部屋と人
極端なミニマリズム。引っ越しの準備をしていて感じたのは、家に荷物がありえないぐらい少なかったこと。たまに家に遊びにくる後輩から「どうやって暮らしてるの?」と聞枯れることも多かった。
おそらくこの家に引っ越してきたときから、いつかまた引っ越す前提で生きていたのだろう。どうせ引っ越すのだから、荷物を増やすのは避けたくて、いつでも去る準備をしていたのかも知らない。
人間関係も似ていると思った。
人と関係性を構築する時はいつも別れを考えて、心をなるべく渡さないように制御していた。結局、心の荷物をたくさん持っていると、別れの時に傷つくから。その傷つきが怖くて、自分を守ろうとする傾向が強くなっていた。
しかし、インテリアを完成するには家具に気を使わないといけない。そして、丁寧に作られた部屋は人を前進させる力がある。
今回の家では愛着を持って生活してみよう。
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