【他大学コラボ】vol.5 「あなたにとって定期戦とは?」定期戦運営メンバーの声
◯ 各大学の定期戦
◯ メンバー紹介
- 定期戦運営メンバーになった経緯
中村:慶應義塾幼稚舎出身ということで常に早慶戦が身近な存在であり、大学生でこのクオリティの舞台を一から創ることができるということに魅力を感じたからです。
永戸:高校時代に、等々力で行われた早慶戦の映像を見てこの熱狂を創り出す立場になりたいと強く思ったからです。
宮井:学連に2間在籍していた経験を活かす絶好の場所でした。また、関学サッカー部だけでなく、関西学生サッカーを盛り上げたいと思っていました。
生嶋:2年生の時に先輩から任命されました。
田畑:1つ上の尊敬する中筑定期戦の代表の方が4年生になった時に、素敵な思いをしてもらいたいと思い引き継ぎました。
都:(学連の)運営担当だから。
横田:関西にありながら東大合格者数が京大合格者数よりも多い西大和という高校に通っていたこともあり、双青戦が持つ、東京vs京都の構図、また東大vs京大という大きなポテンシャルを秘めた対決構造を活かして自分の企画力、行動力をより伸ばしたいと考え、入部と同時に双青戦ユニットに入りました。
寺迫:これまでの(定期戦の)関わり度合いを考慮してなりました。
- 定期戦を運営するにあたっての苦労について
中村:0→1を創ることの難しさです。(定期戦国立開催が)11年ぶりということもあり、右も左も分からない中で進めていくことの難しさと、管理をすることの難しさを感じます。膨大な情報のキャッチアップが難しいところは非常に痛感した運営だと思います。 あとは常に何かの責任と隣り合わせなことかと思います。不安になることの方が多いです。
永戸:タスク量に対する運営メンバーの負担です。特に今年はゼロベースで全てを1から生み出す必要がある中で、部として日々の業務と並行しながら両立させるべく試行錯誤しています。
宮井:担当が多く、多くの人と連携をとりまとめることが大変でした。
生嶋:普段のリーグ戦にはないイベントを開催しながらも、円滑に試合を進めるようにするスケジューリングです。プレーする選手がより高いパフォーマンスを出せる環境づくりと、より多くの人に見てもらうためのイベントづくりとのバランスが最も苦労する点です。
田畑:認知度とチーム内での浸透度と重要度の低さが挙げられます。
都:両チームにとって最適な日程、会場を決めることです。
横田:早慶クラシコや関関定期戦などの同地域内での定期戦と違って、東京と京都という非常に離れた距離の都市に位置する両大学で連携を取ることが必要であることから、全ての業務をオンライン上(Slack上でのやり取りやZOOM上でのMTG)で行うため、業務調整や進捗管理などの組織マネジメント面で難しさが生じてしまうことがあります。
寺迫:各方面からの意見を聞き、皆が納得する内容の大会を作ることが大変です。
- 定期戦を運営するにあたってのやりがい
中村:心が動かされる瞬間を生み出すことができるということがやりがいだと思っています。
永戸:熱狂の体感です。自分起点では、大好きなスタジアムが揺れるあの瞬間、熱狂を創り出したい。 他軸では、大学サッカーで唯一無二の圧倒的な熱狂を部員が体感することで、選手だけでなく学生スタッフ、部員全員が早稲田を選んだ選択を肯定できる一因になりたいと思っています。
宮井:部員が積極的に協力してくれたことで部員間や関関同士の関係性もよくなっていったことです。
生嶋:定期戦のやりがいは、長い歴史と伝統を背負い、勝利を目指すことで先輩方が築いた誇りを継承する点にあります。また、ライバル校との競い合いがチームの成長に繋がる点も魅力です。
田畑:過去の先輩たちが繋いできた歴史を次に繋ぐことと、4年生の笑顔が見られることです。
都:歴史ある試合に携われることです。
横田:一つの成果物を、普段は離れたところにいる京大の皆さんと一緒に作り上げることができたという達成感を感じられるところです。
寺迫:長い時間をかけて作り上げたものが当日に形になること。その時の盛り上がり。そして皆の笑顔です。
- 定期戦を運営する原動力
中村:やりがいと被ってしまうけど、心を動かす瞬間を生み出すことができると思っているからです。それを生み出したいというのが原動力であり、その瞬間に自分も立ち会いたいと思っています。 加えて、私も含め4年生にとって、最後の早慶戦になるということで、4年生の人生で最後の大舞台を成功させたいと思っています。プロ志望がほとんどいない4年生にとって、本気でサッカーをする最後の年に、このような大きな舞台でプレーをして、後悔なくサッカー人生を終えてほしいと思っています。この3年間、出場機会を逃して仕事に回って悔し涙を流してきた人を見てきました。もちろん勝負の世界なので、今年も出場できない選手の方が多いのは理解していますが、そういった選手が大舞台で報われる瞬間を見たいと思っています。 最後は、ピッチに出る主務に最高の舞台を経験して欲しいということもあります。彼の陰での努力が報われて、最後の早慶戦を楽しんでほしいなと本当に思っています。
永戸:「愛」サッカーへの愛、早慶戦への愛、ア式への愛、周囲の人からいただいている沢山の愛。全てです。
宮井:来てくれた観客が楽しめるにはどうすれば良いかの一心で活動していました。
田畑:先輩たちの最後の勇姿を見届けたい。素敵な環境を作ることで感謝を伝えたい。という想いです。
都:中大の歴史を感じられることです。
横田:正直に言って、トップチームのコーチとしての自分は、この双青戦という定期戦自体は単なる中断期間中のTRMのひとつとして見ています。 しかし、双青戦運営に携わるもう一つの自分は、双青戦について、リーグ戦のような重圧がかかっていない試合であるからこそ、全てを賭けて戦う価値がある戦いであると考えています。別の言い方をすれば、双青戦とは、一度頭の回転を止めてから楽しむべきお祭りです。そんな、普段のリーグ戦ではできないフットボールの楽しみ方をすることができるイベントを作ることができれば、それはいちフットボール人としてある種幸せなことではないでしょうか。 そんな、普段とは違ったフットボールの楽しみ方をすること、それが僕の原動力です。
寺迫:双青戦をもっと魅力あるものにしたい。もっと多くの人に認知してもらいたい。それが京大、東大の価値向上、チーム強化に繋がると信じています。また、過去の大会を作り上げてくださった先輩方や今年の東大の運営陣に当日会えることが原動力です。
- 自分達の定期戦に対する想い
中村:定期戦に対する想いは難しいですが、慶應にいる限り、伝統や責務が付き纏うものだと認識しています。だからこそ、この一戦は誰もが目指す舞台であり、多くの方の注目を浴びると思っています。だからこそ失敗が許されないのも事実だと思っています。 それでこそ早慶戦であり、伝統を背負うということなのだと思っています。多くの方々の支えなしではここまで辿り着けなかったと思っています。感謝の気持ちを忘れずに、残りの日数早慶戦に真摯に向き合っていけたらと思います。
永戸:圧倒的1番であり続けなければいけない定期戦。大学サッカーといえば早慶クラシコ、そんな存在を目指し続けます。
宮井:関関戦がいずれ大学サッカーといえば、と呼ばれるような伝統の一戦となることが夢です。
生嶋:定期戦とは、私たちにとって特別な存在です。負けていい試合など一つもありませんが、その中でも特に、関西学院大学さんとの試合は絶対に勝たなければならない一戦です。関西学生サッカーリーグを牽引するこの両校が競い合い、高め合うことが、日本サッカーの未来を形成していくと信じています。そして、その中でも、私たち関西大学体育会サッカー部が常に勝ち続けることこそ、これまでの先輩方が築き上げてきた誇りある伝統と使命を継承することだと考えます。
田畑:他の大学に比べると認知度や規模は小さいけれど、4年生の引退試合でもあり、これまでいくつものドラマがあったこの暖かくて、一人一人の想いが詰まった定期戦を守っていきたい。これからも続いていって欲しい。
都:勝ち負けだけでなく、お互いの大学の良さをたくさんの人に知っていただける機会になればと思います!
横田:日本一が何を意味するのか、それを見せつけるステージです。
寺迫:双青戦は、濃青をホームカラーとする京大と淡青をホームカラーとする東大が戦い、「双つの青い戦い」という意味を持つ大会で、京都と東京で毎年交互に開催されています。 双青戦に対する想いは原動力とも被りますが、日本最高峰の頭脳を持つ2大学による定期戦、双青戦は、まだまだ伸びしろがある。もっと多くの人を双青戦の熱狂に巻き込めると思う。 双青戦って漢字どう書くの?どういう意味なの?と言われることがない、そんな日が来ますように。
- 定期戦の相手校に向けて
中村:慶應にいる以上、早稲田には負けたくないという思いは少なからずあります。ただ、運営として早稲田の運営メンバーのことを尊敬していますし、信頼しています。早稲田のみんなと早慶戦を創り上げることができるこの現状に感謝しています。 あと少しまだ頑張っていきたいと思います。
永戸:圧倒的なヴァイタリティ、沢山の刺激をもらっています!最後駆け抜けよう。
宮井:関大いつもスムーズな運営ありがとう! 中島さん(ナカジン)、生嶋さん(イクシ)、アキラさん(アキラ)3人がずっとおもろくて最高です!これからもお願いします。
生嶋:毎年アップデートして日本一の定期戦にしていきましょう!
田畑:対戦相手ではありますが、最高の舞台を共に作る心強い仲間です!ただ、試合は絶対に負けません。全力でぶつかり合うだけです!
都:試合は絶対に負けませんが、一緒にこの定期戦を盛り上げていきましょう!
横田:京大の皆様には、常日頃より大変お世話になっております。東大よりも人的資源で限りがある中、これだけのコミットを続けてくださっていることには感謝しかありません。寺迫さんは今年度で卒部されてしまいますが、これまで寺迫さん・イシコさん(今年度東大側統括)のお二人をはじめとした、京大・東大両方のOB・OGの皆様が紡いできてくださった、双青戦の73回分の歴史を踏襲し、この双青戦をさらに発展させることができるよう、今後も尽力して参ります。4年間お疲れ様でした!
寺迫:いつもありがとう。 東大は固いイメージしかなかったけど、君たちみてたらおもろい人間が集まってるってことがわかり安心しました。 また会おなー、いろいろ話そなー!
- 定期戦に対する意気込み
中村:私が1年生の時に感じた、早慶戦勝利を今年こそ味わいたいと思っています。 今年の国立早慶戦を成功させて、今後の永続的な国立早慶戦に繋げられるよう努力していきたいと思います。
永戸:国立競技場という夢舞台で試合を開催できる喜びを噛み締めながら、新たな早慶クラシコの歴史を紡ぎます。
宮井:今年は観客動員の大勢の前で最終節を関関戦で締めくくることができる奇跡の年です。過去一の盛り上がりを生み出してインカレへの弾みにしましょう!
生嶋:集客が難しかった。スタジアムのアクセスが悪いことと、雨という条件のなかではあったが、その中でもスタジアムを埋めたかったという思いがあります。
田畑:今回の担当校は中央大学さんですが、史上最高の試合を創れるよう共に戦います
都:歴史を大切にしながらも自分たちにしかできない新しさを取り入れ、味のある定期戦開催目指して頑張ります!
横田:京都大学体育会蹴球部様、この度は創部100周年おめでとうございます! 第73回を迎えた、伝統ある双青戦ですが、今年の結果はいかがでしたでしょうか? DAZN Jリーグプレビューショー様の特集をぶっ壊す、昨年の "1-4" のお返しには少し物足りない得点差でしたが、今回の勝利をもちまして、通算成績38勝16敗19分と、勝利数をダブルスコアとさせていただきました。 来年は我らが本拠地、東京に皆様をお招きさせていただきます。京都人の皆様ほど料理上手なわけではございませんので、ぶぶ漬けをお出しすることはできませんが、皆様が首都・東京を楽しむことができるよう、私どもも1年間かけてじっくりと仕込みの準備をさせていただきます。 今後も、良きライバルとして、どうぞよろしくお願いいたします。
寺迫:今年の大会は既に終わりましたが、来年以降もその年の想いが詰まった双青戦が開催されると思うので、お楽しみに! 来年は東京開催の予定なので、首都圏の皆様はぜひ会場へ足を運んでください!!
最後までお読みいただき誠にありがとうございます!輝かしい定期戦の舞台を創り上げる縁の下の力持ちの皆様による生きた声。それぞれの想いが連なって定期戦が創られます。
それぞれの定期戦の魅力が少しでも感じ取っていただけたら幸いです。
明日は、そんな定期戦の1つ、早慶サッカー定期戦が開催されます。
早慶両校の部員の想いが表れたこの舞台を、熱狂を是非直接ご覧ください!
【早慶サッカー定期戦 -試合情報-】
8月25日(日) 18:00kickoff
聖地・国立競技場にて開催いたします。
11年ぶりの国立早慶戦。
是非ご来場ください!
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