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誰でも漫画家になれる新サービス「World Maker」をつくりました

少年ジャンプ+から、2021年9月8日に新サービスがリリースされます。
その名も「World Maker」
「新しい物語世界がここから生まれて欲しい」という願いを込めてネーミングしました。

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セリフやあらすじを文章で書くだけで、自動で漫画のコマ割りになる。そこにキャラや背景などのパーツを配置するだけで漫画がつくれる。そんなサービスです。絵心や画材がなくてもスマホさえあれば、誰でも漫画家になれるチャンスがあります。

▼ 「World Maker」で出来ること

「World Maker」では、4つのステップで漫画家になるためのツールを提供していきます。

jwm_press_できること

ステップ01:脚本を書く
セリフをふきだしにしたり、ナレーションにしたり、コマを分割したり、ページを切ったり。必要な能力は、文章を書く能力だけです。空想していた物語の構想を、文章にすることで、漫画のベースをつくります。

ステップ02:自動でコマ割り化
最初に書いた脚本を、自動でコマ割りにできます。漫画のフォーマットでみることで、文章で考えていた時の物語とは別の印象を感じることができます。コマ割りになった物語と脚本を行き来しながら、漫画としての物語構成を試行錯誤をしてください。コマ割りの種類も複数用意しているので、自分の考えた物語にぴったりのコマ割りが見つかるはずです。

ステップ03:パーツを配置
キャラ、背景、アイテム、オノマトペ、漫画記号など、様々なパーツを用意しています。スマホ操作に最適化したUIで、直感的に配置することで、より漫画らしい表現にブラッシュアップすることができます。約60万点のパーツを用意しているので、ある程度は思い通りの表現が可能になっているはずです。さらに、自分の写真フォルダの画像をアップロードすることも可能です。手書きのイラストや、友達との写真を漫画の素材にすることもできるので、表現の幅がぐっと広がると思います。

ステップ04:完成したら公開
完成した作品はぜひ公開してほしい、と思っています。つくった作品をみんなに見せるのは、「恥ずかしい」など躊躇もあると思います。けれど、みんなに見せることで意外な反響と出会うことで、きっと創作モチベーションが上がるとも思っています。公式ツイッターで、面白い作品を紹介していくことで「反響があった!」という成功体験を後押ししたいと考えているので、照れずにどんどん作品を発表して欲しいです。

▼ どんな「漫画ネーム」をつくれるのか?

↓ 例えば、魔法の世界のファンタジー。

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↓ 例えば、日常感のあるラブコメ。

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↓ 例えば、ヘンテコな異世界に転生してしまった主人公。

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色んなシーンにぴったりのパーツを素材として用意しなきゃ!!と思っていたら、気づいたら約60万点ものパーツができていました。キャラクターに関しては、髪型×表情×ポーズを自由に選べて、さらにはあらゆるアングルからの描画にも対応しています。出来る限り、自由度の高い表現を可能にしようと沢山のパーツを用意しています。
さらに、国民的な無料素材サイト「いらすとや」さんにもご協力を頂き、漫画に合わせた白黒素材にした上で、「World Maker」内でも提供を行います。検索機能もあるので、表現したい内容にあったパーツがきっと見つかるはずです。この場を借りて、素材を提供してくださった「いらすとや」さんに改めて感謝申し上げます。

jwm_press_いらすとや

▼ β版リリース後にも「ユーザーの声」で成長をしていきます

今回のリリースはβ版です。つまり、開発途中で試行錯誤中のサービスです。
ユーザーにとって使いやすいサービスを目指して制作を進めていますが、「こういう機能って面白いんじゃないだろうか?」という実験的な機能や、「もっとこういう機能があったら便利だけど、実現できていない...!」みたいな部分も沢山ある現状です。それでも、いまのβ版のままリリースする理由は「ユーザーの声を聞きながら、本当に望まれているサービスを実現するため」です。β版のサービス公開後、アンケートを実施するので、ぜひ忌憚なきご意見を頂ければ嬉しいです。改善できることを真摯に受け止めながらサービス開発を進めていこうと思います。
(例えば「最大4ページまでしか制作できない」「脚本完成後はコマ割りの変更が出来ない」など、まだまだ至らない点もあります)

▼ クローズドβとオープンβについて

「World Maker」では二段階のリリースをすることにしました。
応募してくれた人の中から抽選で選ばれた人だけが体験できるクローズドβ期間と、誰でも体験できる状態にしたオープンβ期間(9/22〜)。
まずは、最小限の人たちに体験してもらい、サービスの安定性や反応を確かめるユーザーテストを行うことで万全の状態にした上で、より多くの人に広く体験してもらえる期間を設けたいという方針です。本日から9/5(日)23:59 までの間、以下の方法でクローズドβへの参加応募を受け付けていますので、興味のある方はぜひ応募してみてください。

jwm_press_応募要項 (2)

World Maker」公式アカウントのフォローはこちらから

▼ 本当に「漫画家デビューできるチャンス」も用意しました

jwm_press_コンテスト (1)

沢山の人に「World Maker」をつかってもらいたいので、β版リリースと同時に「World Maker ネーム大賞」を開催することにしました。「World Maker」で最大4ページのお題に沿った漫画ネームをつくって公開するだけで、応募できます。集まった作品の中から審査を行い、大賞(2名)を選定し、ジャンプ作家である「宇佐崎しろ先生」と「大石浩二先生」に作画をしてもらえる権利が与えられ、ジャンプ+でも掲載が確約されます。さらに、大賞にはそれぞれ30万円の賞金もご用意しています。この機会にぜひ、漫画家デビューを叶えてみませんか?

<漫画ネーム大賞応募概要>
◎応募期間:
 2021年9月8日(水)0:00~2021年10月8日(金)23:59 計31日間
◎募集内容:
 下記のテーマに沿って「World Maker」で制作した漫画ネームを募集
【お題】①どこか奇妙な異世界ファンタジー、②ある夏の日常について、③続きが気になる4ページの漫画
※商業誌(WEB商業誌含む)へ未発表の読切ネーム。ページ数は1P~4Pです。
※個人同人誌や個人アカウントのTwitter、pixivなど商業誌(WEB商業誌)ではないものに掲載したものなら応募可能です。
※日本語以外の言語でのご応募はご遠慮ください。
※応募者がその著作権を完全に有するオリジナルの未発表作品に限る
◎応募方法:
 1. 「World Maker」 β版【少年ジャンプ+】Twitter公式アカウント(@WorldMakerApp)をフォロー
 2. 指定ハッシュタグ#WorldMakerをつけて、漫画ネームの画像をツイートしエントリー完了
 ※「@WorldMakerApp」へのフォローは維持ください。受賞時など、TwitterのDMにてご連絡いたします。鍵付アカウントからの投稿は無効となります。
◎賞品内容:
 ▼ 大賞(大石賞・宇佐崎賞)
 2名に30万円、大石先生or宇佐崎先生により作画・ジャンプ+に掲載(ジャンプ+への掲載は2021年度中を予定)
 ▼ 優秀賞
 各5名(計10名)にAmazonギフト券5000円
◎参加資格:不問
◎参加費:なし
◎審査員:ジャンプ+編集部、大石先生、宇佐崎先生
◎結果発表:2021年12月初旬予定
◎著作権の扱い:
著作権は応募者に帰属
※受賞した場合は、作品の出版・公衆送信及び二次的利用(著作権法第27条及び第28条に規定する権利を含む)にかかる権利は、集英社が独占的な許諾を受けるものとします。
◎主催:株式会社集英社
◎問合先:「World Maker」 β版【少年ジャンプ+】Twitter公式アカウント(@WorldMakerApp

▼ 眠れる(漫画の)才能を発掘したい

「自分だけの物語を空想したことがある。」
「文章で物語を書いたことがある。」
「何か新しい表現にチャレンジしたい。」
だけど、絵が得意じゃないという理由で、漫画をつくろうなんて発想はなかった。そんな人たちにこそ使ってもらいたいサービスです。眠れる(漫画の)才能を開花させるキッカケを、「World Maker」でつくることが出来たら面白い世界が見れるかもしれない、と考えながら一年間、開発をしてきました。
純粋な欲望として「面白い漫画をもっと読みたい!」と思っています。
漫画をつくることと無縁だった人たちに、漫画をつくれるキッカケを与えた時に「どんな漫画が産み出されるのだろう?」という期待をしています。

▼ サービスの魅力をまとめたPVも用意しました

World Makerはこれから成長していく、夢のあるサービスです。
新しい漫画の才能と出会えるかもしれないし、漫画フォーマットを用いた意外な表現が生まれるかもしれない。もしかしたら動画の絵コンテにも活用されていくのかもしれない、などなど。
沢山の夢を詰め込んでいます。ぜひ、応援して頂ますと幸いです。
そして 公式Twitter のフォローをしてくれると飛び跳ねて喜びます。

文章:佐久間亮介(面白法人カヤック クリエイティブディレクター)



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