スタディ算命学 第十六回 主星「禄存星」について

スタディ算命学第十六回目は、陽占の主星「禄存星」についてお話します。  
算命学の陽占はその人がこの世で生きて行くための役目であり、特に主星はその人の人間としての本質でもあります。
この世で生きて行くための役目を知る事によって、皆さんの行動や思考をコントロールし、自分に合った仕事を見つけ出す事も可能となります。
この役目、行動というのは人によって様々であり、時にそれは人とのトラブルの原因ともなり得ます。
中には人と違った行動思考で思い悩む人も大勢いるのも確かです。
しかしご自分の天から与えられたら役目、行動、思考が解れば悩みも解消し人との融和も可能となり、また世の中での成功者の近道ともな
るのです。
皆さんの陽占の主星が解らない時は、私のホームページの「算命学の命式を見る」をクリックしていただき、そこにご自身の生年月日を入力すると出てきますので是非参考にしてください。

では陽占の主星禄存星についてお話します。

禄存星は陽の土性、五大本能の中の引力本能を現します。
人に好かれたい、人を引き付けたい、そういった気持ちが人一倍強く、また人を愛する気持ちも人一倍強く、それがその人の魅力でもあり大きな才能でもあります。
極論で言うと誰からも愛されたい、そして全ての人を愛する人となりますが、禄存星は現実の強い星でもあるため、「今現在のこの人」を愛するのです。
過去の人、将来現れるであろう様々な人達ではなく、あくまで今現在の目の前の人を愛するのです。過ぎ去った人は引きずることなく過去に葬り去り、今現在の人を愛する。
禄存星は愛情奉仕の星でありながら非常にドライな部分もあるということですね。
人生行程は平穏淡白で波乱がなく、常に目の前の人の気持ちを考え愛情を振りまく事によって人生の喜びを感じます。
禄存星は今現在を重視する星、過去は引きづらない、未来も考えない、兎に角今現在が大切なのです。
今現在の足元は良く見えますが悪く言うと未来を考えない、先見の明がないともいえます。
ですから異性とのお付き合い、結婚においても目の前の感情に任せて過去や将来を考えず勢いでお付き合い、結婚をしてしまい失敗するケースが多いのも禄存星です。 
禄存星の人は特に結婚に関しては友人や身内の意見を特に取り入れて行くと良いでしょう。

禄存星の愛情は多方面に渡ります。
つまり結婚してからも家庭内の愛情に止まらず、外にも愛情を注ぎ続けて行くというのがこの星の大きな特徴でもあります。
家庭内の配偶者を愛するのと同じ様に外の異性にも愛情を注ぎ、その結果妾や秘密の愛人を作る結果となります。
しかし本人にとっては禄存星最大の特徴である引力本能の発揮であり、配偶者も愛人も同じ大きさの愛情なのです。
ですから愛人を持っても本人は罪悪感をあまり感じる事がないのです。
とても愛情深くて良いのですが、そう言う意味ではこの禄存星は厄介な星でもありますね。

禄存星の本能は引力本能、全てを引きつけるのですから当然財も引きつけます。
現実の星でもある訳ですから特に財に関しては強く、それが財運の星と言われる所以でもあります。
禄存星は陽の星、財も陽の財であるので、家庭内の財ではなく外側に向かった財、手持ちのお金を少しずつ貯めるのではなく二倍三倍に増やす「回転財」となります。
ですから実業家や商人、株等のデイトレーダーの仕事が向いています。
しかし禄存星は今現在の星、今現在の本人を取り巻く物価や経済に影響を受けやすく、それが人生の波乱を招き禄存星の本能である平穏淡白を脅かす結果となります。
逆に言えば、今現在が良く見えるのですからその対処法も見事なもので、その時代と自分の思考が合致した時は世の成功者ともなりうる事も可能となります。

禄存星は愛情深い星なので、同性、異性、お金持ち、貧乏、身分の高い人、高くない人全てに満遍なく愛情を注ぎます。
それは素晴らしい事なのですが、時にはその愛情を勘違いされ、思わぬ異性に付きまとわれてしまう事があるので注意してください。

男性で陽占に禄存星と司禄星、両方持った人はかなりの福相の人と見ます。
顔つきも七福神の様な幸せを一心に受けた顔の人が多く、周りにも幸せをもたらす人となります。

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