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August 2024: Product Scoop

今回は、Workato Insightsの搭載、アクセスレベル制御やデプロイメントページの改良など、多くのアップデートが行われました。

さっそくチェックしていきましょう!
きっと皆さんにとって魅力的な機能が見つかるはずです!



この記事は英語版を翻訳したものになります。
原本は
こちらのProduct Scoopでご覧いただけます。

Insights (インサイト)


ついに登場! - Workato Insightsで重要な指標を測定しましょう

WorkatoのInsightsプラットフォームを使うと、オートメーションやインテグレーションのデータを活用して、説得力のあるデータドリブンなストーリーを簡単に作成できます。内蔵のデータソースに接続し、ノーコードのウィジェットビルダーを使ってオートメーションデータを変換・可視化することで、数分で仮説からインサイトを得ることができます。

インサイトのメリット:

  • オートメーションプロジェクトのROIを評価

  • ワークスペースの利用状況をより深く柔軟に把握

  • プロセスやワークフローアプリのビジネスKPIを測定

インサイトがどのようにオートメーションの効果を高めるかについての詳細は、ドキュメントをぜひご覧ください。

アプリダッシュボードの柔軟なデプロイ

Workflow Apps内でインサイトのダッシュボードを使うと、主にプロセスやアプリの健全性を測定することができます。しかし、テスト環境や本番環境にアプリをデプロイしたいときはどうすればいいでしょうか?

Workflow Appにダッシュボードがページとして含まれている場合、そのダッシュボードは他の環境へのデプロイにも含まれます。さらに、アプリのインポートやエクスポートでもダッシュボードページが対応しており、アプリやダッシュボードの活用における柔軟性が最大限に高まります。

オートメーションのROIを素早く測定

ROIの報告は常に難しい課題ですが、ROIパッケージを使えば、ROIメタデータ(カスタムテーブル)を実際のジョブ履歴と結びつけ、オートメーションの投資対効果を測定できます。このパッケージは、実行データに基づいてROIの指標を表示するサンプルWorkflow Appと、各レシピの投資詳細をカスタマイズするためのデータテーブルを提供します。

このパッケージは、ワークスペースにWorkflow Appsが有効になっているユーザーに提供されます。不明な場合やさらに詳しく知りたい場合は、担当者にお問い合わせください。

AI


Connector Copilotに依頼して、数分で任意のアプリのコネクタを構築する

新しい自由形式のチャットを活用すれば、Copilotと連携して、任意のアプリのAPIドキュメントを探し出し、オートメーションの構築をスピーディーに進めるためのコネクタを作成することができます。Connector Copilotは、インターネット上の情報を検索し、カスタムコネクタの作成に必要なデータを取得します。

✨ Copilotは学習中です! 必要な情報が見つからない場合、あなたに助けを求めることがあるかもしれません。その際には、APIドキュメントやOpenAPI仕様などの関連情報をコピーして貼り付けることで、モデルに追加のコンテキストを提供できます。

Copilotの新しいUI(ユーザーインターフェース)

Copilotには新しいデザインが導入されました。Copilotの青いアイコンが表示されたら、それはCopilotが新しいレシピやコネクタの作成、さらには数式の記述をサポートする準備が整っているサインです!

Connectivity(接続性)


最新のコミュニティコネクタのアップデートについては、こちらをご覧ください。

最新の統合基準に対応するSAP OData v4のサポート

SAP ODataコネクタが、SAPのODataサービスの最新バージョンであるOData v4をサポートするようになりました。OData v4は、その強化された機能や現代的な特徴(優れたパフォーマンス、高度なクエリ機能、より効率的なデータ処理など)で技術業界で注目を集めています。
この強化により、Workatoは以下のSAP APIセットと、SAP Business Suiteアプリケーション全体のカスタムOData v4サービスをサポートします:

事前入力されたSAPテーブルフィールドで効率的に作業

OPA 24.2以降、Call RFCアクションの`RFC_READ_TABLE`機能を使用する際に、SAPテーブルフィールドが説明とデータ型とともに事前入力されるようになりました。この改善により、データ取得が簡単になり、必要なテーブルデータを簡単に扱うことができます!

Operations & Governance(運用とガバナンス)


Activity Audit APIでコンプライアンスレポートを自動化

新しい`/api/activity_logs`エンドポイントを利用して、SOXをはじめとするコンプライアンス監査を自動化できます。このDevelper APIは、Activity Audit UIで使用される詳細なアクティビティデータへのプログラムアクセスを提供します。ページネーションやフィルタリング機能があるため、必要な情報を正確に抽出し、分析して、カスタマイズされたレポートや自動化されたワークフローに活用できます。

コンプライアンスの自動化に関するベストプラクティスについては、ぜひブログ記事をご覧ください!

新しいデプロイメントタブで可視性が向上

デプロイメントタブのUIが改善され、詳細ページが追加されました。これにより、デプロイメントのステータスや環境、コメント、完全なマニフェストなどをタイムライン形式で表示し、デプロイメント履歴全体を確認できるようになりました。このタブは、デプロイメント権限を持つユーザーのみが閲覧可能です。また、プロジェクトのデプロイメントログはDev環境でのみ利用できます。

新機能:

  • デプロイメント履歴タブ: プロジェクト内のデプロイメント履歴タブが新しいデザインになり、使いやすさが向上しました。新しいアイコンとテキストを使って、デプロイメント履歴を簡単に確認し理解できます。

  • デプロイメント詳細ページ: ポップアップはもう不要です! 履歴タブでデプロイメントをクリックすると、専用のページが開き、すべての詳細が確認できるようになりました。機能自体は変わりませんが、よりクリーンで整理されたレイアウトに改良されました。ここでは、デプロイメントに追加されたレシピや接続を確認することができます。

カスタムロール向けの新しいワークスペース設定権限

特定のワークスペース設定のセクションを管理するための新しい権限が追加されました。これまでは、管理者とアカウント所有者だけがこのアクセス権を持っていましたが、これからはカスタムロールを通じてコラボレーターにもこの権限を付与できるようになりました。

この権限を有効にすると、対象のユーザーはワークスペースの情報通知やAI機能の設定を表示・編集でき、さらにサブスクリプションプランの詳細を確認することもできます。

❗重要な注意点:
既存のロールに変更なし: 現在のカスタムロールには影響はありません。
手動での更新が必要: この新しい権限をコラボレーターに付与したい場合は、カスタムロールに手動で追加する必要があります。

APIを使ってコラボレーターのロールを効率的に管理

新しい`PUT /api/members/` エンドポイントにより、コラボレーターのロール変更が簡単になりました。このAPI強化を使って、セキュリティを強化し、アクセスレベルをコントロールし、ユーザー管理のタスクを自動化することができます。

DashboardがOperations hubに名称変更

Workatoアプリ内で、左側のナビゲーションメニューに新しい「Operations hub」ヘッダーが追加されました。Operations hubには現在、ダッシュボード、dependency graph(依存関係グラフ)、activity audit(アクティビティ監査)が含まれていますが、将来的には管理および運用に関連する機能のリリースの基盤となります。

Platform Security


Push Webhookのレシピでイベントロスをゼロに

以前は、Push Webhookを使ったレシピ(例えば、RESTコネクタのWebhook)をアップデートする際に、一時的なサービス中断が発生することがありました。特に、アップデート中にトリガーフィルターが変更されると、レシピが再起動し、その間にイベントが見逃される可能性がありました。

この問題を解決するために、Webhookベースのレシピを更新する際には、デプロイが完了するまで既存のバージョンがイベントを処理し続けるようになりました。新しいバージョンが無事にデプロイされたら、すぐにそのバージョンがすべての受信イベントを処理するようになり、アップデートの間にイベントが失われることはありません。

9月もお楽しみに


今月のアップデートで何か新しい発見があれば幸いです。
引き続き、Workatoの新しい使い方を探求していきましょう!


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