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日本人と犬との関り

こんにちは。

〖趣味〗
・お犬様のお世話
・ユリを代表に山野草栽培&採取
・乗り鉄
・たまにドトール(冬でもブラック・アイス)

の『山犬』と申します。
細かい自己紹介は最初の記事に掲載していますので、
もし良かったらそちらの記事も一緒に読んで頂けたらと思います^^


今回の記事も勿論大好きな⦅お犬様⦆の記事にまつわるお話です🐶


犬の祖先であるオオカミは群れで狩りをする動物です。

人が定住生活をする前の遠い昔、オオカミの一部が獲物を追って移動する人の群れの近くにいると、残り物にありつけることに気付きました。
だんだん両者の距離は近くなり、人が定住生活を始めるようになった頃には人の群れの一員として、付かず離れず暮らすようになったのです。


犬は世界的にも早くから家畜化されて人と歴史を共にしてきました。
日本でも飼い犬としての歴史は古く、縄文時代初期から人と一緒に暮らしていたようです。
日本人が犬と生活しだしたのは約1万5000年前ごろと言われています。
狩猟で生活をしていた縄文人は、犬と暮らし、家族として扱っていたとされています。

『日本書紀』にも犬は神として登場するから、
人間にとって有用な存在と考えられていたことがわかります。
景行(けいこう)天皇の時代というから西暦100年より少し前のことです。


皇子の大和武尊(やまとたける)は、
東国に住む蛮族の征伐に出かけた帰り、信州の山で迷ってしまいます。
そこに現れたのが白い犬でした。
皇子を導くように案内をしてくれたので、美濃の国に出ることができたと書かれています。

また民話でも、犬は人間を守る存在として登場することが多く、
たとえば各地に伝わる悪神退治伝説では、人間と一緒に悪神を退治する存在として犬が登場します。

磐田市に伝わる「しっぺい太郎」伝説では、
人身御供を要求する神が唯一恐れたのが「しっぺい太郎」という犬でした。
そこで旅の僧侶が犬を飼い主から借り受け、悪神を退治したと伝えられています。


日本人にとって犬はどのような動物だったのか?

現在私たちと暮らす犬とどのような違いがあったのか?

今回は日本における犬の歴史について解説していきます。


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