COACHのレザープレート表記
COACHは1941年、皮革工房としてニューヨークで創業した。
野球用グローブに使われる分厚いグラブタンレザーを用いた鞄は、数十年に渡って使用しても型崩れしにくく、高い品質を保つ。
1970年頃から取り付けているCreedと称するレザープレートは、年代によって少しずつ異なるため、これを確認することである程度の制作年代や商品形態を知ることができる。
なお1994年までは各バッグに固有個別の「シリアル番号」を振っていたが、その後追加番号を組み合わせた「スタイル番号」となった。
2014年から、COACHは「スタイル番号」を小さな白いタグに印字して内ポケットの隅などに縫い込む試みを始めた。2016年にはもとに戻ったとの情報もあるが、確信的な最新情報については依然調査中。
以下、プレートの表記メモ。何を聞かれても答えられない、単なる備忘録です。末尾に参考HPを示すので、ぜひご参照ください。Google翻訳万歳!
●プレートがない
1960年代初頭~中期
プレートがない、又は金属の小さいプレートのみ
●プレートあり、番号なし
1960年代後半~1970年代初頭
LEATHERWARE
THIS IS A COACH BAG. IT IS MADE OUT OF A COMPLETELY NATURAL GLOVE TANNED COWHIDE. THE SCARS, SCRATCHES, VEINS AND WRINKLES ARE NATURAL CHARACTERISTICS OF FULL GRALEATHERS.
MADE IN NEW YORK CITY, U.S.A.
ニューヨークのCOACH工場で製造されたもの。
番号の刻印はなし。
●XXX-XXXXの数字刻印
1970年代〜
THIS IS A COACH BAG. IT IS MADE OUT OF A COMPLETELY NATURAL GLOVE TANNED COWHIDE. THE SCARS, SCRATCHES, VEINS AND WRINKLES ARE NATURAL CHARACTERISTICS OF FULL GRALEATHERS.
MADE IN THE UNITED STATES (or MADE IN U.S.A.)
XXX - XXXX
個々のバッグ固有のシリアル番号であり、番号そのものには意味はない。
●XXXX-XXXの数字刻印
1980年代〜
THIS IS A COACH BAG. IT IS MADE OUT OF A COMPLETELY NATURAL GLOVE TANNED COWHIDE. THE SCARS, SCRATCHES, VEINS AND WRINKLES ARE NATURAL CHARACTERISTICS OF FULL GRALEATHERS.
MADE IN THE UNITED STATES (or MADE IN U.S.A.)
XXXX - XXX
個々のバッグ固有のシリアル番号であり、番号そのものに意味はない。
●YXY-XXXXという数字と文字の刻印
1994年~2006年
THIS IS A COACH BAG. IT WAS HANDCRAFTED IN ●●●●● OF COMPLETELY NATURAL GLOVE-TANNED COWHIDE. THE VARIATIONS IN THE GRAIN ARE CHARACTERISTIC OF NATURAL FULL GRAIN LEATHER.
YXY - XXXX
●●●●●に国名が入る。
スタイル番号は 文数文 - 数数数数 の並び。
【例】A1B - 2345
A…………製造月。
A…1月、B…2月、C…3月、D…4月、E…5月、F…6月、G…7月、H…8月、I…1と紛らわしいため欠番、J…9月、K…10月、L…11月、M…12月
1…………製造年(西暦の下1桁)
B…………製造工場
2345…バッグのスタイル番号
●YXXX-XXXXXという数字と文字の刻印
2006年~
THIS IS A COACH BAG. IT WAS HANDCRAFTED IN ●●●●● OF COMPLETELY NATURAL GLOVE-TANNED COWHIDE. THE VARIATIONS IN THE GRAIN ARE CHARACTERISTIC OF NATURAL FULL GRAIN LEATHER.
YXXX - XXXXX
●●●●●に国名が入る。
スタイル番号は 文数数数数 - 数数数数数 の並び。
【例】A1234 - 56789
A……………製造月
A…1月、B…2月、C…3月、D…4月、E…5月、F…6月、G…7月、H…8月、I…1と紛らわしいため欠番、J…9月、K…10月、L…11月、M…12月
12…………製造年(西暦の下2桁)
34…………製造工場
56789…バッグのスタイル番号
●プレートあり、番号なし、上部に馬車マーク
2015年〜
●その他の刻印
○○○-F○○○○ アウトレット・オンライン用に製造されたファクトリー製品。もともとお手軽価格で販売することを前提に生産されており、新品傷なしの状態でアウトレット店頭に並ぶもの。
プレート上部に× 傷、在庫多数などの理由からアウトレットに流れたブティックバッグ。デザインや材質等はブティックバッグと遜色ないが、瑕疵によりややグレードが下がる。
スタイル番号の末尾にP パイロット製品。試験製品であり、実際に製造・販売されていない可能性がある。ほとんど見かけない。
プレートの隅に◎ 在庫多数などの理由からアウトレットで割引価格で販売された、本来正規価格で販売できる製品。デザインや材質等、ブティックバッグと遜色がない。
●私見
世界で何十箇所もの工場でCOACHブランドのバッグが作られているだけあって、他にも正規品だけど書き方が違うものや、その他の意味を持つ刻印がいろいろあるらしい。キリがないので、とりあえずこんなところで切り上げる。
オールドコーチが何年代のものを指すかも、いろいろな意見があるらしい。現代でも新しいレザーバッグが次々リリースされており、オールドコーチに興味を持って初めて、予想外に手広いことを知った。
手元に1998年の物があるが、多少掠れて色が落ちても、手持ちの保湿クリーム塗るだけで色が復活する。リペアの必要なし。
ただ、重厚な色と質感で、ファッションにおけるアクセントにはなりにくいかもしれない。金具と同じような落ち着いた金と相性が良い。
個人的には、あのもっちりした手触りが忘れられないため、もう一世代前のものが欲しい。柔らかい手触りがクセになる。集めたくなる気持ちがとてもよくわかる。これは立派な沼。
●参考
http://vintagecoachbags.com/
http://coachbagrehab.blogspot.com/2012/04/guide-to-dates-of-vintage-coach-bags.html
https://handbags.lovetoknow.com/designer-handbags/coach-purse-serial-numbers
https://essexfashionhouse.com/blogs/news/the-ultimate-guide-to-coach-serial-numbers?_pos=1&_sid=d7bb7c0d7&_ss=r
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