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【国葬儀】献花に行ってきたよ

2022年9月27日、安倍晋三元首相(この後は安部さんとお呼びします)の国葬儀が行われた日に、一般献花に行ってきました。その感想を残しておこうと思います。

最初に言っておくと、私は右でも左でもありません。〇〇だからすべていい、△△だからすべて悪いということはなく、誰がやっても正しい事は正しいし、間違ってる事は間違ってると思います。ゆえに安倍さんの全てが完璧だった、とは思っていません。
ただ、持病を持ちながら8年半も総理大臣を務め、海外から非常に高い評価を受け、選挙演説中に非業の死を遂げた、もっと言えば暗殺された方を偲ぶと言うのは日本国民として当たり前のことだと思うのです。

9月27日朝、私は地元の駅でお花屋さんが開くのを今か今かと待っていました。以前に自民党本部に献花に行った経験から、現地での花の調達は難しいと知っていたからです。そこまで混んではないだろうけど一応開始から30分以内、10時半くらいまでにはいきたいと考えていました。近くの花屋さんは10時開店ですが、うろうろしているとすでにできている花束であれば、ということだったので、早速購入して10時前に電車に乗りました。現地に近づいてくるにつれ、花束を持った人が増えてきます。もしかしてみんな献花に行くのかな、その時は暢気に考えていました。でもそんな考えは半蔵門駅の地上に出たときに崩れ去りました。

地上に出てまず目についたのは人の多さ。花屋に並ぶ人、足早にどこかに向かう人…それに、え?と思うような人の列が遠くに見えます。プラカードを持った人がいたので近づいていくと最後尾はこの先ですとのことですが、折り返して2重になった列がずいぶん先の角まで続いている…何となくできた人の波についていくと、そこにはもうすでに人人人!見る限り数百人の方が並んでいました。

この時点で警備の方は見える限り数名、特に指示されたわけでもないのに黙々と秩序立って、誰一人割り込むこともなく静かに並ぶ人たち。スーツケースを持っている遠方から来たと思われる方、着物の女性、喪服姿の方もいらっしゃいました。
私はあまりテレビを見ないのですが、ネットニュースや漏れ伝わってくる情報によると、毎日のように国葬はけしからんという報道がされており、また国葬反対という意見が国民の半数以上だと聞いていました。でもそこには老若男女問わず色々な人たちが、皆私と同じように安部さんのために花束を選んで買い、仕事や家庭を調整して自主的にここまでやってきている姿が…普段はどこにも出てこないサイレントマジョリティの人たちが今まさにここにいる!そのことに一人胸を熱くしていました。私の見た感じだと、30代以下が2割、40-50代が4割、60台以上が4割といった感じでした。子連れのお父さん、お母さんも何組かいました。

列は先が見えずかなり長いですが、絶えず進むためそこまで長くは感じず、内堀通りを渡ってからは、お堀のきれいな景色を見たり、公園の中で運営の方々が用意してくれたであろうミストシャワーを浴びたりしながら進みました。暑かったのでこの配慮はありがたかったです。
公園に入ってからは2m置きに警察官の方が配置されていて、お堀の池にも警備のボートがいて、今までとはレベルの違う厳戒態勢でしたが、ここでも列の乱れはなく、途中の荷物検査もスムーズに済み、2時間弱で献花台に到着しました。
少し微笑んでいるように見える安部さんの写真を見ながら献花をして、今まで日本のためにありがとうございました、安らかにお眠りください、とお伝えしました。

帰りは靖国神社に参拝後、九段下駅から帰宅しましたが、13時時点で献花の列は四ッ谷駅まで延びているとのことでした。私が献花したときには聞こえなかった、反対デモの声や太鼓の音が聞こえ始めていました。
皆さんいろいろなお考えがあると思いますので、反対の意見があるのも理解できます。日本は自由な国ですからそれを表現するのも自由です。ただ静かに祈りをささげたい人達の黙祷の時間に合わせて、わざわざ行われるデモは何のためなのか、本当に国民の半数以上の人たちが反対しているのか、反対派ばかり強調する偏向報道なのではないか。そんなことを改めて深く考えた日となりました。

最後に…あれだけ反対の声に押されながら、事故もなく国葬儀をやり遂げていただいた政府関係者の皆様、また警察関係者の方々に感謝申し上げます。

※図は当日の移動図、約3.5㎞の道のりでした。四ッ谷からだと5キロ超えるんじゃないかな…

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