と言うわけでですね

行ってきました金沢!何故なら、図書館で文アルのコラボがあるって言うから!!!

図書館『スタンプラリーは3期間に分けてです』

無理ゲーなのよ。
往々にして確かに意地と誇りと己の省みなさで名古屋明治村の謎解きに3回ほど通いましたが、楽しかったけど大変でしたし、今回はさすがにちょっとね!?笑
ただ金沢自体、元々の三文豪がメインで押し出されてる感じがあり(記念館もあるからそれはそう)、過去に1回がっつり見に行ったりもしていたので、今回まぁ中野先生もピックされてたから、少し見れれば……くらいのつもりで行きました。
何だろうなぁ、忌避感があるような感じがするんですよね、プロレタリア文学。

で、ホテルは後が面倒くさくないだろうと金沢駅から徒歩で行けるホテルにして(とても便利でした)バスでサクッと石川県立図書館に。
一緒に行った友人曰く、知り合いから聞いた限りでは新しい所だと。へぇー、新しいんだーとだけ思って行って、建物が新しいのはそれはそう……と思ってはいたんですが笑。

そんなこんなで図書館。
所謂「世界」「日本」「歴史」「図鑑」とかいう文類ではなく、「日本の文化を知る」「好奇心を得る」とか、種類ではなくテーマで分かれていたんですよね。テーマって表現で良いのかな?
パラパラめくると割と新しい(1980年以降)が主体に見えるんですが、よくよく見て回ると古いもの(1950年代とか)の本も並んでて3度見くらいしたり。
多分活版印刷?かな?と思われる、本文の文字に若干のへこみを感じたり。
他の図書館も所蔵多いと思うんですが、本当魅せる収納してあってすごいなと思いました。
私もし老後に金沢に住む事になったらこの図書館通うわ……笑
文アルのコラボも、文士が書いた本はもちろん、関連本とかについても結構しっかり置いてありました。
寛ニキの平置き本が、文春社名義(だったかな?)でデザインした麻雀牌って辺り、もう「わかってる」としか言いようが笑。
ギャンブル好きだもんね……社内で賭博NGとして、社長自ら最初にその社則破ったくらいだもんな……(そう書いてあった)

また、期待したんですよね。ヘタリアでのデンマーク関連の資料的なの出てこないかなって。
探したら、北欧にまとめられずに、ちゃんとデンマークとあってものすごい感動しました。2004年とかのエッセイ出てき……古。いや、でも、当時のリアルを筆者視点で書かれたものと考えたらバチバチに資料なのよ。
歴史はパラ見ですら見切れませんでした。時間――――!!!!ISBNだけ控えてきました。必死か。
何にせよ、並んでる本をみて「あ、もしかしたらこんな本もあるかな?!」と探しに行けるのが本当すごい図書館だなと思いました。入場料無料って本気???(県立だからだよ)
また来たい……でも近くに欲しい……笑

ホテルは温泉…ではない…かな…?ですが、大浴場のあるホテルにしたので、ものすごくよく休まりました。
年齢で体力回復量は落ちてますけどね。死。
酒を飲んでまったりして翌日。

高級回転寿司でテンションが上がりつつ(昼3000円超えたら高級店と判断してる。美味しかった)四高記念館に。
中野先生の出身校(関東大震災後の疎開だったと思う。空襲じゃなかった気がする)という所なんですが、まぁそのなんだ。
正直に言うと、赤旗お気持ち案件で名前がちょっとあるくらいだと思ったんですよね。
そんなことなくて。
思想バリバリでも、史実として?当時のリアルとして?結構しっかり書かれていました。青春ストーム(Webではまろやかに言って置こ!という顔)
何度でも言いますが、史実に関しては思想は合わないですけど興味がある文豪、それが中野重治という感じのファンなので(?)割と純粋な好きとは違うのですが。
文アルはキャラ化していることで思想に関してはあんまり前面に押し出し過ぎてないので純粋に好き笑。
ただ傾倒していく様が……理想が高ければ高いほど、またこれ、結構しっかり身近に同士が居たからこそ……という気がしますね。当たり前っちゃ当たり前ですが。

ただ、私のクソ浅い理解力と脳みそのせいで、プロレタリアは流行っていたからっていう傾向があったのが色濃くない?という気持ちにもなりました。
いやあの、命は賭けてたんですけどもさ。
平和な世での私の考えと合うわけではないですが、見てると文学、ないし創作は自由であるべしという根底がある気がするんですよね。その点は同意。
ただ、プロレタリアとしてやっていく必要があったかって言われると、そういう表現をしたかったってのが……そうだなぁ……うん……国の弾圧が酷かったし、そこに自由を勝ち取るために戦ったと言えば戦ったんですよ。
そこはきっと、そこまで解釈違いでもなさそうな気はする。
しかし共産……宗教が違い過ぎて……!笑
ここは正直個人を追ってもフォーカス狭すぎるので、おそらく日本情勢……ある程度政治を追わないと理解も寄り添いも難しいところかなと思っています。笑。

複雑に思いながらも、これでも結構良き感じにまとめてるとは思うんですけど、ネットだけでは分からない所をよくよく見れて面白かったです。
これ実際研究とかじゃないですが、きちんとこう、なんかしようとするとなると再度訪問してメモとらないとってレベルな気がします。
本当ネットに落ちてる情報じゃない笑。すごくよかったです。

名前は覚えてないんですが、私と同年生まれの人が若いころから当たり前に小説を書いて発表してて、なんかこう……文学が当たり前の地域なんだろうなぁ……とも思いました。
高校卒業してから20代前半で小説書いて発表とか、将来小説家になるとかじゃないですが、なんかこう、私も書きたい!と自然に思える環境だったんだろうなぁとも思いました。
私はこうは思わんかったな、というだけですが笑。

そんな感じで金沢旅行楽しみました!いやぁ面白かった。
改めてまた深く知りたいと思ったときに再訪しても良いなとも思いました。本当に興味深かった。
こういうのを見てると、1930年代は身近ですね……(?)
また来たいですね!今回は当たらなかったんで良かったですが、今度行くときは冬ではない時期にした方が良いなとも思いました。雪!!!!笑

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