楽天モバイルを1年間使った感想

■まずは感謝を
 まずは1年間無料で回線を使わせてもらった楽天モバイルに感謝を伝えたい。回線品質は後述するように問題がないわけではなかったが、通話・データ通信ともにまさにUN-LIMITな回線を自由に使えたことは何よりの喜びだった。

■通話・SMS無料の恩恵
 データ通信をふんだんに使えることも嬉しかったが、それより通話・SMSが無料なのが大きかった。特に仕事上、電話やSMSで同僚と連絡を取る機会が多かったので、料金を気にせずに使えるのはストレスフリーでよかった。ただし、通話音質はそこそこで、たまに調子が悪くなることがあったので、取引先との連絡など対外的に使用するのは避けたいところだ。

■データ通信
 大きく分けて楽天回線エリアとパートナー(au)回線エリアに分かれるが、楽天回線エリアの場合、おおむね高速で通信できた。ただし屋内の奥まった部屋で使う場合、通信が途切れがちになる場合があった。au回線エリアの場合だと、途切れることはないものの、全体的に速度が出ない感じだった。これはau回線が悪いわけではなく、おそらく楽天側がauに払う費用を抑えている関係で、割り当ての帯域が狭いのだと思われる。とはいえ、無料で使えると考えれば十分すぎるほどの品質といえる。ただお金を払うとなると微妙なラインなので、データ通信の品質を重視するなら、別回線を用意するのがベストだろう。その辺を気にしない人なら楽天モバイルだけで十分だといえる。

■機種購入の恩恵
 楽天モバイルはキャンペーン時に、新規加入時に新機種を購入すると、破格のポイントを得ることができる。私の場合だと時価25,000円相当の機種を25,000ポイント還元で購入することができた。つまり実質無料で新機種をもらえたわけで、これだけでも楽天モバイルに加入する価値はあった。もちろん、常にこんな破格のキャンペーンをしているわけではないが、機種変更したいと思っている場合、楽天回線にMNPするのはアリだ。

■1GBまで無料
 (2021年現在)1GBまでなら月額費用なしで楽天回線を使用できるのも大きなメリットだ。これは特に、メインの回線は別に持っていて、楽天回線をサブとして使う場合に恩恵が大きい。最近は自然災害が多く、ドコモやソフトバンクなどの回線が一時的に繋がらなくなることは十分ありえる。楽天モバイルは楽天回線とau回線を併用しているため、そんなときの非常用の連絡手段として最適だ。

■まとめ
 楽天モバイルは回線品質には若干問題があるものの、それを補って余りあるお得感がある。回線品質やデータ通信に不安がある人はサブ回線として使えばいいし、そうでない場合はメイン回線としても十分使えるポテンシャルがある。


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