骨抜き殺人事件

導入

ネオサイタマ市警49課オフィス。犯罪者も市民も恐れる49課デッカーである君達はオフィスで思い思いに過ごしている。
(PC達にRPしてもらう。)

そろそろパトロールにでも出かけるかと思っていた君達に課長であるノボセから緊急の呼び出しがかかる。

◇◇課長室◇◇
荒れ果てた49課オフィスと違い厳粛な雰囲気のある課長室では伝説的なデッカーであるノボセが君達を待っている。
課長室のドアが閉まるのを確認するとノボセは君達に今回の事件について説明を始めた。

「近頃、連続で奇妙な死体が発見されている。」
「全身の骨が綺麗に抜かれた抜け殻のような死体だ。」
「死体には外傷らしい外傷もなくどうやって骨を抜き出したのか不明。」
「さらに被害は一部区画ではなくネオサイタマの様々な場所で起きている。」
「49課ではこれをN案件と断定。諸君らに捜査を命じる。」
「殺人のペースが早い。今回ばかりは悠長に捜査をしている場合ではないかもしれぬ。一刻も早く犯人を捜しだすのだ。」

調査フェイズルール

1ターンにつき以下の行動を1つ選ぶことが可能。
①については②③を成功させるごとに難易度が1ずつ低下する。
①については無制限。②③はそれぞれ2回まで。

①次の犯行現場予測:ニューロン判定基本難易度UH3
②現場検証:ワザマエ判定HARD
③過去データ検証:ニューロン判定HARD

1ターン経過するごとに新たな殺人事件発生の連絡が入る。
(同時にボスデータを強化していく。何ターンで①が成功するか数えておくこと。1ターン目で①を成功させると強化なし)

ボスデータ強化
1.ボトクウェポン生成。ダメージ2の近接攻撃が可能になる。
2.ボトクアーマー生成。体力が+3される。
3.ボトクウェポン強化。リーチが+1される。
4.ボトクアーマー強化。体力がさらに+3される。
5.ボトクアーマー強化。ダメージ軽減1を得る。
6.以降体力+3ずつ増えていく。

①の判定を行った場合、予測される現場に向かう。失敗していれば犯人は現れず、殺人事件発生報告をその場で聞くことになる。
成功した場合、まさに犯行が行われようとしている場所に間に合い、犯人を止めるため不意打ちを仕掛けることが出来る。
各々得意な攻撃判定(近距離カラテor遠距離ワザマエ)を行い、成功人数×1ダメージをボスに与える。

②の判定に成功した場合、現場からいくつかの情報を得られる。
1回目:目撃者の話によれば犯人は黒のソフト帽をかぶり黒いコートを着て、見えている部分は血の付いた包帯だらけだったとのこと。その異常な風体のせいで顔までは覚えていないという。
2回目:抜かれた骨はオブジェとして死体のそばに置かれているがいくつかなくなっている骨もある。オブジェの側には被害者の血で書かれたBAというサインがある。Aの形状が特徴的で大きく鋭くなっており矢印に見えなくもない。

③の判定に成功した場合、過去の事件データから以下の情報を得られる。
1回目:事件現場をマップに散らしてみると何か法則性が得られそうだ。
2回目:つなぎ合わせると図形が現れそうだ。(②-2成功:矢印の向きが次の犯行現場を指し示している)

◇◇犯行現場◇◇
君達が推理した裏路地に到着すると悲鳴が聞こえる。
「アイエエエ…!タスケテ!!」
悲鳴のした方に向かうとまさにホームレスの男が全身包帯、トレンチコートにソフト帽といった怪しげな風体の男に襲われているところであった。

住民を助けなければ!遠距離攻撃を行う場合はワザマエ、近距離攻撃を行う場合はカラテで判定。それぞれ難易度はH!
1人でも成功した場合、成功した人数×1のダメージを与え、ホームレスへの攻撃を中断させることが出来る。

また、路地裏にいるホームレスたちは恐怖と絶望により動くことが出来なくなっている。PC達は避難誘導判定を行いモータルをマップから取り除くことが出来る。(移動もしくはその他行動を使用し、カラテ、ワザマエ、ニューロンのいずれかでUH成功。成功数と等しい人数を取り除ける。)

「ドーモ、ボーンアーティストです!貴様らァ!アートの邪魔をするんじゃぁない!」
「ファハハハ!貴様らにアートはわかるまい!せめて貴様らの骨をアートに加えてやるとするか!」
「ファハハ!私は優しいからな!痛みなく骨を抜き去ってやろう!自重で潰れて苦しむがいい!」

◆ボーンアーティスト (種別:ニンジャ)
カラテ    10  体力   15 
ニューロン   7  精神力   7
ワザマエ    7  脚力    6/N
ジツ      4      

攻撃/射撃/機先/電脳  10/7/7/7
回避/精密/側転/発動  10/7/7/11
緊急///        0

◇装備や特記事項:
スキル :ツジギリ、トライアングルリープキック、常人の三倍の脚力
ジツ  :ボトク・ジツ ★ボトク・エンハンス

ボトク・ジツ

使用タイミング:手番「開始フェイズ」「終了フェイズ」
コスト:精神力1、瞬時
ターゲット:自分自身or隣接するキャラクター
発動難易度:ニューロン+ジツ:UH
効果種別:近接

対象に0ダメージの近接攻撃(攻撃の成功数はジツ判定成功数と同値として扱い、カウンター可能)とサツバツ1d4+1を与える。回避されなかった場合痛打+1による1ダメージとサツバツ効果が発生する。(回避難易度easy)
相手にサツバツ効果を与えた場合、以下のボトク効果を1つ得ることが出来る。
・ボトク・ボム:バクチクグレネード投擲を直ちに行う。
・部位修復:欠損部位を修復する。

★ボトク・エンハンス
種別:ジツ強化、常時、エンハンス
術者の素手による近接攻撃でサツバツ効果を相手に与えた場合、ボトク効果を得ることが出来る。

◇◇課長室◇◇
君達は骨抜き殺人事件の犯人の顛末を報告するため課長室を訪れた。
「ご苦労であった。近頃は警察組織内部もずいぶんときなくさくなってきている。諸君の一層の努力に期待する。我々が市民を守る最後の盾だ。」

報酬
名声+1、万札15、余暇2日



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