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読書会

金曜日の朝9時すぎ、おとしものを親切に届けてくださった方と待ち合わせて、無事に落とし物を受け取ることができ、安心。しかし、大事な落とし物をしてしまって気が気でなかったため、金曜日の朝の読書会の準備が十分でなく、たどたどしい英語になってしまい、反省。とはいえ、日本の女性作家の文体や、会話中心の構成の意味、作者は誰にむけて書いたのか、反応はどうだったかと、この読書会におけるいつもどおりの核心を突く質問が続き、参加者は10人にも満たない集まりであるにもかかわらず、一部の硬直化した学会よりもはるかにレベルの高い質疑応答が展開し、とても晩強になった。あいにく、こちらの昼過ぎに職場関連の話し合いがあり、一度自宅に戻ってPCにむかい、その後、前日に教えてもらった日英関係のイベントのためにまた大学に戻り、ハードスケジュールで、昼間はどうにも理不尽さが残る話し合いでもあったため、金曜の帰宅後は体調悪く、土曜朝は疲れ切っていた。それでも、金曜は充実した一日ではあった。学会では、日本人はスーツできちんとした格好が多いが、海外では発表者もわりとラフな格好をされているため、発表者でもないのでまあいいか、とセーターで出席してしまったところ、日英関係のイベントはかなりフォーマルなもので、登壇者の方はもちろんスーツ姿、ご参加の若手研究者の方も、きちんとしたネクタイ姿で、その後のフォーマルディナーにそなえての装いであったことに納得。フォーマルなディナーの前に、一般参加者も含めてのシャンパンのグラスが並んでいて、それを片手にお話しというのも、飲み物つきの懇談はこちらの定番だが、議論を盛り上げる心遣いとしてうれしい。職場に留学してくださったという若手研究者の方が、日本の大学生はみなりもきれいで、きちんとされているとおっしゃっていたとおり、日本では教員も学生も一般的に、学会発表や教壇に立つ際、授業に出るには比較的きちんとした格好を心掛けるけれど、英国では普段の授業と、格式の高いシンポジウムでのTPOによる装いの使い分けが日本より大きい。ケンブリッジの先生方、授業では意外とラフな格好だから、いつもこうなのかな?と油断してはいけませんね。以前にうかがったフォーマルディナーは、最初からフォーマルディナーとわかっていたため、きちんとした格好をしていったが、昨晩の会は、どの程度の格式のものか十分理解せずに参加してしまった!半年ちょっと、まだまだ経験不足です。

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