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[6]「伝わってない」は伝え方の問題

最近、料理に沼ってまして。

といっても、
ある通販で、料理に使い食材、調味料とレシピカードがセットになった
「誰でも料理上手になれる」キット
を使うので、ずぼらで不器用な私のような人間でも「確実に美味しい料理になる」のですが。

プラモデルを組み立てるような楽しさがあるので、ちょっと嵌まっています。

ただ・・・

先日そのレシピで料理を作っていると
「ゆで卵の殻をむきビニール袋に入れて砕く」
という説明書きがあって、
「へぇ、卵の殻まで使うんだ」
とビニール袋に入れて、
それはそれは微に入り細に入り砕いていたのですが・・・

やっぱり不思議だったので、「これ、何に使うんだろう?」と先を読んでみると・・・
添え物のタルタルソースを作るレシピでした。(^_^;

「ビニール袋に入れて砕く」のは卵の殻ではなくて、むいたゆで卵の方だったんです・・・。

ちょっと考えたら分かることだったんですが、レシピを完全に信じ込んでいたので、「何を作るか」をあまり考えず、書いてある通りにやっちまったんですよね・・・。(^_^;(^_^;


レシピを書いたライターに非があるわけではないです。

でもこれは、
「読み手は思いもかけない読み方をしてしまう」
という典型例だと思います。

いや、私のやったことを正当化しているわけじゃないですよ?

でもね、敢えて言うのであれば、レシピに「今から何を作るから(どうする)」という文言があれば間違えることはなかったと思うんですよね。

私も最初からタルタルソースを作るんだと分かっていれば理解はできたんです。
でも残念ながら、レシピには最終形の写真と料理の名称、そして手順が書かれているだけで、「これは何の作業」というのは最後まで読まないと分からなかったんですよ。

相手には相手の世界(何を見ているか、何を重視しているか)があります。

「そんな、相手のことまで知らんがな」
と言ってしまえばそれまでですが、それに寄り添わなければ伝えたことがこちらの意図通りに理解されない可能性があります。

「伝える」は自分の行動ですが
「伝わる」は相手の理解度で分かることです。

でもね、
自分の前提と
相手の前提は
必ずしも一致しないのですよ。

だから、会話でも文章でも
「何を伝えるか」ではなく
「何が伝わっているか」を意識することが大事なんです。


ま、最後は美味しいタルタルソースができましたから、モーマンタイですがね。(^_^;


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