2023年7月　帯広弾丸旅行(旅行ではない)

2023年10月6日 08:05

去る2020年。
私は台湾への旅行を計画していました。
前半と後半でそれぞれ1回ずつ。
宿も航空券も全て手配が終わり、どこへ行くかの下調べも終え、準備万端後は当日を迎えるのみ！だったのですが……ご存じのとおり新型コロナが流行。
思うように旅行できない時期が続く中で私の生活環境も変わり、アフターコロナ後も気軽に旅行するのが難しい状態が続いています。

そんな訳で旅行記を投稿するこのnoteも長らく開店休業だったのですが、先日ひょんなことから帯広へ行ってきたのでそれを書こうかと思います。
旅行じゃないんだけどね！
ずっと遊ばせているのもなんだからね！！

さて、帯広へ行くきっかけはこのツイートでした。

な、なんだかすごいことになっている！！うれしい…！！！(大きなポスターもびっくりですが、ビジューでさらにキラキラにしてくださってる…！！！)(そしていまや希少な紙の本の『うたえ！エーリンナ』がある…！！)
喜久屋書店帯広店さま、ありがとうございます！😭💕💕 https://t.co/ML6Y0PMgZO
— ふたば (@baccheuo) July 13, 2023

うたえ！エーリンナの紙本が売っている！？！？！？！？
実はこの漫画は私が古代ギリシアに興味を持つきっかけになった作品でして、とても思い入れがあるのです。
(ちなみに作品の内容は途中までならこちらから読めますので、興味ある方は是非！)
当時本棚がぎっちぎちだったため電子書籍で購入したのですが、その後やっぱり紙本が欲しくなり、探したものの時すでに遅し。
行ける範囲にある本屋は全滅お取り寄せも不可。
新品で欲しかったので中古で買うという選択肢は端からなく、もう手に入らないのかと諦めていました。
が、帯広の書店に有るとなれば話は別。
このツイートを見た直後に帯広への路線バスの往復チケットを買い、書店へ電話をかけ在庫を確認しお取り置きを依頼しました。
たかだか漫画1冊買うにしては高い出費ですが、これを逃すともう新品では手に入らないかもしれないという機会と天秤にかければ安いものです。
こうして、現地滞在時間より片道の移動時間のほうが長い帯広弾丸旅行(旅行ではない)が決まりました。
……はい、JRを使えば移動時間が往復で2時間短くなることは知っています。
でもね、費用が２倍近くかかるのでね……今回はバスで向かいますよ。

出発は札幌駅前から。帯広特急ニュースター号に乗って向かいます。
で、乗って秒で寝ました。
なんせ前日夜遅くまで残業してたもので……。
なので写真は撮っておりません。
何度か覚醒と睡眠を繰り返すこと約2時間。
そういえば途中トイレ休憩があるってアナウンスしてたな～まだなのかな～と思った直後に、PAに寄ると放送が流れました。

占冠PAにて15分の休憩です。
初めて来た所なのでどんな感じか見てみたいのと、体を動かすためにも下車してうろうろ。

出店と小さな売店、後はトイレがありました。

……エナドリで一息入れてってブラック企業の香りがしませんか……。

せっかくなので、ソフトクリームを購入。
時間があまりなかったので、ミニを選びました。
味は……うーん……甘さが強めかな？ミルク感はさほど感じず。

さて、休憩タイムも終わり再び帯広目指して走ります。

風景が生い茂る山々から広い畑に代わり、高速道路を降りるとだんだん住宅が増えてきて街に近づいてきたのが分かります。

予定より数十分遅れで帯広駅前に到着！
実は帯広に来るのは2回目なのですが、1回目がはるか昔な上に広尾町へ向かうための中間地点でしかなかったためほとんど記憶に残っておりません。
(その残っている記憶も、はげ天で豚丼を食べたなぁという程度しか……)
そんなわけでほぼ実質初めて来る帯広、観光したいところですがそんな時間はありません。すまぬ。

早速目的地である喜久屋書店へ向かいます。駅から見える場所にあるので重度の方向音痴にも優しい立地です。

はい、購入しました！やったーーーーーーー！！！！！
は～～～～～新品の紙本エーリンナが手元にある～～～～嬉しい～～～～～。

喜久屋書店専用ペーパーがついてる『アンナ・コムネナ４巻』も購入いたしました。電子書籍で先に買ってたけど折角なので……。
(あ、ちなみにこの『アンナ・コムネナ』は全話こちらで読めます！)

祭壇(祭壇ではない)も見てきました。
※撮影・掲載許可取得済み
アンナ様、ピアスのパール部分に半玉パールを貼り付けてたり、宝石部分もメタルカラーの折り紙？を貼っていたりとキラキラにデコされておりました。

サイン色紙の周りもビジュでキラキラ。
ツイッターに掲載されていた写真と比べると、だいぶん在庫が減っていましたね。
(エーリンナが無くなっていたのでお取り置きしてもらっていて良かったと心底思うなど)

帰りの便までまだ時間があるのとお腹が空いたので、同じ長崎屋にあるフードコートで食事をとることにします。
帯広といえば豚丼ですが、それは前回食べたので今回はこちら。

はい。インディアンです。
色々種類があって悩みましたが……インディアンルーのハンバーグ(中辛)、君に決めた！
という訳で注文し、番号札を受け取ってしばし待つこと数分。

『帯広のインディアンカレーを食べる』の実績を解除しました。
この状態だと分かりにくいのですが、ハンバーグは事前にカットされています。
こういうのって大抵丸ごと乗せられているので、ちょっと珍しいですよね。
お味の方は、食べた事のある同僚が「すっごく美味しいという訳ではないけど、癖のない食べやすい味だよ」と評していましたが、本当にその通りでした。
広いフードコートではなく、他にはクレープ屋とラーメン屋があるだけですが、1人を除いて全員カレーを食べていましたね。
圧倒的人気。圧倒的支持率。

ところでこの長嶋屋ですが、直営部分が7月末で閉店されてしまいました。(残っている店舗も、来年の3月末までには閉店するのだとか)書店は活気があるように見えましたが、それ以外はもう売り尽くしセールも終盤でがらんとしており、もの寂しい雰囲気でした。ちょこっと冷やかして、「お、バスタオル安い買おうかな…いやバスで帰るんだった無理だ」と諦め、お店を後にしました。