世界で一番甘いお話。

初めまして、鎖骨と申します。まずは、この記事を開いてくださった画面の前の貴方に感謝を申し上げます。

はじめに

じめじめとした梅雨が明け、夏がやってきた。「俺、ここにおんで」と言わんばかりの太陽の自己主張の強さに嫌気が差すが、美人なお姉さんたちの大胆な格好を見ると、ぶっちゃけ夏も悪くないなと思う。

私がnoteを書くのは2回目だ。初めて書いたnoteは、大した文章力も語彙力もない読みづらいnoteに仕上がったのにも関わらず、沢山の人たちが面白かった!と褒めてくれた。思いがけない反応に気分を良くし、調子に乗ってまたこのページを開いた所存である。

今回もまたSEVENTEEN(以下セブチ)の曲に対して一筆をと思ったのだが、noteで想いを大爆発させたい曲があまりにも多く、自分では決めきれなかったため、Twitterの方でリクエストください!と0件覚悟でお願いしてみたところ、ぜひこの曲を!とリクエストを頂いたので、有難くその曲について書いてみることにした。

ちなみに、前回と同様これはただのヲタクがある一曲についてダラダラと語るだけの記事、気持ち悪くない訳がない。私はこの記事一つにありのままの姿を詰め込んでお届けする予定だから、戻るなら今だという注意喚起と読みにくい文章がこれからダラダラと綴られることを先に謝罪し、始めていきたいと思う。

今回のテーマ

いきなりだが、画面の前の貴方は「OST」という言葉をご存知だろうか。恥ずかしながら私は、KドルヲタクになってからもこのOSTという言葉が何を指しているのか全然分からなかった。

OSTとは「Original Sound Track」の略称で、日本では「サントラ」と呼ばれるものである。映画やドラマ、またはゲーム内で流れる音楽のことを指すそうだ。

主人公とヒロインがキスをする時に流れる甘い音楽も、喧嘩していた友達同士が和解しハグする時に流れる音楽も全てOSTに当てはまる。

ドラマや映画の雰囲気を一層盛り上げ、視聴者の方々がよりその世界線にのめり込みやすくするためにも大切な役割をしているOSTだが、ここでも日本と韓国では少し差がある。

日本でも大人気な韓国ドラマではこのOSTが必ず制作、そして販売される。しかも一曲だけでなく何曲も収録されているのだ。時によっては2枚セットなんてこともあるらしい。なんというか韓国は商売だけでなく、音楽にも秀でている国だなと改めて思う。

大体のOSTはドラマの放送がスタートする前に、誰々がこんな曲を歌いますよ〜というのを発表する。放送前から関心と注目を集めるのが狙いらしく、そしてそのOSTを歌っているのが大物芸能人だとより関心が高まり、みんながドラマを見よう!という気持ちになるという戦法でもあるそうだ。なんて賢いのだろうか。

この時点でも日本と韓国では、ドラマ文化がかなり違っていて面白いのだが韓国はまた一味違う。韓国の有名な歌手の方だけでなく、韓国アイドルや主演を務めている俳優の方もこのOSTに参加し、ドラマ内で起用されたりなんてこともある。

韓国アイドルの中でも、グループ全員で収録されている場合もあれば、ソロで収録されている場合もある。主演を務めている俳優さんと仲が良いからという理由でOSTに参加するパターンもあるそうだ。

一つのドラマだけでも何曲といった音楽が制作され、そして沢山の人が関わっているというのも韓国ドラマの特徴の一つと言っても過言ではないだろう。

そして我らがセブチもこのOSTに沢山参加してきた。個人でOSTに参加した人たちもいるが、日本でも大きく話題になった韓国のウェブドラマ「A-TEEN」にて13人のうち5人が参加した『A-TEEN』、その後に放送された「A-TEEN 2」では13人全員で参加し、発表した『9-TEEN』あたりは有名なんじゃないかと思う。

もうこの時点で画面の前の貴方もきっと分かっている事だろう。こんなに長々とOSTについて語ってきたんだからどうせOSTとして選ばれた曲を書くんでしょ、と。

全くもってその通りである。そのことに気がつけた貴方は名探偵コ◯ンと張り合えるくらい推理力が高い。しかし、私が今回書こうとしているのは、A-TEENでもなく9-TEENでもない。まだこの本記事において忘れてはいけないOSTがある。一体、何か。

それはまさに、セブチとして公開された曲の中でも最高峰クラスの甘さを誇る SWEETEST THING である。


最高に甘いストーリー

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SWEETEST THINGは、JTBC金土ドラマ「チョコレート:忘れかけていた幸せの味」のOSTとして2019年12月1日午後6時に各オンライン音源サイトにて公開された。本ドラマのOSTの中でも、トップランナーを務め、ドラマの関心を高めるスタートダッシュをきったと各ニュースでも話題を集めた。

ある記事では、SWEETEST THINGについてこう綴られている。

心地よいピアノの旋律で始まる「SWEETEST THING」はタイトル通り‘世界で一番甘いもの’をイメージさせ、ドラマで描かれる甘い雰囲気をさらに温かく盛り上げる予定だ。

浮かぶだろう。もうこの時点で最高に甘いストーリーが。

この曲に触れる前から、私の心臓は甘ったるくて爆発してしまいそうだ。SWEETEST THINGという名前だけで。

ちなみにこのOSTが起用されている「チョコレート」というドラマの名前も甘い。なんかもう、全体的に甘過ぎる。やめてくれよ、私はロールケーキを食べるだけで胸焼けを起こしてしまうというのに。胃がもたれると分かっていても食べ進めたくなるじゃねえか。

題名からすでに甘く、糖分の波に溺れてしまいそうになるが、気を引き締めて進めていこう。このSWEETEST THINGは、セブチ13人で参加しているものではない。この曲に参加しているのは、5人。

ジョシュア、ウォヌ、ドギョム、スングァン、ディノの5人である。

いや、ちょっと待て。

いやいやいやいや、本気か?誰だよ、こんなキャスティングにしたやつは。最高なメンツすぎるだろうが。頼むから口座教えてくれよ。10万円振り込むから。

13人の声色は13人13色だ。それぞれ声に特徴がある。ヒップホップチーム・パフォーマンスチーム・ボーカルチームと、ラップ・ダンス・歌に特化したチームが存在するが、正直13人それぞれ全てをそつなくこなしていると思う。

もっと言葉にすれば、13人全員歌が上手い。もちろん、ダンスもラップも目ん玉がひん剥くほど上手いのだが、本当にアイドルのクオリティか?と疑ってしまうほど、歌が上手いのだ。

突然だが、画面の前の貴方はバラードはお好きだろうか。興味がないだろうが、私はバラードがとても好きだ。ゆったりとした曲調に身を任せて目を瞑ると、その曲を聴いてる瞬間悩みは消えて何も考えなくていい、そんな思いが浮かび気分がスッキリする。

なんでもいい。一旦このブラウザを閉じて、13人の曲の中で、好きなバラードを聴きながら読んでみてほしい。そして出来れば静かなところで。いまこの瞬間、その曲しか聴こえない世界で、画面の前の貴方は何に耳を傾けているだろうか。

心が落ち着くようなメロディー?それとも、暖かいお母さんの手を連想させるトントンといった心地良いリズム?もちろん、そういう方もいるかもしれない。しかし私は、心にスッと入ってきて優しく包み込んでくれる13人の優しい声ばかり耳に入ってくる。

バラードを歌える人はすごい。リズムやメロディーをバックに自身の声だけで人を魅了させる。バラードにはどんなパフォーマンスもいらない、声だけで勝負しなければならない世界だ。簡単なことではないだろう。

しかし、13人はそれが出来る。声だけで人の心に寄り添い、魅了させることができる。それって、プロの歌手じゃないとできないことではないだろうか。

上記でも述べたが、13人にはそれぞれの特徴がある。音域が広い子もいれば、声が元から低い子もいる。誰も声質が似ているなんてことはない、しかし13人には共通する特徴がある。13人全員が甘く歌えるということだ。

正直に言ってしまえば、曲の雰囲気と歌声が合っていないとバラードは聴けない。自分の中のパズルと、曲の雰囲気、そして歌声のパズルがハマらないとたった1曲でも聴き続ける事は厳しいのだ。だが、13人のバラードは聴けないどころか何のわだかまりもなく、心にストンと入ってくる。なぜだろう。

13人は曲の雰囲気に合わせて声を変えることが上手い。パワフルな曲の時は力強く歌い上げ、悲しい失恋の曲には失恋した当事者のごとく相手を想い歌い上げる。

そしてバラードも、聴いている人に寄り添うように優しく甘く、そして暖かく歌い上げる。だから13人は難しいバラードだってピタッとパズルがハマるよう時のように、違和感がないのだ。

お前高速道路にでも乗ったんか?ってくらい猛スピードで本記事から逸れてしまったが、13人全員声が甘いということを踏まえて、この曲に触れてみると、このOSTを担当しているメンバーのキャスティングに本気度を感じた。

まずはメインボーカルの二人。ドギョムは13人の中でも真っ直ぐで、澄み切った声をしている。何も汚れていない、真っ白の声。逆にいえば、何にでも染められる声。ドギョムは歌が上手いだけでなく、声の適応力がメンバー内でもずば抜けていると思う。彼は歌だけで何にだってなれる、そんな力がある。

そして、スングァン。13人の中では高音のパートが多いのではないだろうか。曲の中のキーリングポイントなどをよく担当する彼の声には棘が一切感じられない。そして聴いていてとても爽やかな気分になれる。高音だけでなく低音もブレずに歌うことができる彼がいるだけで、曲が締まる、そんな雰囲気がある。

次にこのOST内では最年長のジョシュア。初めてSWEETEST THINGを聴いたとき、正直にこの曲はジョシュアにぴったりだと感じた。個人的にジョシュアは13人の中でも声がダントツに甘いと思う。わたあめのようにふわふわとしているが、甘ったるいわけではなく、どこか大人の余裕を感じるのだ。

そして我が推し、ウォヌ。5人の中でラップを担当しているのは彼のみだが、彼の歌声は聴いていてとても心地が良い。13人の中でも、5人の中でも低音を担当している彼は、曲のアクセントになりやすい。強いていうなら、この曲のスパイスに唯一なれる存在。彼のピリッとした甘さがあるだけで、曲全体の甘さをより引き立たすことができるのだ。

最後は、セブチの末っ子ディノだ。私は彼がこの曲に参加していることを知って感じたのだ、この曲に対する本気度を。正直、彼は目立ったパートを歌うタイプではない。だが彼は魅力的な声を持っている。そして歳月を重ねる度に、一番成長を感じられる声だ。高すぎず、低すぎない心地良い彼の声には、一度ハマってしまえば抜け出せない中毒性のある力を持っていると思う。

もちろん、このOSTに参加していない人たちにも素敵なところは沢山ある。しかし、私はこの5人だからこそ出来たSWEETEST THINGだと感じている。

きっとこれ以上人が増えれば曲が甘くなりすぎていたし、これ以上人が少なければ、どこか物足りなかったと思う。それくらいこの曲とこのメンバーは相性もバランスも良いのである。


さて、ここまで長々とSWEETEST THINGについて簡単に紹介してきたが、ぶっちゃけもう私は糖分過多で色々とやられている。携帯で打てばいいものの、パソコンの方がなんかかっこいいじゃん...?と軽率にパソコンで打ち始めた私をチョコレートでぶん殴ってやりたい程だ。

しかし、ここまではまだまだ序盤。本記事においてメインと言ってもいい、まだ大切なことが残っている。

画面の前の貴方は、SWEETEST THINGの歌詞をじっくりと読んだことがあるだろうか。私は、この曲を翻訳してくれている優秀ヲタクの皆様の動画を見て、驚愕した。というか、顎が地に着いた。

結論から話そう。この曲は、題名の5倍甘い。覚悟を決めて読み進めても、正直甘すぎるチョコレートに溺れて死ぬ。今から私は、画面の前の貴方をSWEETEST THINGの世界へと招待する。一旦深呼吸をして、覚悟を決めてから読み進めてほしい。

チョコレートに溺れる。

まず、SWEETEST THINGはドギョムからスタートする。

따뜻하게 나를 감싸오네
기분좋은 공기 내 코 끝을 스치네
暖かく 包み込む
気持ちいい空気 僕の鼻先を掠める

おいおい。ちょっと待て。

え?出だしから激ヤバ過ぎんか。

優しい旋律を奏でる綺麗なピアノの音が聞こえてきたと思ったら、うずまき菅を通って子宮にダイレクトに飛んでくるドギョムの歌声。

あれ、私今の一瞬で妊娠した...?と疑うレベルで声が甘い。そしてエロい。

이제야 알 것 같아 세상이 아름다운 이유
너를 만나고 나서야 깨달아
やっと分かったんだ 世界が美しい理由を
君に出会ってからやっと気がついたよ

おいおいおいおい、だからちょっと待ってくれよ。

お前ら、私のことを殺す気か?もはや隠す気もない殺人行為に笑いが込み上げてくる。

ドギョムからのジョシュアという流れ。コイツら、ガチだ。本当に歌声だけでここ一帯を死体で埋めようとしている。やめてくれよ。まだ死にたくない。

世界で一番甘いジョシュアの口から「君に出会ってから世界が美しい理由に気がついたよ」なんて言われたら、枕で口元抑えながら『惚れてまうやろオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』する。

같은 거리에서도 모든게 달라져 지나가는 매 순간에 니가 보여
널 닮은 구름과 널 담은 바람도 느껴지네 매일이 새로워져
同じ道でも全てが違ってく 過ぎていく全部の瞬間に君が見えるんだ
君に似た雲と君を包む込む風も 感じるよ 毎日が新しくなっていく

ゑ、本当に死ぬ?

まず深呼吸をしよう。そしてそれから考えてみてほしい。

ここのパートは13人の末っ子、ディノが担当している。デビュー当時、ギザギザ前髪で登場し、某メンバーから「ディノ、ヌグエギ〜?(誰の赤ちゃん〜?)」とヌグエギハラスメントを受けていた我らの末っ子が、ここではこんな甘い声で、甘く口説いている。

信じられっかよ。これ、夢じゃないんだぜ。

何年か前の彼とのギャップに頭が追いついていないが、一旦このことは置いて、先に進んでみよう。

모든게  Feel so good  feel so good feel so good
니가 선물해준 수많은 기억들 하나하나가 너무나 달콤해
계속 이어가고 싶은데
全てが Feel so good feel so good  feel so good
君から貰った数多くの記憶 一つ一つがとっても甘くて
これからも紡いでいきたいんだ

バカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

おめえが一番甘ェよ。そんなことあるか。まだサビ前だぞ。

「君から貰った数多くの記憶をこれからも紡ぎたい。」

なんて綺麗で暖かい言葉なんだろう、思わず『うん、幸せになろうね』と返事してしまったじゃないか。

Baby it's you woo 바로 You woo
쏟아지는 햇살처럼 별빛처럼
달빛처럼 언제나 곁에 있어준
Baby it's you woo まさに You woo
降り注ぐ日差しのように 星の光のように
月の光のように いつだってそばにいてくれる

SWEETEST THINGといえばココがとても耳に残りやすい。

決してアップテンポではないが、気がついたら口ずさんでしまう、それほどリズムが良いパートだと思う。そして韓国語が話せなくても、〜チョロmのところだけ言えれば、それとなく歌えてるようにも見える。海外ヲタクにも優しい部分だ。

Cuz it's You woo Always You woo
가장 어두운 밤에 온기가 되어준 너
Cuz it's You woo Always You woo
真っ暗な夜に 温もりになってくれる君

ここの部分、訳していてとてもいいなと思った。真っ暗な夜という単語を想像すると、「暗い」「闇」「寂しい」など気持ちが晴れるような感情にはならない。

では、温もりという単語はどうだろうか。「暖かい」「心地良い」「オレンジ色」はたまた「赤色」そういったイメージが浮かぶ。

なにもない真っ暗な闇の世界で「君」は一筋の光のように、「僕」のそばにいてくれて、暖かく包み込んでくれるそんな存在。

反対の言葉を並べるだけで、沢山の想像ができる。このたった一文で。

Oh now I know that You're the SWEETEST THING
달콤한 입술로 말해줄래  Yeah
Oh now I know that You’re the SWEETEST THING
甘い唇で言ってくれるかい? Yeah

そしてココだ。この曲は「世界で一番甘いもの」と題しているように、幾度となく「甘い」という単語が出てくる。しかし、「甘い唇」という単語はここでしか出てこない。

しかもここはジョシュアが担当している。もう一度言う。ジョシュアだ。世界で一番甘い唇から「甘い唇で言ってくれるかい?」と催促されている。

ええんか?私がそんなことしたらセクハラで訴えられんぞ。

Oh now I know that You're the SWEETEST THING
점점 더 커지는 맘 향기롭게 퍼지는 이 밤
Oh now I know that  You’re the SWEETEST THING
少しずつ大きくなる心 香り高く広がるこの夜

ここではドギョムからの少し高く真っ直ぐな歌声から、耳元で囁かれているように低く落ち着いたディノの声。またここの相対がこのサビの良さを引き立てている。

Oh now I know that You're the SWEETEST THING
어떤 향기 보다 훨씬 더 달콤하게
Oh now I know that  You’re the SWEETEST THING
どんな香りよりも ずっともっと甘く

いやいやいやいや、もう十分に甘いんよ。

ええて〜、もうええて〜、お前らもう糖度100%なんだからこれ以上甘くなんなって〜。

모든게  Beautiful beautiful beautiful
니가 선물해준 수많은 기억들 하나하나가 너무나 소중해
계속 이어가야만해
全てが Beautiful beautiful beautiful
君がくれた数え切れないほどの思い出 一つ一つがとても大切だよ
ずっと紡いでいかなきゃいけないんだ

ゑ、死ぬ?

糖分致死量の摂取で糖尿病なるわ。頼むからもうこれ以上私のことをメンヘラにさせないでくれ。思わず『一生離さないからね。』したわ。

Baby it's You woo 바로 You woo
쏟아지는 햇살처럼 별빛처럼
달빛처럼 언제나 곁에 있어준
Baby it's You woo そう You woo
降り注ぐ日差しのように 星の光のように
月の光のように いつだってそばにいてくれる
Cuz it's You woo Always You woo
가장 어두운 밤에 온기가 되어준 너
Cuz it's You woo Always You woo
真っ暗な夜に 温もりになってくれる君
부드럽게 녹아내려 Everyday
솜사탕같은 우리 추억을(추억을)
하얀 캔버스에 그릴게 (yeah yeah)
優しく溶けてく Everyday
綿飴のような僕らの思い出を (思い出を)
白いキャンパスに描くよ (yeah yeah)

ガッーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

もうダメ......... 2番のサビからの展開部分、不意打ちでそんな囁かれたら綿飴のごとく私が溶けていってしまう...........................

もうこの世に未練は何もない。ウォヌから、真っ白なキャンパスに僕たちの思い出を描こうという言葉が聞けただけで、私は幸せでした.......

온세상 가득 흘러내리는
너와 이제는 모든걸 함께해
世界中に溢れていく
これからはどんなことも君と共にしよう

絶 対 に 生 き る 。

ココ、すっごい鳥肌がたつ。メインボーカルであるドギョムからのスングァン、力強さが計り知れない。

身体の奥底からグンっと押されるような、だけど優しさで包まれているドギョムの歌声から、儚げに澄み切ったスングァンの高音へとバトンが渡されるこの瞬間。

流石セブチのメインボーカルだ。実力が圧倒的に違う。SWEETEST THINGオリンピックが開催されていたら金メダルどころか、銀、銅も総ナメしていただろう。

そしてこのスングァンの高音パートから一瞬にして、曲はラストスパートへと差し掛かっていく。

Baby it's You woo 바로 You woo
쏟아지는 햇살처럼 별빛처럼
달빛처럼 언제나 같이 있을게
Baby it's You woo まさに You woo
降り注ぐ日差しのように 星の光のように
月の光のように いつだって一緒にいるよ

お気づきだろうか。いつだってそばにいてくれる「君」から今度はどんな時も君のそばにいる「僕」へと変換されている。

甘い、甘すぎる。流石に甘過ぎて息がしにくい。

そしてよく耳を傾けてみると、先ほど高音パートを歌い上げたスングァンが後ろでコーラスをしている。「いつだって一緒にいるよ」の部分でハモっているのだ。しかも今度は低音で。

これをどうやって好きの言葉以外で表せると言うんだ。あまりにも甘く、ズルい。

Cuz it's You woo Always You woo
항상 니 곁에서 니 온기가 되어줄게
Cuz it's You woo Always You woo
いつも君のそばで 君の温もりになってあげる

はい、ノックアウト。

1番・2番と、真っ暗の夜のなかで温もりになってくれた君に代わって、今度は僕が君のそばで温もりになってあげる、と言っている。

プロポーズか?いや、薄々と勘づいてはいたが、これってやっぱりプロポーズだよな?世界中の人間がパートナーから欲しい言葉を、今私は頂いてしまっているよな?

Oh now I know that You're the SWEETEST THING
아름다운 눈빛으로 말해 Yeah
Oh now I know that  You’re the SWEETEST THING
美しい瞳で伝えて Yeah

まるで詩を読んでいるような感覚になるほど、綺麗な表現の仕方だ。

「甘い唇」で話して「美しい瞳」で伝えてほしい。

主人公が心の底から相手を想っていることが伺える素敵な一文だ。

Oh now I know that You're my everything
점점 더 커지는 맘 온통 너와나 뿐인 밤
Oh now I know that  You’re my everything
どんどんと大きくなっていく心 この全てが君と僕だけの夜

おいおいおいおいおいおいおい。ちょ待てよ。

え、終わった?

思わず私の中のキムタクが現れてしまうほど、情報が処理しきれていない。

一個ずつ落ち着いて見ていこう。

2番のサビ終わり、ジョシュアのパートから曲調は一転、雰囲気が変わったかと思えばスングァンの高音パートから一気に展開は進み、曲を盛り上げてこの曲はラストスパートへと確実に足を進めていた。

スングァン、ジョシュア、ドギョムとパートが続き、問題は最後のパートである。

まず1回目の Oh now I know that  You’re my everything の部分では力強く気持ちを込めて歌っていたドギョムが、ここではとても優しい。

力を入れて握り締めていた拳が急にフッと力が抜けてしまうほど、一番優しく感じるのだ。

『You’re my everything』 日本語だと『君は僕の全てだ。』

そんなパートを彼はこんなに優しい声で、真っ直ぐと歌い上げている。涙が止まらない。しかし、問題はここではない。次のパートだ。

どんどんと大きくなっていく心 この全てが君と僕だけの夜

ココだ。このパートをディノがドギョムからバトンを受け取り、最後を締め括っている。

何度でも言う。彼は13人の末っ子だ。そんな彼が、ラストパートを担当し、「この全てが君と僕だけの夜」と歌っているこの曲は幻でもなく、夢でもない。私たちが生きている世界線で起きた事だ。

このディノのパートが終われば、また優しいピアノの旋律が聴こえ、この曲は終わる。甘く優しいメロディーを耳に残して。

必然的な奇跡だった。

画面の前の貴方は、私が冒頭で「このメンツでこの曲に対する本気度が分かる」と述べたことを覚えているだろうか。

この曲は世界一甘いものを題材に、主人公が愛するパートナーを想って純粋な愛を伝える、そんな曲だ。

SEVENTEENのほとんどの曲の作詞作曲は、メンバーであるウジを筆頭に製作されている。

しかし、この曲は神話、NU'EST、Wanna One、I.O.I. 出身キム・チョンハさんなどのトップアイドルから様々なジャンルの歌手のヒット曲を手掛けたPhantomのキゲンさんが作曲を担当、そしてその他にも名高いアイドル達の曲を製作された方々がプロデュースチームに参加し、作詞されている。

ウジではない、沢山の方々の経験と価値観が融合して出来たこの曲を、どういう基準で選ばれたかは分からないが、SEVENTEENであるジョシュア、ウォヌ、ドギョム、スングァン、ディノの5人が代表として歌い上げているのである。

大袈裟かもしれないが、このメンバーでこの曲を歌えていることは奇跡であり、必然なことだったと思う。セブチのアルバムとしてでは、きっと見ることが出来なかったであろうメンバーに、プロの方々が丹精込めて製作された曲のコラボ。

当たり前のことのように思いたくないという私のエゴかもしれないが、少なくとも私はこの曲を聴いて、この曲の歌詞の意味を知って、この曲がOSTとして起用されていることを知って、私は思った。

世界で一番甘い歌を、歌い上げれるのはこの5人しかいなかったのだと。

他の誰でもない、この5人だからこそ、出来た曲だったのだ。

95・96・97・98・99年と各年に生まれた青年達が集まり、SWEETEST THINGという繊細で暖かくとても甘いこの歌を、立派に歌い上げた5人が誇らしく感じた。そして同時に、愛おしい気持ちで満たされた。


SEVENTEEN としてではなく、ドラマのOSTとして出した曲。

SEVENTEEN の代表として、OSTの先陣を切った5人。


この曲は、チョコレートよりも甘くどんな光よりも暖かい私たちの温もりになってくれる、そんな曲なのだ。



最後に

ここまでダラダラとSWEETEST THINGについて語ってきた。前作に続き、今回も1万字を超える記事となってしまった。文字ばかり続き、読みにくい文章が並べられて非常に読みにくかったと思う。ここに書かれていることは、あくまでも個人的見解だ。こんな考え方のやつもいるんだな、くらいで思って頂けるとありがたい。

久しぶりにnoteを開き、文字を並べてみたが思っていたよりも書きたいように書くことができて、なかなか満足した。また気が向いたら、このサイトを開こうかな。今度は携帯で。

ここまで読んでくださった画面の前の貴方に、再度感謝を申し上げます。




2021.07.30

鎖骨


⚠︎ 本文に出てくる歌詞の翻訳は、意訳を含みます。翻訳した文の再利用・再掲載等はお控えください。





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