お人好しなんて辞めて自分を主張しよう
1 お人好しを卒業しようと思った
僕はお人好しだった。
お人好しっていうのは、損ばかりする。
僕がまぎれもないお人好しであり、損ばかりしていると感じたのはいつのことだったろうか。
たしか、一冊の本に出会ったことがきっかけだ。
本当に良い本であり、僕の人生観が見事に変わった一冊だった。
しかし、なんとマヌケなことに、僕はこの本の題名も忘れてしまい、引っ越しの時にどこにいったかもわからなくなってしまったのだ。
なくなったものは仕方ないし、いくら考えても思い出せないものは仕方ない。
その本を読んだことで生まれた、僕の新しい思考がここにある。
お人好しを卒業しようと思った。
それだけでも、とても素晴らしいことだと思う。
2 お人好しとは
僕がいま考える「お人好しとは」を並べてみた
・他人の人生を過ごす
・使いやすい
・正直、パシリに近い
・面白味がない
・自分が出せない
・振り回される
と、こんなイメージだ。
正直、僕は上記のような人生を過ごしてきたような気がする。
自分の意見を言うことが苦手だった。
主張することや議論なんて、とてもできなかった。
自分が我慢して、事がスムーズに運ぶなら、それで良いや
いつもため息交じりに呟いていた。
黙って我慢することが当たり前になっていた。
なんと可哀想な少年だったのか。
3 お人好しから抜け出すには
しかし、一冊の本が僕の人生観を変えてくれた。
本の題名をぜひともこの場で対人関係に悩み苦しむ方々に伝えたいのだが、なんとも思い出せないのだ。
仕方ないから、この本に出会って変わった僕の考えを聞いてほしい
お人好しから抜け出すには
・自分で考えること
・自分の意見を言うこと
まずはこの一歩から踏み出そう。
お人好しだった人は、自分の意見を言うことが苦手だ。
今まで他人に合わせてきたのだから、当然、自分の考えを極力もてない人が多い。
でもこれは一体誰の人生なのか?
自分以外の誰のものでもない。
自分で考えて自分なりの人生を歩かずして幸せになどなれるはずはない。
4 自分の考えを主張しよう
意見が言えない人はナメられる
自分の意見が言えないお人好しっていうのは、相手にナメられる。当然だ。
相手からすれば
・この人は私の思い通りに動いてくれる
・なんて扱いやすいのだろう
・どうせ何も言わないのだから面倒事でも頼もう
という風な具合だ。
後々考えてみれば、明らかに理不尽な頼み事をされることがある。
しかしお人好しの人っていうのは、ああ残念。
相手の意図が読めず、
・今日も良いことをした
・「良い人だ」と思われたかもしれない
・相手に嫌われなくて良かった
と、相手の都合のいいように使われることに喜びさえ感じてしまうのだ。
後々、理不尽さに気づき、怒りを覚えることもある。
しかし、タイミングを逃した後で今さら断るわけにもいかず、怒りだけが残ってしまうことも。
だから、お人好しの方は覚えておいて欲しい。
その場その場で自分の意見を言うことから始めよう。
もしかしたら、オブラートな言い方ができず、ストレートな言い方で相手ばかりでなく、自分も傷ついてしまうかもしれない。
それでも大丈夫だ、と断言する。
優しい性格であるお人好しは、もし相手を傷つけるような言い方をしたら、しばらく悩んでしまうだろう。
そして、どのように言えば相手を傷つけず主張を伝えることができるだろうかと考える。
そうすると、どんどん主張することが上手くなっていく。
主張とは喧嘩ではない。
大人としての立派な話し合いだ。
もし自分の主張に怒りで応じてくる人は放っておけばいい。
その時点で貴方の方が人間として格上だと思う。
他人の一時的な満足に自分を費やすなどなんともったいないのだろう。
意見を主張し、自分らしい自分のための人生を歩めばいい。
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