空想映画「A NO BUTTON」あらすじとポスター

あらすじ

トロイは電子工作が趣味のフリーター。ある有名大学に所属していたが人間関係のほつれで中退した。その後ニューヨークのぼろアパートで一人暮らしをしている。
その日彼はいつものように様々な部品をくっつけて遊んでいた。今回はヘンテコな時計を作っている様子である。
数時間かけて完成させ、とうとう起動させようと電源ボタンを押したその瞬間、けたたましい音と光が彼の小さな部屋全体を満たした。彼は気を失い倒れ込んだ。
彼が目覚める。自分の身を確認する。どこにも異常はなく一安心し、次に時間を確認した。そこで違和感を覚える。まだ例の時計が完成した直後の時間だった。彼は時計からの光と音で気を失っていたはず。なにかがおかしいと感じた彼だが、きっと勘違いだろうと納得した。
気づけばもう深夜1:00を過ぎていた。彼は睡眠をとるためベッドに向かう。途中で部屋の電気のスイッチを押し部屋の電気を消す。そして暗闇の中ベッドに入り眠りにつく。
彼が目覚める。部屋の電気のスイッチの前で。部屋は電気がついている。時間は深夜1:00過ぎであった。
そう、彼が押すボタンで世界はリセットされる。

ポスター