ChatGPTの活用方法とその限界

ChatGPTは話題となっており、その活用方法と限界について数日間仕事で使ってみた感想をまとめる。私はプログラミングや研究開発の仕事を行っており、現在ChatGPT Plusの有料プランを利用している。

活用方法

1. Google検索の代替

ChatGPTはGoogle検索に代わるツールとして活用できる。ただし、文章で検索する必要があり、これまで以上に言語化能力が求められる。

英語の情報量が日本語より多いため、私はDeepLで質問文を英訳し、回答も英語で受け取り、必要に応じてChatGPTで日本語に翻訳している。この作業は手間だが、今後UIの改善でこの問題を解決できると考えられる。

教科書的な回答は得意だが、マイナーな情報に関しては間違った回答をすることがあるため、確認が必要である。出典を自動で示さないのは不便だが、この点については出典を示す新しいBingのチャット機能を使うと良いかもしれない。

2. プログラミングのサポート

機密情報を直接入力することはできないが、サンプルコードの生成には有用だ。マイナーなライブラリなどで間違った情報があっても、実際に実行して結果を確認することで問題は回避できる。ただし、パス設定などは苦手なので、人間が修正する必要がある。

エラーメッセージを貼り付けると、分かりやすい日本語で解決方法を提示してくれる。プログラミング初心者には、今後「エラーメッセージを読んでググれ」ではなく「まずChatGPTに聞け」とアドバイスしたい。

変数名の命名候補の提案が得意だ。こういった命名についてはGoogle検索しにくいので、ChatGPTに優位性がある。

コードに特化したGitHub Copilotの方が、ChatGPTよりもプログラミングのサポートには有効かもしれない。ただ私は試せていない。

3. 文章校正

英語・日本語の文章校正が可能であり、読みやすい文章構造に変換できる。ただし、生成された文章のニュアンスについてはユーザーが確認・修正する必要がある。

限界

ChatGPTを使っていて感じた限界は以下の通り。

  1. 100%正しい情報ではないため、注意が必要である。プログラムのように正しさを別途検証できる場合は有用である。

  2. 大量のデータの学習結果を元にしているため、論理的な思考が欠ける場合がある。相対パスの指定や大きな桁数の計算ができないなど、ChatGPTに適さない用途は別の方法を使う必要がある。

  3. 必ずしも時間短縮につながらないことがある。文章で入力する必要があるため、何度も対話するのは時間がかかる場合がある。複雑なコマンドを入力するプロンプトエンジニアリングを試す人もいるが、私はそこまでしていない。質問に時間をかければ良い回答が返ってくるが、最短で必要な情報を得ることが目的の場合、効率的ではないため。

まとめ

ChatGPTはGoogle検索の代替、プログラミングのサポート、文章校正など、多くの用途で活用できるが、一部の限界も存在する。情報の正確さや適切な方法の選択、効率性などに注意しながら利用することが重要である。

(メモ書きからChatGPTで記事に整形した。便利な時代であるが、自分の文章ではない違和感は残る)



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