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アマチュア無線4級は1週間で合格できる


こんにちは。最近デスクチェアにバランスボールを導入しました。まだ数日しか使用していませんが、いい感じです。


今回は、今年の7月7日に行われたアマチュア無線技士4級を受験するまでの体験記を記します。

ゼロから勉強を始めましたが、自己採点では無事合格ラインに到達しました。



1.アマチュア無線とは?


一般財団法人日本アマチュア無線振興協会によると、アマチュア無線とは、趣味で行われる無線通信で、電波が届く範囲であればお互いに知らない人同士であっても「年齢・性別・職業・国籍」を越えて自由に交信できるコミュニケーションツールのこと、と記載があります。

無線を使用して、特定の相手とコミュニケーションをとるためには、アマチュア無線技士の資格を取得する必要があります。


私の場合は、趣味の熱気球にて無線を使用する場面があるので、今回受験することを決めました。


2.アマチュア無線4級について


4級は、アマチュア無線界の入門です。アマチュア無線は「ハム」と呼ばれているので、アマチュア無線4級は「ハム4級」とも呼ばれます。

ハム、の語源には諸説あるみたい(英語でアマチュアのことをhamと呼ぶから、など)


級によって、使用できる周波数帯が定められているため、自分が使用する目的で受験する級を決めます。

最近だと、レース用ドローンの操縦を行うために、アマチュア無線4級を受験する人が増えているようです。


受験料は5,163円。合格した際には登録料としてさらに2千円程度かかります。

東京会場では受験日が平日しかないので、無職の今こそチャンス、と思い受験しました。東京以外の会場では土日の開催もあるみたいです。


東京会場は日本無線協会本部になっていますが、中央区晴海にあります。これがめちゃくちゃ遠い。

私は都営地下鉄大江戸線の「勝どき駅」から、徒歩10分で行きました。築地がめちゃくちゃ近いです。関東人がみんな東京の中心にアクセスいいと思うなよ・・・。


平日、東京のど真ん中、新宿駅での乗り換え・・・私にとってこの時点でかなりハードル高いです。


3.試験対策


既に資格を持っていた友人に、参考書のアドバイスをもらいました。彼女曰く、小学生のときに受験したからあまり覚えていない、とのことでした。

小学生で受けて合格するなら、こりゃチョロイ資格だな。と思いつつ、勧めてもらった参考書を購入。

実際に購入したものがこちら


過去問を解きつつ、重要なところをまとめてくれている参考書です。サイズは文庫本サイズで小さめ。

受験会場では、高齢の人も多かったので、この参考書は小さすぎるのでは、と思いましたが、みなさん似たような参考書を使用していました。

私はこの参考書を5月末に購入しました。受験日は7月7日だったので、約1カ月半前から試験対策を開始。(勉強期間1週間じゃないのか!タイトルと違うぞ、という方少々お待ちを。)


内容は「法規」と「無線工学」の2分野にわかれています。実際の試験も2分野から、4級の場合は12問ずつ、計24問が出題されます。

合格ラインは、それぞれの分野で8問以上正答すること。


小学生でも合格できるのだから、常識問題が多いのだろう、と参考書を開くと…、分からないことだらけです。

法規は、無線を使用するうえでの決まり事についてですが、覚えるしかありません。

例えばこんな問題、「J3Eの記号をもって表示する電波の形式は?」「電波利用料はどれほどの期間内に納めなければならないか?」など。んなもん知るかいな。


一方、無線工学とはというと、理系で電気回路を学んでいた人は知っている内容もあるのかもしれないですが、生物科学系を学んでいた私には無縁の知識ばかりでした。


例えばこんな問題、「最大値が140Vの正弦波交流電源の実効値の値は?」「電離層のうちで、地上からみて最も高いのはどの層か?」ハイ、知らん。

これに加えて計算問題も多いので、公式も覚える必要があります。


これ、小学生で合格するってどういうこと・・・?


なかなかやる気が出ず、5月末に購入した参考書に手がつかないまま日々が過ぎていきました。

参考書に手を付け始め、1周目を終えたのが7月2日のこと。2周目を終えたのが7月5日のこと。ギリギリすぎですね。腰重すぎた。

1周目は分からないことだらけなので、とにかく重要なところに赤線やマーカーを引きまくりました。参考書で学びつつ、参考書に載っている過去問も解くので、覚えるべき言葉は何度も目にします。

2周目は解けなかった問題にのみ、○を付ける。

その後は、2周目に解けなかった問題をひたすら反復しました。


私の勉強法は、まさに直前詰め込み型。あまり良い例ではないですが、直前で焦っている人の勇気付けが出来れば幸いです。1週間前でも間に合います。

所詮は4択問題、問題が値もそのまま出ることもあるようですし、とにかく丸暗記あるのみ!!


4.雑談

当日、会場は男性9:女性1くらいで、年齢層は高めでした。小学生らしき少年が1人いました。

小学生でこの内容を受験して合格するのは、天才ですね。尊敬します。


無線についての理解度としては、6~7割程度というところです。試験直前丸暗記のデメリットは、理解度が低いまま受験すること、本質を理解していないので忘れやすいこと、かと思います。

少しずつ計画を立てて勉強することをお勧めしますが、やる気がでなくて試験1週間前になってしまったとしても、あきらめずに頑張りましょう!



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