[雑談]2021年を振り返って

 今回は2021年の個人的総括を意味もなく綴ります。仕事面では2020年はプロジェクト異動もありましたが、今年はそれもなく仕事としては大きな変化も無かったので割愛します,,,というか書いても面白くありません。笑
 なのでプライベート、主に趣味に関してをいくつかのトピックに分けて書こうかなと思います。

 

● 個人的5大トピック


  ◆ USEN STUDIO COAST・Zepp Tokyoの閉館

 都内の大型ライブハウスのUSEN STUDIO COASTとZepp Tokyoが揃って閉館を発表。COASTは2022年1月末、Zepp Tokyoはまさに今日・2021年12月31日で閉館する。
 Zepp Tokyoの方は4度とそこまで多く行ったわけではないが、新木場のCOASTはその2倍の8度も訪れているライブハウスであり、思い出も思い入れも強いライブハウスだった。
 オールナイトフェス、滅多に見れない対バン、夢を分かち合ったツアーファイナル、コロナ禍でも音を楽しむことを止めない姿勢など様々な思い出があのライブハウスで形成されていった。
 閉館が決まってから開催されたcoldrainのライブ。彼らはアルバムのジャケットをCOASTのネオンをもじったジャケットにするくらい、このライブハウスに対するリスペクトを持っていた。そんなバンドが行うライブ、激しいラウドロックなのに感動させられるライブだった。
 そして最後のコーストのライブはストレイテナーのライブ。私が最もライブに行った回数が多いバンド。いつもの場所、いつものバンド。ここでたくさん披露された曲達と共にコーストにお別れを告げた。

  ◆ PassCode今田夢菜さん勇退・有馬えみりさん加入

 8月3日にエレクトロ二コアアイドルグループのPassCodeのメンバー・今田夢菜さんが体調不良により勇退を発表。PassCodeを構成するシャウトを担っていた彼女の勇退は多くの衝撃を与えた。私は発表直前の大阪でのライブと発表直後の横浜でのワンマンライブの両方に参加していた。
 ツアーは6月より今田さんの体調不良で3人体制で行っていたためステージ上の人数は変わらない。しかし後に戻って来ると思って止まなかった大阪でのライブと、もう戻らないと分かっている横浜でのライブでは当然心情は異なり、横浜では涙ながらに残った3人の言葉も聞いた。
 損失の多い発表から3週間後の8月22日。新メンバーとして元・LADYBABYの有馬えみりさんの加入が発表された。私は彼女のことは存じておらず、受け入れられるかは不安だった。
 2ヶ月後の10月30日。ツアー福岡公演で初めて新体制でのライブ、そして有馬さんを目の当たりにする。ライブ後には2ヶ月間の不安は杞憂に変わり、逸材がPassCodeに加入してくれた!と安心と期待に満ち溢れていた。ここまで完璧に今田さんの功績・実力を引き継ぎ、自らもリアレンジ出来る実力を兼ね備える人材を見つけたメンバー・スタッフにも感謝と拍手である。
 結局その翌週のツアーにも参戦し、よりPassCodeに対する信頼を深める結果になった。2月のライブと12月のライブではステージに立っている人間は変わったが、歴史を継承し更に高みを目指す彼女達の波乱の1年だった。2022年はいよいよ日本武道館のライブが待っている。

  ◆ コロナ禍でのロックフェス参戦

 5月5日、ロックフェスのJAPAN JAMに参戦した。コロナ禍になって初めてのフェス参戦。開催に際してワイドショーが問題視して焚き付けてきて、この業界は完全に逆風に晒された中での2年ぶりの開催。私は最終日のみの参戦だったが、主催者のRockin'onさんはROCK IN JAPAN等を主催する超大手。ここで失敗するとフェスという文化そのものが失われかねないだけに、私が思っているよりもずっと万全の感染対策を実施されていた。人数も制限され、恐らくは上限ギリギリまで入れたとしても赤字。それでも我々音楽ファンを喜ばせるために開催して下さるのには頭の下がる思いである。
 実際、GW時期に開催されたこのフェス及びVIVA LA ROCKではクラスター発生の報告はなかった。あれだけ不安を煽ったワイドショーには"ざまあみろ"の一言も浴びせてやりたいくらいだったが、一先ず彼ら主催者の苦労が身を結んだことに本当に感謝である。
 フェスの方は当日は雨の野外ということもあり、なかなかこの時期にしては寒いフェスでもあった。しかし04 Limited SazabysやUVERWorld、BiSH等がある意味今しか出来ないフェスをパフォーマンスを披露。BLUE ENCOUNTは当日の天候が雨に加えて風も強かったこともあり、MVの再現のような天候でHEARTを披露。これもまた雨だからこそ聴けた楽曲かもしれない。
 2022年は少しでも多くのフェスが開催され、全国各地の音楽ファンが集うお祭りの場所が戻って来てくれることを願うばかりである。

  ◆ ラルク結成30周年、そして初ライブ参戦

 5月30日、L'Arc〜en〜Cielがバンド結成後初ライブを行った日から30年の記念日。この日に幕張メッセで行われたライブに参戦。私自身ファン歴は20年近くになるのだが、ライブ参戦は実は初めて。
 期待に満ち溢れる中、1曲目のXXXからライブがスタート。幕張メッセは全席平面のアリーナ席である為、正直めっちゃ前の席でなければステージは見えず、音だけ楽しんで映像はスクリーンを見るような状態だった。だがしかしそれでも初めでのラルク、それも30周年の記念日に見ることが出来ただけで大満足だった。最後の曲である虹まで終始楽しませて頂いた。
 今年のラルクは久しぶりに新曲もリリースし、昨年途中で中止になったARENA TOUR MMXXの分も含めて、ツアーを完走したのは9年ぶり。今年初めてラルクを見た私だが、ありがたいことに先日のツアーファイナルにも参戦。2度もラルうのライブを見ることが出来たのは幸運であった。
 2022年も東京ドームでのライブが決まっている。中々コンスタントに活動するのは難しいかもしれないが、小学生の頃の自分よ。大人になってラルクのライブ見れるようになったぞと伝えたい。

  ◆ 大分トリニータJ2降格、その後に天皇杯準優勝

 これは先日の投稿で詳細にレビューを書いたので簡素に書くが、Jリーグ・大分トリニータのJ2降格である。4チーム降格という厳しいレギュレーションのシーズンに、前年までの主力達を続々と引き抜かれての開幕。案の定、連携面でミスが相次ぎ、戦い方もどんどん制限され成績は低迷。3度目となるJ2降格が決まってしまった。覚悟はしていたが、シーズン前の主力の移籍がそのまま結果に直結してしまったのは悔しさしかなかった。その試合を現地観戦していたこともあり、あの光景は目に焼き付いている。
 だが、シーズン終了後に開催された天皇杯準決勝で王者の川崎フロンターレに勝利。13年ぶりとなるタイトルを賭け、クラブ史上初の天皇杯決勝に進出。降格チームが見せた意地には感動させて頂いた。結果としては決勝は終了間際に1度追い付きながらも、直後に決勝ゴールを奪われる悔しい結果となったが、地方クラブであるトリニータが決勝まで進み、1度は追い付く執念を見せてもらったことに勇気を頂いた。ただ決勝で負けたことは初めてであり、それがどれ程悔しいのかも味わった。2022年にもリベンジしたい。
 そして6年間チームを率いた片野坂監督が退任。J3というドン底からの監督キャリアスタート。それが6年後の最後の試合は国立での天皇杯決勝。ファンとしてもこの結末は予想していなかった。監督が作り上げたサッカーが大好きだし、何より丁寧で謙虚な人柄、時には身体を張って笑わせてくれる人間・片野坂知宏が大好きになりました。シーズン最後に見た等々力の準決勝、そして国立での決勝は一生の思い出にします。6年間ありがとうございました。
 2022年からはトリニータは下平監督を迎え、片野坂監督はガンバの監督に。片野坂監督に勝利という形で恩返しを届けるためにも1年でのJ1復帰はマストな年。

  

● 今年印象に残ったライブ


・ 2月23日 PassCode 豊洲PIT
  →今田さん在籍時最後の参戦ライブ

・ 5月30日 L'Arc~en~Ciel
  →30周年記念ライブ。私も念願の初ラルクライブ

・ 6月26日 あいみょん 河口湖ステラシアター
  →ステラシアターの会場としてのインパクトが絶大だった

・ 7月30日 PassCode なんばHatch
  →Ex Libris PassCode再現ライブ。奇しくも前体制最後のライブに

・ 8月6日 Dragon Ash×ストレイテナー
  →Zepp Tokyoでの最後の激アツ対バン

・ 8月7日 PassCode 横浜Bay Hall
  →今田さん勇退発表後初ライブ。涙ながら語った3人のことは忘れない

・ 10月30日 PassCode Zepp Fukuoka
  →有馬さん加入後初ライブ。私の地元・九州で激アツすぎるウェルカムライブ

・ 11月2日 MONOEYES 日本武道館 
  →トディの一言で決まった、ライブハウスバンドの2年越しの夢の武道館

・ 11月6日 PassCode ミュージックタウン音市場 
  → 2年半ぶり沖縄でのライブ。PassCodeがもっと好きになった

・ 11月14日 Perfume LINE CUBE SHIBUYA
  →コロナ禍で作り上げたReframe 2021。完成された演出の数々

・ 11月16日 coldrain USEN STUDIO COAST
  →coldrainのツアーファイナル。コーストと作った圧倒的臨場感

・ 12月11日 ストレイテナー USEN STUDIO COAST
  →コーストラストライブ。テナーの大好きな楽曲達と共に

・ 12月16日 PassCode/OA:kolokol Zepp Tokyo
  →最初で最後のZepp TokyoのPassCode。激動の1年を送った今年の
   ラストライブ。Openning Actのkolokolも◎。

・ 12月26日 L'Arc~en~Ciel 国立代々木競技場第一体育館
  →30thツアーファイナル。センターステージでの圧倒的パフォーマンス

  ※小ネタ

  ◆ 2人の英雄の引退

 4月10日、熊谷にてラグビートップリーグのパナソニック・ワイルドナイツとヤマハ発動機ジュビロの試合を観戦。この後にトーナメントが控えているものの、リーグ戦としては最終戦。そして今年限りでユニフォームを脱ぐ2人のスターにとっては最後のリーグ戦だった。
 2015年のワールドカップで奇跡の南アフリカ戦勝利に貢献した五郎丸歩と、2019年のワールドカップで日本中を沸かせた福岡堅樹にリーグ戦最後の試合。
 残念ながら五郎丸は前半で交代、福岡は脳震盪による一時退出はあったが最後までプレー。パナソニックは優勝し、福岡は有終の美で医者に向けて第2の人生を歩み始めた。

  ◆ 2日連続の雷雨中断

 5月1日と2日、相模原と水戸でJリーグの試合を観戦したが、この時期の関東地方は大気の状態が不安定で2日共に突然の雷雨となる天候。1日目の相模原は開始直後に、2日目の水戸はハーフタイムに試合中断。水戸に至っては試合前には18℃あった気温が、試合再開後には8℃に。僅か1時間後には気温が10℃も低下、更に5月とは思えない気温に。もちろん雷雨中断自体も初めてで、2日連続となると尚更。

  ◆ 試合には勝利したが…

 5月15日、郡山にて福島ユナイテッドとヴァンラーレ八戸の試合を観戦。郡山西部サッカー場の試合は過去に大雪・雷雨・コロナと90分フルに試合が行われたことがなく、曰く付きの会場となっていた。今年のこの試合は小雨こそパラつく天候ではあったが無事に90分開催。試合もユナイテッドが2-0で勝利し郡山のファンに勝利を届けた。
 だが雲行きが怪しくなったのは1ヶ月後。ユナイテッドのメンバーにコロナ対策のプロトコルに対して、十分ではない検査結果のままでメンバー入りさせたとして没収試合とし、0-3で八戸の勝利とするとJリーグが決定。
 結局その後、不服申し立てによって当試合のマッチコミッショナーにも不手際が認められ、結果は元通りに2-0でユナイテッドの勝利に。結果として勝利となったものの、次回こそ郡山開催は無事に終わるのだろうか。

  ◆ 1-8の記録的スコア

 6月13日、米子にてガイナーレ鳥取とAC長野パルセイロの試合を観戦。試合は前半から長野のゴールラッシュで、結果的に長野の三田尚希のハットトリックもあり、最終スコアは何と1-8。私もこれまでに200試合弱を現地観戦しているが、8得点も7点差も史上初である。なおガイナーレは10月に行われた宮崎戦でも0-4の大敗。米子のファンには散々な1年だった。2022年こそ米子のファンに勝利を届けてほしい。

  ◆ 異例の転身

 9月4日、富士通川崎スタジアムにて富士通フロンティアーズとノジマ神奈川ライズの試合を観戦。アメフトの試合を観戦すること自体が初だったが、その中に異例の転身をした選手が居た。
 ノジマ神奈川ライズの石川雄洋は昨年までプロ野球・横浜DeNAでプレー。野球からアメフトへの異例の転身となった、その初陣だった。石川は試合終盤に登場。野球で培った補給技術を活かし、タッチダウンに繋がる見事なパスレシーブを記録。アメフトの醍醐味も知った初観戦だった。

  ◆ WEリーグ開幕

 9月12日、日本女子サッカーの新たな幕開けであるプロリーグ、WEリーグが開幕した。私は西が丘サッカー場で試合を観戦。この日のカードは日テレ・東京ヴェルディベレーザと三菱重工浦和レッズレディース。なでしこリーグの最多王者vs最新王者の試合、両チーム共になでしこジャパンのメンバーも多く在籍する最注目カード。
 試合はベレーザが先制するも浦和が追い付き、終了間際になでしこジャパンメンバーでもある塩越柚歩の決勝ゴールで浦和が勝利。記念すべき開幕戦に勝利した。
 リーグは3月5日より後半戦が再開。初代女王はどこになるか注目である。

 

● 結びに



 今年もコロナ禍により色々と制限のある中での1年だった。その中でライブハウスの閉店等もあり、まだまだ厳しい状況は続いている。また、上記にもあるがコーストの閉館や今田さんの勇退など別れを感じる1年でもあった。それは大分トリニータのJ2降格や片野坂さんとの別れも例外ではない。
 個人的にはたくさん笑いもしたが、それ以上にたくさん泣いた1年でもあった。2022年は少しでも多く、今年よりもたくさん笑っていられる1年であってほしい。皆様、今年もありがとうございました。


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