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オトナとカワイイが接する点

先日手に入れた「竹久夢二 100綴りの便せん」を美しく見せる為だけに作った折るだけ封筒。

手持ちの和紙の中で、
透け感と適当なハリ感を持つ紙はそう多くない。

この紙は、水墨画・墨彩画用箋として売られていた楮紙。

もともと未晒しの色だったけれど、
少し「枯れ」がでてきて更に好きな風情に。
同じ紙を探すけれど見つからないのはとても残念。

竹久夢二100枚綴りの便せんのこのページは
「セノオ楽譜 寄宿舎の古釣瓶 表紙」というタイトルがついている。

手入れは行き届いてはいないけれど、人が使っている気配はある。
美しくはないけれど懐かしく、
見たことはないのに知っているような景色。

好きな雰囲気なのだけど、
この便箋面(罫線があるほうの面)は、
ちょっとかわいらしすぎて自分が使うとしたらどうかと思う。

常に
オトナとカワイイが接するぎりぎりの一点はとても難しい。
だからこそ
それを見つけられるとすごくうれしい。

機嫌よくいきましょ
藤井あき乃


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