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きっと埼玉県に住みたくなる地方創生

こんにちは!!

いきなりですが、みなさんは埼玉県についてどんな印象を持っていますか?

よく言われるのは、「ださいたま」「くさいたま」「なんにもないところ」など、マイナスなイメージが多いかと思います。。なので今回埼玉のいいところを交えつつ埼玉県の地方創生についてお話していこうと思います。

埼玉県の人口は2019年10月の時点で7,337,330人で、全国5位であり、人口密度は、東京、大阪、神奈川に続いて4位です。このことからわかるとおり、埼玉県はめちゃくちゃ人が多いです。みなさんの周りにも埼玉県民の人が何人かいらっしゃると思います。なぜこんなに埼玉県に人が多いのかというと、とっても住みやすい地域だからです!!笑

関東住みたい町ランキング2019にはトップ10の中に5位に大宮、8位に浦和がランクインしており、とても人気であることがわかります。主な理由としては、

①埼玉は東京に比べ家賃が安い

②都心へのアクセスがよく、通勤通学がしやすい

③東京にはない大型商業施設が多い

これらの点が上げられます。少し埼玉の魅力を感じて頂けたでしょうか?

しかし、近年日本全体で少子高齢化などの社会問題が進んでいる中、埼玉も例外ではありません。そこで埼玉県は「埼玉県まち・ひと・しどこ創世総合戦略」として、人口の現状等を基に今後取り組むべき将来人口の構造的な課題を考えました。その結果、大きく分けて4つの問題がありました。

①生産年齢人口の減少への対応

②社会増の適切な維持

③自然減・少子化への対応

④異次元の高齢化への対応

これらの問題を解決するために、県は基本目標を定めています。ここからはその基本目標と施策について説明していきます。

[基本目標1] 県内における安定した雇用を創出する ~生産年齢人口減少期における経済活性化~

埼玉県の人口の表

無題

埼玉の生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が今後更に減少していくと予想される中、その影響を最小限にし、県内で安定した労働力を確保し続けるためには、就業する意欲と能力がありながら現在就業が実現していな い潜在的な人材の活用を図ることが求められます。ここで注目されたのは、女性の就業率の向上とシニアの活躍です。女性の離職率は全国的にみても出産や子育てを機に 6 割に上り、また、離職した人の 4 分の 1 が「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立が難しい」 という理由を挙げています。さらに、子育てに専念するために離職した人も子供の成長とともに就職希望率は高くなります。こうした中で女性がいきいきと活躍できる環境を整備し、地域経済の活性化につなげる「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」などの取組を推進しています。そして、シニア世代に対しては、セカンドキャリアの形成や企業とのマッチン グを支援するなどにより、就業を希望する高齢者がその能力を発揮し活躍できる環境づくりを行っています。 また、生産年齢人口が減少する中で経済の活力を維持するには、企業の生産性を高め、「稼ぐ力」のあ る産業を振興することにより、魅力的な雇用を創出することが重要です。 なのでまずは、埼玉県経済の新たな成長を導く次世代産業や先端産業を振興するとともに、首都圏という 巨大マーケットの中央に位置し、交通アクセスが充実している強みを生かして産業集積を進めます。本県の事業所の状況をみると、中小企業が占める割合が高く、就業者や県内総生産の構成比では製造業は減少傾向にある一方で、サービス業は増加傾向にあり、産業構造の転換が進んでいます。このため、サービス業を含め、経営革新に取り組む中小企業への支援などを行い魅力と生産性の向上を図っています。


[基本目標2] 県内への新しいひとの流れをつくる ~東京都区部への一極集中の克服~  

この基本目標には2つの課題があります。1つ目が埼玉県からの人材の流出を減少させることです。人材の流出を減少させるために、就業等をきっかけに東京都区部等に転出する10代後半から20代前半の世代を中心に、中小企業を中心とする県内企業の魅力のPRや県内企業とのマッチング等の細かな就業支援を行うなどの対策を進めています。

2つ目が埼玉県への人の誘導です。子育て世代を中心として主に東京都区部から多くの転入があります。これは交通網や生活インフラが整備され、みどりや川の自然環境に恵まれている、広い住居が確保できるなどの住環境の良さが魅力となっていると考えられています。こうした子育て世代の流入を更に拡大するため、多様な保育サービスの提供、三世代同居や近居の推進など子育てしやすいまちづくりを進め、生活環境の魅力を更に向上させています。また、子育て世代だけでなく、高齢者を含む幅広い世代に本県の良さを知ってもらい、デュアルライフ (二地域居住)の推進などにより埼玉県への移住を進め、本県への人材の流れを作っています。そして、首都圏という巨大マーケットの中央に位置し、発達した交通網など立地的に恵まれ、近距離で気軽に旅行できる観光のポテンシャルをいかした観光サービス業にも力を入れている。

[基本目標3] 県民の結婚・出産・子育ての希望をかなえる ~少子社会からの転換~

少子化に歯止めをかけるためには、安心して子供を産み育てられる環境を整備することで、県民の結婚・出産・子育ての希望を実現することが有効と考えられています。これまで晩婚化や未婚率の上昇が進んでますが、結婚できない理由としては、社人研の出生動向基本調査(平成 22 年)によると、25~34歳の男女ともに「適当な相手にめぐり会わない」が1位、「結婚資金が足りない」が 2 位となっています。そのため、結婚を希望している人への出会いの機会づくりの支援や若い世代の経済的な安定を図るための支援などを行っています!また、安心して子供を産むことができるよう、妊娠・出産・子育て期にわたる切れ目ない支援を推進しています。

[基本目標4] 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守る ~異次元の高齢化への挑戦~

この基本目標にも2つの課題があります。1つ目は「健康長寿と医療・福祉サービスの連携・充実させる」ことです。異次元の高齢化が進む中で、高齢者ができるだけ長い期間、健康で暮らせるようにするとともに、 一人一人のニーズに合った医療、介護などのサービスが切れ目なく提供されることで、いきいきと過ごすことができる社会を作っていくことが重要であると考えています。このため、「健康長寿埼玉プロジェク ト」などの取組や在宅での生活を支えるための地域包括ケアシステムの構築、介護施設の整備、介護人材の確保などを進めています。

2つ目は「くらしやすいまちづくりの推進する」ことです。地域において、高齢者世帯が増加してくる中で、高齢者が支障なく日常生活を送ることができるよう、路線バスをはじめとする地域公共交通を確保しています。都市のコンパクト化やインフラ・公共施設の維持管理・更新等により、住民の利便性を高め質の高いサービスを持続的に提供するとともに、 地域支え合いの仕組みの充実をはじめ、NPOなど多様な主体による共助社会づくりを推進します。


このような基本目標は平成27年から平成31年(令和元年)に定められているものです。考えてみるとしっかり実現されているものが多く、有言実行してくれる県だなとうれしく思いました!特に女性にとって妊娠、出産、子育ての支援があるという点はいいですよね。(確かに家の周りに保育園や幼稚園が多い気がする)さらに、埼玉県では東京オリンピックに向けて駅やホテルなどの公共施設、交通網の改善、観光などのサービス業に力をいれているため、より住みやすくなっています。(ゴルフ、射撃、バスケットボール、サッカーが会場)

このように埼玉県では様々な取り組みが行われているので、「埼玉なんて行ってもなんにもないしなー」なんて言わず、何にもないように見えて何でもある埼玉へぜひ来てみてください!

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