはもったいないくらいで、何なら、据え置きゲームとしてしっかり開発すればいいのにと思うレベルだった。

実際のところ、ユーザー層は年齢的には高めなので、これくらいの作業ゲーの方が受け入れらるのかもしれない。

第2節 スクストにおけるイベント 

 イベントについてだが、同じ内容の方式を6年間続けているが、他のソシャゲも大体同じなので、そこは良いとして、戦闘をただ眺めるだけで、「このイベントにはこのキャラが強い」みたいなのもなく、単調なことを続けるのは骨が折れる。
 さらに、スクストは「世界で一番コスチュームの多いソシャゲ」としてギネス記録に載るくらい、コスチュームが多い。そのコスチュームを月初めのイベントで取れるわけだが、結局、月末の「協力戦」(後述)で取り逃しても取れるので、そこで頑張る必要もない。(限定コスチュームは取る価値はあるが、頑張らなくても取れる)

 私が個人的にイベントで辛いことは、いくら頑張ってもイベント上位が取れないことである。

 スクストにおける頑張るイベントは、月の中旬にある「特訓」と月末にある「協力戦」である。特に、協力戦はアツいイベントになる。これらのイベントで頑張る方法は、ただ一つ「課金」しかない。反論の余地などないくらい課金しかない。なぜ、私が、課金しか方法は無いというかというと、非常に長くなるが、以下に述べる。

まず、協力戦の上位を狙うには、チームの育成が不可欠である。現在、私の選抜チームの攻撃力は、「1,877,134」これが、実質無課金勢の(最後に課金したのは5年前くらい、伊緒のURの「破軍のセレナーデ」が欲しくて5000円課金した。最近になって、レアガチャで当てた。)6年の成果である。これで、協力戦で叩き出せるスコアは最大30000程度であり、平均すれば大体5000~10000である。
 このスコアを伸ばすためには、ガチャで、特効メモカを取る必要があり、ガチャを回すには、ガチャ券が必要であり、それを得るために、今度は特訓イベントを頑張る必要がある。もちろん課金でも回せる。
 協力戦を回すためには、エリクサーで探索ポイントと協力戦ポイントを回復していく必要がある。

 さて、ここからが、課金が必要になるのかという本題に入る。先述した、私のチームの攻撃力で叩き出せるスコアは大体5000~10000。イベント上位に食い込むには、大体10億以上のポイントを取る必要がある。つまり、途方もない量のエリクサーを消費する必要があり、そのエリクサーを課金して買う必要がある。
 ちなみに、以前300近くのエリクサーを消費して得られた順位は6000位程度だった
 さらに、もし自分がトップ層に食い込むには一日どれくらいの課金が必要か計算したところ10万円という数字がでたことがある。

 では、トップ層は一日にそんなに課金しているのかと言われれば、10万はいかずとも、割とな額を課金しているだろうが、チームの攻撃力が全く違う。私は、最大30000スコア程度だが、彼らは平気で10万スコアをだしてくる。正直勝てるはずがない。

 今現在、スクストを6年やっているが、最近は上記のこともあり、めっきりイベントへの意欲が無くなってしまった。

 ちなみに、以前配信していた「スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ」は、ちょっと頑張れば、平気で上位に食い込める(私は、最高で3位になった)

第3節 ストーリーの濃厚さ

 スクストは、ノベルスタイルRPGと自負しているくらい、ノベル部分、つまりストーリーが濃厚である(どこかのソシャゲも見習ってほしい…)。

 ストーリーを解説するのは面白いが、恐らく文字数が論文レベルになるので、今は控える。
 パラレルワールドを舞台に展開されていくが、このパラレルワールド設定のおかげで、めちゃくちゃ深い設定で各エピソードが展開されるため、ストーリー目当てにスクストをやってみることをお勧めしたい。たまに、難しい宇宙関連のワードが出てくる上に、設定が複雑すぎて、何が何なのか分からなくなるレベルだが、それが楽しい。さらに、毎回の展開もめまぐるしく、いつも、ストーリーを貯めておいて一気見をするが、次が待ち遠しくなるくらいで、一回はまると沼になる。
 出来ることなら、ライトノベルとして実際に売り出してほしい。昔、ラノベ自体は発売されていて(私も持っている)、長らく出ていないが、そろそろ昔のストーリーをリメイクして出しても良いと思う。

 ちなみに、アニメ化されたことがあるが、あまりの設定とストーリーの濃厚さ故に、スクスト未プレイ民を置き去りにするがごとく、様々な展開が起きた。(でも多分、作画が一番の問題点

おわりに

 ここまで、スクストについて述べてきたが、総括をすると、もう少しゲームとしてユーザーを楽しませてほしいに尽きる。後、惜しい所も多々ある印象である。
 ただ、スクストは私のオタク人生の始まりの作品であり、恐らくこれがなければ、今の私はいないだろう。そのくらい思い出深いのである。だからこそ、意見を呈し、改善して欲しいというのがいちユーザーの願いだ。

最後に、もし、運営の人が見ていたら、スクスト無双を復活させてください。エテルノランドに追加してください。全キャラ操作させてください。なんなら、フルプライスの据え置きゲームとして開発してください。


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