R3.4.7 久しぶりの学食 久志、ブリを完食

今日は学校で健康診断があって、久しぶりに学校へいったので、学食を食べた。

いつも食べていた通り、カレー大とサラダとオクラ、計506円。

寮生は貧乏なので大学から施しを受けていて、学食で使える250円券×12枚あったので、2枚使って、結局6円でその日の昼食を済ませることができた。

ユニセフによれば6円で使い捨ての注射器が一本買えるらしい。侮ることはできない。

まあ僕は一緒に健康診断行こうとか時間合わせようとかする気がないし、友達もいないので、一人で6円の昼食を食べるわけです。

健康診断は10時半過ぎに終わり、11時に食堂が開店するので席を取って少し待つことにした。

誰もいないので入り口に一番近いところにしよう。

そのとき、もうすでに間違いは始まっていたのである。

11時がすぎる。ほぼ一番乗りで食べたいメニューを選ぶ。

席に戻り食べ始める。

11時10分がすぎる。どんどん人が集まってくる。久々にこの光景を見た。少し懐かしい気持ちを覚えると共に、恥ずかしさが芽生えてきた。

入り口から人がどんどん入ってくる。入ってきた人は一人で飯を食べている俺を見る。新学期、親睦を深めようと何人ものグループで活動している人たちが多い。俺は一人。恥ずかしい。

席がどんどん埋まってくる。コロナウイルスの影響で相席がしづらいので、混んでるのに4人席を一人で占領している迷惑客が出来上がった。恥ずかしい。

俺が悪いわけではない。俺は10時半過ぎからもう場所取りをしているのだ。俺の自由だ。

今になってはこういえるけど、俺にそんな度胸はない。

早く飯を食い、早くここを出よう。

そう決心してると、話しかけてくる人たちがいた。ここは俺の席だ。譲らないぞ。

話しかけてきたのは、今年度から入ってきた寮の後輩の3人だった。

ふざけるな。俺は寮ではカッコいい先輩をしていたのに、今はただの一人悲しく飯を食う不審者だぞ。

そう思いながらも必死の一言、「大生は初めて?(にっこり)」

はい!初めてです!

笑顔がまぶしい。やめてくれ。頼むから3人はずっと仲良くしてくれ。


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