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8/31(木/晴)【さが有機農業塾、小祝政明様…末尾☞カルシウム.マグネシウム特集】

❶ はじめに…本稿は、R5.9.2(18:10)の未定稿です。
   更新等ございましたら、本文の続きに、その旨、
   お知らせ致します。

❷ 内容が濃い、勉強でした。
   過日の勉強分は、次ブログのとおりです。
    なお、BLOFwareは、現在、無料で活用できるようになってます。
   ☞グローイングマップは、参考書一冊分に相当します。^^

❸ 当日の農業塾で、紹介された書籍は、
  【BLOF(ブロフ)理論で有機菜園:初めてでもうまくいくしくみ】
  です。大変分かりやすいです。次のAmazon画面を付して、
  御紹介いたします。

❹  私、当日は、中央、最前列で受講いたしました。
   (9/2.20:37.投稿)

❺ 9/3(11:01)…標記農業塾の佐賀県開催文を、添付し、
  掲載順番を改めました。


☝ 三澤明久 著
   小祝政明 監修

【以下、農業塾の『眞木』メモ等】

1 *栄養価コンテスト…体に美味しいコンテスト

   ① ☞抗酸化力(活性酸素消去活性)が、高い。
     一方、硝酸イオンが高いと、まずい。

   ② 食べ物は『おいしい』から選んでいる。

   ③ 消費者の方へ、『その商品(農産物)』を、18秒以内
     アッピールする事が、必要である。
     ☞その為には、今後、数値で、証明された方が、勝ち。
       ポイントは、
        ①糖度
        ②抗酸化力
        ③ビタミンC
        ④硝酸イオン(例:1個、10万円の桃…糖度30%)

   ④ 光合成だけではない。☞水溶性炭水化物が重要。 

   ⑤ 有機栽培は、『化学的に土壌づくり』する事が必要。
     ☞共通点は、『観察(観る)』こと。

   * 有機栽培の価値は…
     植物を通して、皆さまの健康に貢献する☞医食同源


👆 本コンテスト…私、R5年産米
始めて、出品致したく存じます。
☝ 栄養価コンテスト

2 お米づくり…JA東とくしま:西田BLOFインストラクター

  ① 秋藁(ワラ)処理が、ポイント。
    当該地域の8割が、食味90点以上。

  ② ウンカは『セミ科』の昆虫である。

  ③ 米の収穫時、葉が黄色では『×』、黄緑は『〇』

  ④ 海藻エキスを入れると良いと言う事は、『*塩素(にがり)
    が入っているから。

  ⑤ ブドウ糖が余ると『ワックス(油)』になる。
    ☞有機農業は、自己防衛機能を高める事が必要である。

  ⑥ マグネシウムは、『葉緑素』の中心成分。

  ⑦ カルシウム(*根の発育促進等に効く)は、3種類ある。
   ❶ CaCO3…炭酸カルシウム
       二酸化炭素となる。土を柔らかくする。
       ☞団粒構造を作る事が出来る。

   ❷ Ca(OH)2…水酸カルシウム
     田んぼに使う。ガスを出さない。
     土が固くなる。

   ❸ CaSO4…硫化カルシウム
     田んぼには忌避。硫化水素が発生。

   ★ *根は、常に微生物の攻撃を受けている。
     ☞それを防ぐのが、石灰である。

   ⑧ 麦は鉄を好む(良く吸う)
     不足すると、根はお皿状
     十分にあると、根は扇状

   ➈ ワラが分解すると『ブドウ糖』…水を電気分解。
     根の吸収量を多くする。…根を深く、大きくする。

   ⑩ 根か赤くなるのは、酸化鉄になっていて、根がマスク
     している状態。…赤い根っこは、カルシウム不足

   ⑪ 根は、水や養分を吸収するだけではなく、水溶性
     炭水化物も吸収する。☞根で類似光合成を行う。

   ⑫ 害虫(ウンカ)は、液体(アミノ酸)でないと、食べる 
     事は出来ない。

   ⑬ 脱水結合には、亜鉛と銅が必要である。

   ⑭ 化学肥料は、ブドウ糖を足して、やっとグルタミン酸(588kcal)
     が出来る。
   ⑮ 『ヨトウムシ』…大豆の天敵も、BLOF理論
      で、対応可能である。^ ^

3 お野菜づくり…ニンジン、インゲン豆

  ① 通常、ニンジンは、180~200g/本(円錐形)
    BLOF栽培では、3倍の600g/本(円柱形)

  ② 植物は、吸水根が、下に行ったら、通常栽培では減るが、
    BLOF栽培では、地中深く迄、土の『団粒構造』が、形成
    される事から、酸素も多く含んており、吸水根が活発化する。

  ③ インゲンマメ収穫は、通常で『1,000kg/反』
    価格は、1,000kgで、150万円。
    BLOF栽培では、1年目『5,000kg/反』
    3年目『7,000kg/反』

4 クチクラ層の役割

 ① 農薬散布(界面活性剤)や降雨で、クチクラ層が壊れ、
   葉の内部組織の痛みが進行、撥水効果低下。
   ☞病原菌に入られ易くなる。

 ② 電気は、プラスからマイナスに流れる。
   電子が移動する…マイナスからプラスに流れる。
   ☞ 電子が動く為には、『*塩素』が必要である。
     *塩素…にがり、塩が必要である。


5 BLOF理論


【関連事項】 カルシウムとマグネシウム(苦土)の種類

  ① 仕込み石灰(牡蠣殻石灰)は、粒(長期に効く)
    と粉(短期間に効く)…言わば、長期間の保険である。
    ☞有機栽培には、仕込み石灰が大事である。
     …根づくりに必要な『カルシウム』である。

  ② マグネシウム(苦土)
   ❶ 硫酸マグネシウム(硫酸苦土)

硫酸マグネシウム肥料は、水溶性のマグネシウムを含んでおり、すぐに植物に吸収されるため速効性があります。硫酸マグネシウムにはアルカリ分(石灰分)が含まれていませんので、土壌の酸度(pH)を高めることなくマグネシウム分を施すことができます。ただし、逆に土壌の酸度(pH)が低下させるので土壌の酸度や施用量には注意が必要です。また、水溶性のため、養液土耕栽培や養液栽培にも使用することができる肥料です。

元肥・追肥として施肥することができます。葉面散布ができるものもあります。

同じく多量元素である硫黄も含まれています。

   ❷ 硝酸マグネシウム(硝酸苦土)

硝酸マグネシウム肥料は、水溶性のマグネシウムを含んでおり、すぐに植物に吸収されるため速効性があります。硝酸マグネシウムには、硫酸マグネシウムとは異なり硫酸イオンが含まれていないため、他の原料と合わせて使用しても沈殿しないことから、養液栽培においてもよく使われるようになってきました。また、硝酸態窒素を含んでいるため、窒素分の施肥、及び生育の促進を図ることができます。

元肥・追肥として施肥することができます。葉面散布ができるものもあります。

   ❸ 水酸化マグネシウム(水酸化苦土)

水酸化マグネシウム肥料は、く溶性のマグネシウムを含んでおり、植物の根酸(根から出る有機酸)によって徐々に溶けて吸収されるため緩効性があります。また、マグネシウムの他にホウ素、ケイ素、石灰などを含んでいるものもあります。アルカリ分が含まれているため土壌酸度(pH)の矯正にも使用できます。

一般的に元肥として施肥することができます。

   ❹ ケイ酸マグネシウム(ケイ酸苦土)

ケイ酸マグネシウム肥料は、蛇紋岩などを原料としたケイ酸とマグネシウムが含まれたミネラル肥料です。主成分はケイ酸とマグネシウムで、水稲をはじめとする農作物の茎や葉を丈夫にして健全な生育を促し、光合成の増進、養分吸収の促進によって、美味しさと品質向上、収量増加に役立つ肥料です。

ケイ酸マグネシウム肥料に含まれるマグネシウムは、その銘柄によって水溶性、く溶性が異なります。「マインマグ」シリーズが有名です。

   ❺ 塩化マグネシウム(塩化苦土)

塩化マグネシウム肥料は、海水などを原料としたものが多く、マグネシウムの他にも天然のミネラルなどが含まれています。いわゆる「ニガリ」が塩化マグネシウムです。塩化マグネシウム肥料は、水溶性のマグネシウムを含みますが、カルシウム(石灰)を含まないので硫酸マグネシウムと同じような使い方ができます。

   ❻ 苦土石灰

苦土石灰はドロマイトと呼ばれる原料を粉砕後、粒度調整した肥料です。粉状または粒状の形態で販売されています。カルシウム分とマグネシウム分を含んでおり、主に肥料や土壌改良材等に利用されております。

苦土石灰の一番の使用目的として、土壌酸度(pH)の矯正があります。苦土石灰に含まれるカルシウムは、水に溶けにくく、カルシウムの効きは遅いです。しかし、植物の根を痛める心配は少ないため、プロ農家だけではなく家庭菜園や園芸でもよく使われる資材です。

マグネシウムも含まれているため、土壌にマグネシウムを補給する事ができます。ただし先述したとおりカルシウムが含まれているため土壌酸度の矯正が必要ない場合には、カルシウム分が含まれていない塩化マグネシウムや硫酸マグネシウムを使用したほうが良いでしょう。



 【備考】 にがり

本格にがりの特長

「本格にがり」の特長は、この濃度です。市販の農業用「にがり」の中では最も濃度が高く、海のミネラルバランスをそのままに濃縮した理想のにがりです。

イオン交換膜透析法製造プラントによる極めて高濃度なにがり

本格にがりは、長崎県五島灘の海水から製造されています。五島灘は、日本海への入り口であり、海流は激しく水質が良いことで知られます。

五島灘のワカメなどの海藻は、他の産地と比べて非常に品質が良く、大変人気があります。

そのような、清浄な海水をくみ上げ、イオン交換膜法製造プラントという大規模な、そして理想的な製塩プラントで製造しています。この最新鋭の製造プラントは、日本でも数基しかないとても貴重なものです。

イオン交換膜法は、電気的にナトリウムを取り出したり、ミネラルを残したりするので、非常に高性能な塩とにがりの製造方法なのです。

海水の原形に近いミネラルバランス

イオン交換膜法で製造した塩は大変純度が高く、高品質です。

本格にがりは、その純度の高い塩、つまりナトリウムを精製した残りですから、海水のミネラルバランスをそのまま残した理想的な「にがり」と言えます。

また「本格にがり」には、天日干しや塩田のにがりよりも、カリやカルシウムが豊富なのも特長です。にがりの主成分は、マグネシウムですが、土壌中のマグネシウムとカルシウム、カリの塩基バランスを崩さない理想のバランスです。

(海水と「本格にがり」の成分分析例)

生命の母なる「本格にがり」

海は生命の起源です。植物や動物は、海から離れて陸地で生活していますが、実は体の中には「海」を持っています。

細胞の中に「海」を閉じ込めることに成功し、水分やミネラルの損失を軽減する術を得たからこそ、陸上生活ができるようになったとも言えます。

海水には、地球上の殆どすべての元素が含まれていると言われ、これらが生命活動の根幹である酵素や細胞の原料となっているのです。「本格にがり」は、まさに生命の原料です。

土壌微生物を活性化する「本格にがり」

本格にがりは、全ての生物にとって重要な微量要素がバランスよく含まれ、その生命活動を活性化します。
ちょうど、味噌や漬けものを作るときに、微生物の働きを高めるために「塩」を使うのは、このためです。
本格にがりは、植物の生理機能を高めるだけでなく、土壌微生物の働きを増幅し、植物の生育環境を改善します。胎児が羊水の中で理想的な環境で育つように、活力に満ちたミネラル豊富な土壌が健全な植物を育みます。

こだわりの農業生産者の中には、ネギ類(玉ねぎ、白ネギなど)や、みかんやトマト、いちごなどの生育を良くし、味を良くするために、海で海水を汲み上げて畑に撒いたり、人によっては、「にがり」入りの食塩を水に溶かして撒いている人もいるようです。(この方法は塩類障害の危険があります。)
しかし、本格にがりならとても手軽に、そしてとても安全に、そんなこだわりの農業を実践できます。

食品としての価値を上げる「本格にがり」

少し話は変わりますが、日本人の多くが「栄養失調」に陥っているということをご存知ですか?
「え、こんなに食べ物にあふれ、豊かな時代はないでしょう?」とお思いかもしれませんね。確かに日本はいま「飽食の時代」と言えると思います。
実際に、食卓には和食、洋食、中華と、いろいろな料理と食材にあふれ、私たちは、ほとんどお腹を空かせることが少なくなったのは確かなようです。

しかし、実はその裏で進行しているのは、圧倒的なミネラル不足です。日本人のほとんどが、ミネラルが足りないという「栄養失調」なんですね。
たとえば、カルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛など、健康な生命活動に必要なミネラルの摂取量が、必要最低量に達していないというのが、いまの現実です。

ミネラル不足の症状は、忍び寄る「心身の不調」です。現代人は、疲れやすく、精神不安定で、病気になりやすい。糖尿病やガンだけでなく、アトピーやアレルギー、記憶力(思考力)の低下や痴ほう症、リウマチや手足のしびれ、さらには自閉症やうつ病など、原因不明と言われる病気の根底には、ミネラル不足があると言われているんですね。人間の神業とも思える非常に複雑で精緻な生体反応の多くを、ミネラルを原料とする酵素や拡散物質が司っていますから、それは当然といえば当然かもしれません。
ミネラルが不足する理由は、もちろん日々の食事にあります。
最も大きな原因の一つに、最近の野菜や果物には、ミネラル含有量が少ないという事実があります。それは、50年前の栄養成分と、現在の栄養成分を比較すると一目瞭然です。野菜の鉄分や亜鉛は、50年前の1/10にまで減少しているともいわれます。

その理由は、もちろん品種の問題や栽培期間の観点から、化学肥料が多用され、ミネラルを含んだ堆肥や有機物の施用が減少していることが、大きな問題です。作物が連作されていく中、必要なミネラルは土壌から吸い上げられ、不足してしまうために、作物の体の中では、目に見えないミネラル不足が進行しています。
私たち日本人が、より健康に、幸せに暮らしていく中で、最も大切と言える食事。その食材は、ミネラルリッチで美味しく、私たちの健康を支えるものでなければならないと思います。それは、本質的に「食品としての価値」とも言えますね。

本格にがりは、そんな私たち生産者の願いを実現するため、非常に強力なツールとなります。海のチカラ、生命の根源を凝縮した本格にがりを、ぜひ日々の管理にお役立てください。

生理障害予防植物には、さまざまな生理障害があります。カルシウム欠亡やマグネシウム欠乏、カリ過剰などの症状を代表に、心止まりや不授精、変形果・奇形果・空洞果などです。これらは、ほとんど原因のはっきりしないものが多く、なんとなく症状が悪くなっていくものです。

多くのこのような症状は、植物の生理機能が低下していることが原因で、本格にがりの活用が期待できるパターンです。本格にがりにより、土壌も植物も活性化し、植物の肥料吸収能力や栄養素の運搬能力が高まります。また酵素の働きが良くなると、ほとんどの生理障害が解決します。生長促進本格にがりにより、能力を引き出された植物はすくすくと生育します。

栄養生長や生殖生長の切り替えがスムーズとなり、収穫物が期待した時期に、期待した重量、大きさに育ちます。天候不順など様々なリスクにも、臨機応変に対応する活動的な植物生育をサポートします。葉の緑化本格にがりに含まれる多くのミネラル、微量要素は、酵素や細胞の原料となるのはもちろん、植物にとっての最重要機関である「葉緑素」の増加にも寄与します。

葉緑素が増え、また機能的に活動することにより、植物はさらにつややかに生長します。葉は、濃緑ではなく、鮮やかなグリーン色を呈し、新葉の緑化が早くなります。うまみ、コクの向上ミカンなどの果樹や、トマト、イチゴなどの果菜類。またネギ、玉ネギなどの植物は、海水や塩をまくと味が良くなることが知られています。

これらは、植物の光合成や肥料吸収などの機能が高まった結果、味が良くなると言われています。本格にがりは、食味向上の事例が多く、「なんともいえないコク」が出たという感想をよく聞きます。海水を数十倍に濃縮したものですので、海水や塩以上に植物の機能向上の作用が期待できます。

堆肥発酵促進、太陽熱処理促進本格にがりには、微生物を活性化する力があります。堆肥を製造する際や、太陽熱処理をする際の、微生物の活性剤として使用できます。微生物の力を大いに利用し、農業技術をより高次なものへと引き上げることができます。


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