8/16(水/晴)【薬草教室…佐賀県鳥栖教室】
1 『稲藁(いなわら)』も、物凄い漢方薬とは…。
☞急慢性気管支炎、肝臓、腎臓。
20g/日、コップ5杯の水で、煎じて飲む。
2 本日は、熱中症をテーマに、お勉強した。
(1)良い塩を摂る。
・ 伯方の塩(チリ産の人工塩は、加熱しており、熱中症には『×』)
ちなみに、南米産のサーモンは、抗生物質入れ放題で、養殖して
いる。
・ 加熱処理した、塩化ナトリウム(NaCl)は、血管(外壁・
中壁・内壁)の内壁の膨張に作用し、血管が細くなり、
血圧上昇に繋がる。
・ 岩塩はイオン化している。☞料理に使うなら良い。
・ 熱中症には、天日海水塩が効く。…鉄、銅、マグネシウム等の
ミネラルも含まれている。
・ 同じ海水塩でも、製造工程に加熱を施すと『×』
・ オーストラリアの『天日海塩…2年間天日干し海水塩』が良い。
…イオン化していない。血圧が上がる事が無い。
摂取量は『10g/日』
(2)ドクダミ、スギナ
・ドクダミ、スギナは、体を冷やすので、夏場のお茶に適している。
また、ヨモギ(微温性)を一緒に加えてやると、『冷と温』とのバランス
が良い。…但し、夏のヨモギは『熱性』なので『×』
(3)ビワ、サボテン
・ビワの原産地は、インド(熱帯)である。体を冷やす性質がある。
ちなみに、寒い所に生えた草は、『温』の性質である。
サツマイモは『温』、『米』は『平』☞どちらでもない。
・ビワの葉は古い葉が良い。新しい葉は効果が無い。
ビワの葉には、アミグダリン、ビタミンB17が含まれている。
〔効能〕
高血圧、糖尿病、免疫向上、浄血作用、弱アルカリ平衡。
ガンや慢性病、栄養不良による慢性代謝病、神経障害、皮膚病、
アレルギー疾患。
〔服用法〕
ビワの古い葉(2~3年)を①刻んで、②天日乾燥(自動車の中での乾燥
も良い)③煎じて飲む。…ビワの葉15gを、5合(750g)の水で、
20分加熱。
なお、お茶として飲むのであれば、天日乾燥のビワの葉を、フライパンで
10分位(煙が出る程)炒めて、お茶として飲用。…熱中症に効く。
・因みに、ハーブ(ミント等)は、揮発しやすい為、熱を
加えない。そのまま、生をお茶にして飲む
☞15~30g/日。
・サボテンは、身を冷やす仕組みになっている。
* その他『今日の薬草』
① ナンテン
陰干しする。咳止め。熱湯で蒸らして飲む。
実の効能は、赤も白も一緒。…5g/日。
② ゲンノショウコ
日本独自の、下痢止め。整腸作用、赤痢、食中毒。…30g/日。
③ トクサ
『スギナ』も、トクサ科。海の海藻が元祖、4億6000年前の
生きた化石。急慢性腎炎、目に効く。
④ メハジキ
母の草、更年期障害、月経不順、妊娠する時は忌避。
婦人病、頭痛、めまい。
⑤ オリーブの葉
感染症、風邪。フラボノイドを持っている。
糖尿病、高血圧、肥満、ガン、免疫低下。
効力は抗生物質に匹敵。葉は実の100倍効果がある。
なお、普通の抗生物質は、タンパク質への攻撃が出来ない為
ウイルスには効かない。
オリーブの葉は、病原菌、コレラ、ペスト、破傷風菌、
ジフテリア菌にも効果がある。…ワクチンの1000倍効く。
〔服用法〕
60℃の温度で半日漬ける。…ゆっくりと抽出する。
揮発に弱い。10g/日。粉末にしても良い。
⑥ アマチャズル
朝鮮人参に匹敵。鎮静、痺れ、頭痛、めまい、気管支炎。
⑦ エノキ
リウマチに効く。20g/日。
⑧ クロモジ
爪楊枝、割りばしに使われる。殺菌、防臭、解毒。
茎を折ると、良い香りがする。…香木の種類である。
⑨ ツバキ
お茶もツバキ科である。タンニンが含まれている。
止血、下痢止め、血糖低下。
花には、アントシアニンが含まれている。☞滋養強壮。
⑩ ボタンボウフウ
長寿遺伝子。100年寿命が延びる。長命草とも呼ばれている。
10万円/g。内臓…五臓六腑に効く。10g/日。
⑪ ヒュウガトウキ
薩摩藩の秘薬。朝鮮人参の2倍の成分がある。
肝臓(肝硬変)、腎臓、緑内障。
⑫ アオキ
火傷、切り傷、打撲傷。
⑬ トチュウ
中国の『杜仲』さんが、名の由来。肝臓、腰痛、小児麻痺。
⑭ ニワトコ(ナンチュウエキス)
接骨、骨接ぎ、接骨木と呼ばれる…通常、治癒に3か月要す
ものが1か月で治る。15~20g/日。
⑮ カヤツリグサ
咳止め、喘息。
⑯ フジバカマ
糖尿病。
⑰ オオケタデ
胃潰瘍、腫物。
⑱ クマゼミの抜け殻
皮膚病。
* ワラ
物凄い漢方薬。急慢性気管支炎、肝臓、腎臓。
20g/日、コップ5杯の水で、煎じて飲む。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?