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ミカド@ケンブリッジ

ケンブリッジの小学校で、ミカドの公演。昼の部にしたかったけれど、マチネのある日には別の所用がはいっていたため、夜7時半からの部に。終焉10時半予定、かつ、自転車で自宅からかなり遠く、雨も降っていたので、前半の9時まで。初めての場所なので、はやめについたら、まだ準備中で、掲示をセロテープではったり、ワインやおつまみなどの売店の準備中でほほえましく、入口近くで40分ほど座って待っていた。ミカドの公演チラシの柄のTシャツを着て準備している方たちもいらして、内容的には荒唐無稽なものではあっても、日本をヒントにした舞台がこうして愛されているのは、それなりにありがたいことである。7時くらいに販売が始まったので、ワインとチョコ、ポテトチップを入手して、客席で待つ。まわりになにもないところだったので、近くで軽食というあてははずれたが、むしおさえにはなった。会場は満員!みわたしたところ、アジア人は私だけ。お隣の女性が、ご近所住みということで、ひとしきり雑談。内容はそんなにまじめにとらないでね、と。はい、承知の上です。ウィアージャパニーズジェントルマーンと合唱されて、いや、どこか?と笑ってしまう扮装、両手を前に組んだ挨拶など、中国と区別がついていないのはありがちなことだが、女性指揮の生演奏に、なかなか工夫された扮装など、ヨーロッパ絵画に出てくる、欧州式"キモノ”を身にまとった女性たちを生で拝見できるのは興味深いものであった。もっとも、足元はさすがに揃わなかったようで、靴ばき。地元の高齢者の方の劇団のようで、アメリカでも一度拝見したが、コスプレも楽しむことができるし、内容も気軽く楽しめるものなので、海外の学芸会向けとして愛されているらしい。宮さん宮さん、をヒントにしたことで知られるメロディを、夜のケンブリッジで耳にするのも味わいふかいものであった。帰りは雨をついて、自転車帰宅。

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