【書評】『部長ってなんだ!by 丹羽宇一郎(伊藤忠の元社長)』『魂の経営 by 古森重隆 富士フィルム社長』ほか

『部長ってなんだ!by 丹羽宇一郎(伊藤忠の元社長)』『魂の経営 by 古森重隆 富士フィルム社長』
この2冊を読み、自分の価値観とは合わないけど、モーレツ日本企業が、どうすれば世界を相手に勝っているのかを感じることができた。
まずは、丹羽さんの部長ってなんだ!の本
イノベーションを起こせるのが40代とか50代の部長世代であり、その世代こそ一番面白いものだ!という話から始まり、モーレツ部長について滾々と説いている。ワークライフバランスという言葉自体がおかしくて、実はアメリカ人もねんがら年中働いているだとか、日本人がここまで世界で活躍できているのは、徹夜をいとわないハードシップがあるからだ、などという議論が並ぶ。自分個人の考えとは価値観が合わないが、ハートに火をもとしてくれる本ではある。
次に、古森さんの魂の経営
古森さんは魂で経営していらっしゃると思うが、本の執筆は魂込めて書いている感じではなかったな。古森さんが言っていたのは、徹底的に競争せよということ。勝ち負けがあるから、自分の得意不得意がわかる。勝ち負けがあるから頑張れる。というようなことを書いていた。確かに、今の日本は競争があらゆるところからなくなってきているものな、、、
本の趣旨からは外れるが、富士フィルムは写ルンですを早めにあきらめて、多角化することでエクセレントカンパニーとして生き残ることができた。だが、古森さんは写真事業から撤退する気はなく、3.11の時にその気持ちを強めたという。というのは、デジカメを持っていない人にとって、いきなり家族が津波で流されて行方不明になった場合、写真が唯一の思い出となる。被災地にて、津波で泥だらけになってしまった家から必死で写真を探し、必死できれいにしている姿を見せ、写真が思い出を記録する媒体として依然として重要な役割を担っていることを痛感したそうだ。

中古で買ってすぐ捨てちゃったけど、日本電産の永森さんが書いた本も、同じような趣旨だったな。

『シリコンバレー式 最強の育て方』
これは、結構面白かったので再度記事執筆

『ブラック霞が関』
単純に官僚の労働環境と仕事内容がわかって面白い。自分はそもそも官僚が国会の答弁を作るのにこんなに時間をかけていることを知らなかったから、教養として知れてよかった。あとは、官僚って政策を作っているんだね。それから、業務上の情報伝達やコミュニケーションはみな目上の人に合わせるから。目上の人が変わらないと変わらないということはよくわかる。

Daigoのマインドフルネス
姿勢を正して、4秒吸って6秒吐くとかその程度

一発OKをもらいたがる一般社員も多いが、単にの意見を取り入れて自分の考えをよりよくしようとする視野の広さと冷静さも重要(トップ5%社員の習慣)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?