ニコニコメドレーのために曲を聴いたり好きな曲を聴いたりしろ。

(※脳内垂れ流しのため、支離滅裂注意)

(※タイトルに合わせているため、強めの口調注意)


ニコニコメドレーのために曲を聴いたり好きな曲を聴いたりしろ。



正確に言うと、
「ニコニコメドレーを作るために聴いた曲を好きになったり好きな曲のうちからニコニコメドレーに入れる曲を選んだりしろ」



まず「ニコニコメドレーのためだけに曲を聴くな」


これは非常に分かるところではある。
ニコニコメドレーのためだけに聴くというのはアウトプットのためにインプットをする…要するに作るという価値のあることのためにしか曲を聴かない行為。
多数派の納得を得ようと数字を追う聴き方とも言えよう。
マイナー曲よりメジャー曲を聴く、これは資本主義として正当なことかもしれない。


ただこれがまかり通れば自分のニコメドの視野・音楽の視野を縛って将来ニコメドにはメジャーな曲しか残らなくなってしまうのではなかろうか…?
だれもが市場の繁盛を狙って、ニコメドには同じ曲が多い状況。これは確かに「愛が無い」とさして変わらないことに見える。


「愛」とか「個性」とかいう感情的な面が欠落していると言われるものは、
現実的に言えば「全部同じに見える」「何が言いたいのか分からない」と思われがちなことを指す。
ニコメドは音楽である。
音楽というのはパワーや資金力の高いものが勝ち残るものではなく、それぞれ全く違った性質の曲があり、互いに生存することが可能なものと思う。
この利点を活かさない術は無い。
もっと言えばニコメドを聴きに来る人たちはこの音楽の利点を理由に「多種多様のメドレー」を期待しているものであろう。


ニコニコとしての一体感、伸びる動画によりニコニコに貢献すること、それらはとても大事なことと思うが、
音楽の性質を考えてみるとそればかりのものは期待されていないのである。
メドレー作者という「音楽家」は、各々の持つ音楽史が形になることを期待されているのである。
愛とは愛着、即ち昔から各々の作者の耳を培ってきた音であり曲でありセンスである。
楽器、DTM、音楽理論、勿論ニコメドや音MADで学んだこともまさにこのセンス。
センスは、「好きな」ジャンルだとかアーティストの曲など探索することで、また新たな「好き」を辿っていくためのプラットフォームともなる。
作者の「好き」こそが、本来多くの視聴者に求められているものである。

つまりは「好きな曲を聴け」

多種多様の音楽が溢れすぎて迷いもする昨今、何を聴けばいいのか分からない。
だからこそ人気なほんの一部の曲を人は拠り所にする。
しかしそれでは勿体ないしもっと広い趣味があればいいのにと思うのが創作者の性分なのではなかろうか。
そこに斬新かつ個性的な風を吹き込む、最も使い勝手の良いものが、「好き」というセンスではないかと思う。
ニコメドを嗜んでいる皆さんなら、日本の音楽に対する共通認識やニコニコの共通認識を理解している為、「自分の好きなことばかりでは独り善がりになってしまう」なんてことにはならないであろう。
これも含めてセンス即ち「個性」というものはとっくの昔に自分に根付いてしまっていてもはや変えられない。
あとは近いセンスを導入していくしかないのである。
流行りの曲を追いすぎ、数字を追いすぎ、繋ぎが思いつかないときは好きな曲を聴け!これは強制である。
そうすれば皆さんの精神衛生的にもニコメド・音楽は良いものになるであろう。


そして幸いなことに、
ニコメドはまさに「自分の好きなもの」から始まる「連想ゲーム」をするのにかなり適応できる分野である。
好きな曲というものはジャンル、コード進行、アレンジ、関わりのあるアーティスト、使われている楽器、主題歌のアニメ…
といった共通項でくくれるものである。
そして上記のいずれの繋ぎも存在するのがニコメドなのである。
言ってみれば、特に駆け抜ける系なら、「好き」をどこまで繋げられるかの勝負でもあるだろう。
ならば好きな曲から見いだせる共通項を洗い出し、とにかく思いつくまま聴いてみるてリパートリーにすることはかなりの強みと言えよう。
繋がらない曲が出てきたときは…これについては次項で説明しよう。


ここからは私の趣味の話だが、
好きな曲の共通項には「雰囲気」や「色」もある。
かなり抽象的な区別だが、自分の中ではどうしても曲に対して揺るがないイメージがある。
昔ボカロなりメタルなり何百曲も聴きまくってある雰囲気が好きな曲を聴いたら
「似たような雰囲気の曲を同じプレイリストに入れて聴きたい!」
と思ったことがあって、プレイリストをいくつも作るなどした。
ああでもないこうでもないと言って完成したプレイリストに名前をつけるのも難しく、
例えるなら何万色もある「色」という概念だろうかという感じである。
好きというアンテナを最大限に活用していたら色々な観点で繋ぎが思いつくと思っている。
ぜひとも皆さんの「自分だけのメドレー」をこれからも聴いていきたいところである。



一方「ニコニコメドレーのために曲を聴け」



これは繋がらないとき、1曲目とかラストが思いつかないときにしなければならない。(何より人のメドレー聴くなりしてストックしておくと便利)

いわば「就活」や「婚活」のようなものであろう。


欲しい恋人もやりたい仕事もいきなり思いつくものではない。
とにかく出会いがあり、会社を見に行かないと分からないものだ。


何故繋がらないかというと…
私の場合は繋がった最後の曲の次は、好きではないか知らないジャンルだからである。


好きではなかったことを悲しむと同時に、「好きじゃないのにメドレーに入れるなよ」というコメを恐れるところである。
更にその恐れを言い訳にして好きではなかったことを心の奥底にひた隠すまである。
一度そうなると深刻に前に進めない「呪い」にかかるので声高に言おう「ニコニコメドレーのために曲を聴け」。


「だったら好きになればいい」のである。
そこでメドレーに入れてはいけない、好きになってはいけないとなると、
「子供の頃親が車でかけてた音楽またはそれに類似したものしか一生聴いてはいけないとでも言うのか?」と言わざるを得ない。


前項の通り、人の個性はそうそう変わらなければ追加していくしかないのであり、
またニコニコ関連の音楽・日本の音楽であれば好きな曲との共通項も絶対に存在するのである。


前述の「呪い」の効果は重大なもので、
知らない曲を探すにあたって、せっかく今までの音楽やニコニコで見たワードを思い出せずネットサーフィンもままならない状態に陥って何も知れずに終わりということがよくある。
割れで音楽を聴くことにならないだろうかと思うかもしれないが、そんな時代は終わっている。
ニコニコには楽曲の使用許可を得た動画も多く存在し、youtubeではだいたいは公式が原曲を投稿していてCMで収益にもなる。
これも含めて正当な方法で聴いた曲ならたとえ「嫌いな曲だから魔改造してやるor俺の方が上手いアレンジをしてやる」でも寧ろやったもん勝ちまである。


個人的に一番良い知らない曲を好きになる方法は人のメドレーを聴くこと。
誰かが口ずさんだりアレンジするような人の心に染み渡る曲だと知ればそれだけでほっこりする効果もあるのでオススメである。
その知らない曲の使われ方を学習することで、一種の思い出補正的に好きな曲になったりもする。


さてどうやって愛を見い出せるかである。
間違いなく言えることだが打ち込むことであり、もっと言えばアレンジを真似たり音作りを真似たりすることである。
確実な方法は、全力でそれをやった上で原曲と同時または交互に自分の打ち込みを再生する。
そうするとその曲と一体になったシンクロ的な感覚になり、やはり打ち込むときにした努力の思い出補正もあいまって、
自分のセンスとして耳に培われてくる。
自分の努力と、そこで身についた能力、それが知らない曲の音と相乗効果を起こして愛着が湧くものだと私は信じている。


幸いなことに、ニコメドは曲自体が気に食わなくても、上記のことができなくても、
せめてアレンジは好き勝手にできるものであり、
何より繋ぎや重ねで「音で遊ぶ」ことができる。
やはり音を楽しむものであり、愛という観点の他にも「遊ぶ」というやり方も重要ではないかと思う。
愛や個性は後からついてくるものであり、方法がシンクロでも遊びでも、探求していくことを止めてはならないのだ。


やはりニコニコメドレーは視聴者、作者ともに色々な趣味を知れるプラットフォームであってほしいと思う。
伴奏も耳コピしよう!移調やコード改変をしないようにしよう!という発言も見られるが、
それではただ好きな曲を繋ぎたいけど技術的に難しいとか、今まで聴いてなかった曲を入れるのに抵抗があるとかに加担してしまうと思う。
折角、大容量・長時間の作品を投下する界隈であれば、誰もがよりまだ見ぬ趣味に手をつけられる環境であってほしいのである。
つまり作者観点から見ても
「この作者が使っているor推している曲orアニメだから良い曲に違いない!」
「こういう曲が駆け抜ける合作で被ったり被らなかったりしている!」
といった情報を切っ掛けに趣味を広げる共同体であってほしい。
要するにメドレーであれ何であれ、曲を聴くこと・学ぶこと・手を止めないことで新たな独創性や愛を見いだせる。
つまりは「ニコニコメドレーのために曲を聴いて打ち込め」。
そうすることによって好きになった曲から、更に共通項を洗い出して、好きと感じる曲を聴くほど良いということで、前章の話にループしていくのである。


~余談~
私はアレンジが苦手だ。つまりメドレーのためにアレンジが凄い曲を聴いて行こうと思う。
そこで何が苦手かというと「中音を何で埋めるかわからない」「スッキリしない」「統一感を出せない」辺りだ。
つまり中音が強い曲やスッキリした曲や統一感のある曲を考えると何が出てくるだろう?
例えば中音が強い曲はピアノやギターがある。つまり割と落ち着いたアニメ/ゲームの曲や地上波に出てくる系J ROCKとかであろうか。
またよく「生音系が強い」と言われる人のメドレーも参考になるだろうか。
さて、それらを漁っていく過程でいくつ気になる曲が目撃できて、昔好きだった曲も思い出せたりするだろうか。
こうなるとやはり連想ゲーム的に曲のレパートリーが思いついてきて、メドレーにも応用できそうと思うわけである。
やはり曲漁りは楽しいので、「メドレーのアレンジのために曲を聴け」と言ったところだ。


~結論~
「メドレーの最初かラストかこれから先の繋ぎが分からないときはメドレーを作るために聴いた曲をどうにかこうにか好きになるくらいのクオリティでメドレーに入れて、それを繰り返すことによって好きになった曲を聴きまくって前から好きだった曲も聴きまくってそこからメドレーに入れたら面白そうだったり繋がったり重なったりしそうな曲を使え」

(こちらの記事を参考にさせていただきました!)

ニコニコメドレーのためだけに曲を聴くのをやめてほしい。/jury

ニコニコメドレーのために曲を聴け。/26K


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