スタディ算命学 第十五回 主星「調舒星」について

スタディ算命学第十五回目は、陽占の主星「調舒星」についてお話します。  
算命学の陽占はその人がこの世で生きて行くための役目であり、特に主星はその人の人間としての本質でもあります。
この世で生きて行くための役目を知る事によって、皆さんの行動や思考をコントロールし、自分に合った仕事を見つけ出す事も可能となります。
この役目、行動というのは人によって様々であり、時にそれは人とのトラブルの原因ともなり得ます。
中には人と違った行動思考で思い悩む人も大勢いるのも確かです。
しかしご自分の天から与えられたら役目、行動、思考が解れば悩みも解消し人との融和も可能となり、また世の中での成功者の近道ともな
るのです。
皆さんの陽占の主星が解らない時は、私のホームページの「算命学の命式を見る」をクリックしていただき、そこにご自身の生年月日を入力すると出てきますので是非参考にしてください。

では陽占の主星調舒星についてお話します。

調舒星は南方の星であり人間の五大本能の中の「伝達」です。
質としては「孤独、反発反抗、芸術」であり、同じ南方の星の鳳閣星が行動を伴い楽しくエネルギーを消化するのに対し、調舒星は孤独で間接的、そして懐疑的な世界を作り出すのです。
それが芸術の世界に通ずる要因ともなります。神経の繊細さは十大主星の中でも最大で、それが心の葛藤を生み出し内面外面共に反発反抗へと繋がり、その葛藤が優れた芸術性を作り上げていくのです。
世の芸術家や大発明家、大発見者の殆どがこの調舒星を持ちこの星を存分に活かした人達でもあります。
この反発反抗は外敵を作る事がありますが外敵のいない場合は、その矛先は自分となり一生を通じて反発反抗心を持ち続けるのです。
そしてそれが反体制派となり家系、会社、大きく捉えると国をも変えるといった革命家となる時もあるのです。
しかし常に反発反抗心を持ちながら、人に対しては十大主星で一番の人情家で情愛を持った人でもあり、聖職者や宗教家はこの星を持ちこの星の質を振るに発揮した人達でもあります。
要約すると実に優しく温かく、実に冷めた人であるということです。
つまり情は深いが一旦冷めるとトコトン敵対するといった一面があるということになります。

調舒星の本能は「伝達」です。
鳳閣星の伝達は自分が学んだ物をそのままストレートに伝えて行くのに対し、調舒星の伝達は自分の学んだ物を変えて伝えていくという特徴があります。
鳳閣星の人は「あいうえおかきくけこ」と学べば、そのまま「あいうえおかきくけこ」と伝えて行きますが、調舒星の人は「あいうえおかきくけこ」と学んだ物を「あかさたなはまやらわ」と変えて伝えていくのです。
つまり物の見方がストレートではなく、色々な角度から物を見られるということなのです。
これは伝達者としては素晴らしい才能ですが、へたをすると周りからひねくれ者のレッテルを貼られてしまうので要注意です。 

調舒星は孤独の星でもあり、独りでいることを全く気にしない人でもあります。
ですから人の輪に入る事を好まず、そのため男女を問わず婚期を逃す人が多い様です。
結婚適齢期の人で結婚願望のある人は出来るだけ人の輪に入る事をお勧めします。
また調舒星を人物で表すと「女の目下」なので結婚して女の子供が出来るとグッと運が上がって行きます。
会社等でも女性の部下が出来ると運が上がって行く事になります。

調舒星は独りでいることを全く気にしない、とありましたが悩みがある時はそれが最大の欠点となります。
悩みがなく心浮かれているときは独りでいても楽しい事ばかり考えているので良いのですが、一旦悩みが出ると、大した悩みでもないのに独りでいる事でどこまでも深く悩み込みノイローゼや自傷行為にまで発展してしまう事もあります。
調舒星のある人は、悩みは独りで抱え込まず必ず人に相談する事が重要です。


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