気にはしてほしいけど同情されたくない〜パート2〜

書こうかどうかずっと迷っていたことがありましたが、まぁブログくらいは本音を書こうと決めたので言葉にしちゃいます。

夫ががんになったことを古くからの友人2名に打ち明けました。
そのうち1人は自分も過去病気をしたことがあったので余計なことは言わずただただ私の話を神妙な面持ちで聞いていました。
もう1人の友人は私が一通り話し終わった後なぜか「健康第一だね」という言葉を発してきました。

その時??と違和感を感じましたが、あえて何も言い返さずそのまま久々の女子会は終了しました。

その後その友人はなぜか私にパンを届けてくれました。心では落ち込んでいる私を気遣ってくれていると分かって入るのですが、先の発言と結びつけるともしかしてこれは″同情もしくは施し″?なのではと勘ぐってしまいました。

「健康第一」という言葉も真意はわかるのですが、既に健康を損なった家族を持つ人間に向けていう言葉ではありませんよね。
ちなみにその友人は年賀状にも「お互い体調に気をつけて健康第一でいよう」ということを書いていました。

正直目をそむけたかった言葉です。
普段は心優しい友人なのであえて見て見ぬふりをしましたが…

やはり大病した人間とそうでない人間にはここまで距離感があるのかと再認識させられた出来事。

私も健康を損なった側の立場にいるので、もし今後なにかしらの健康問題を抱えてる方に出会ったときは言葉に十分気をつけようと思いました。

大人になると職場以外で強制的な人間関係の縛りがなくなるので、いつでも解消しようと思えばできてしまいます。乗り換えだって可能。
でもね、一時の違和感だけで解消してしまうのはやはりもったいないし、自分も決して今まで気の利いた言葉ばかり相手にかけてきたわけではないと思っているのでやはりそこは目をつぶっていくしかないですね。

私自身今はがんというフィルターで相手の言葉を捉えてしまうので、もしこれがそれほど重い病気でなければ「そうだね、やはり健康第一だね」なんて呑気な返事をしていたと思います。

まぁゲンキンな自分にも呆れますが、やはり本音は『気にはしてほしいけど、同情されたくない!』に尽きるなと思いました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?