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私も狂いたい!

「革命はいつも、たった一人から始まる」 
            藤原和博 ポプラ社

ビジネス書を読んで泣いたのは初めてじゃないかなぁ?
というか、これはビジネス書なんだろうか?

藤原さんと言えば、「100万分の1の人材」のお話が有名で、様々な方が参考にされている。
そして、私もそのお話しを聞いてから複数の「複業」を目指している。

この本は、藤原さんが「これが欲しい」とか「これを変えたい」と思った時にどう行動したか、が書かれている。

例えば、かき氷製造機。
恐らく頭に浮かぶ形は日本人ならこういうの、と思い浮かぶ形がある。

藤原さんはそこで、藤原さんはフェラーリのようなかき氷機あったらいいな、と思いついた。
そして、「無いなら作ればいい」と、一台350万円のイタリアンデザインのかき氷製造機を作ってしまったのだ。

めちゃくちゃカッコいい!
ここから作られるかき氷は、なんだか高級でおしゃれで、食べた事がない食感をしていそうに思える。

藤原さんは他にも、腕時計や大人のランドセル、高校の新講堂や高校の制服など、思いついた事を即実行している。
多くの人の力を借り、多くの人の気持ちを巻き込んで、藤原さんが動き続けている姿が目に浮かぶような文体だった。

特に面白かったのが、高校の制服に疑問を感じ、デザインの投票を行い、スマホで注文が出来るようにし、価格も大きく下げたこと。
私も娘の中学入学の際に、制服や体操着、カバンなど、学校指定の物を学校指定の店で、「高いなぁ」と思いつつも何の疑問も抱かずに購入していた。

狭い世界では、通常ではあり得ない事も、現在堂々とまかり通っている事を知らなければ、気が付かなければいけないと感じた。
いつも、そのシステムに疑問を持つ習慣をつけていこうと思う。

そして、最後に私が泣いた、高校の新講堂の建て替えの部分については、ぜひ読んで頂きたい。
一人の力で変えていける、そう信じて「バカげた事」に掛けていこう!

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