見出し画像

Gran Turismo 7 Setting Blog #6

いつもの前口上

昔取った杵柄と言うわけでもないんですが、以前某SNSにてグランツーリスモ5と6の車のセッティング公開みたいなことをやっていました。昨年末近辺に、遅ればせながら『グランツーリスモ7』を始めまして、毎日レースを走ってはセッティングを煮詰めてみたいな遊びを大いに楽しんでおります。

やっぱりGTは自分の原点だなと思い至り、7に関してもセッティングを公開していこうかなと思います。参考になれば幸いです。

注意点として、あくまでもこの設定値は自分が扱いやすい数値であるということをお断りしておきます。また速く走れるセッティングであるかどうかは未知数であり、自分が速く走れるテクニックがそれ程ないことも追記しておきます。

さて今回は

前回からだいぶ間があいてしまいましたが、セッティング第6回目は前回の予告通り

Ferrari F40のカリッカリチューンド仕様

でいってみようと思いますよ。前回の記事はこちら

2種類の仕様を用意しまして、一つは純正からのターボチューン、もう一つはエンジンスワップからのNAチューンとなります。

両車ともLMウイング&エアロを装着し、チューンドカーでありつつも準レーシングカーといった感じに仕上げてみました。ターゲットはワールドツーリングカーのPP700(Gr.4)ですね。Gr.4というクラスがチューンド仕様以上レース仕様未満といった車格のクラスなのかなと考えていましたので、チューンドのF40にはピッタリだと思います。

お気に召していただければ幸いでございます。

Ferrari F40 ’92

エンジンスワップNA仕様
LOVEBITESのリバリーで仕上げてみました

F40については前回も紹介しましたが、念の為今回もキチッと書いておこうと思います。気になった部分もありましたので、ちょいと加筆・修正もしておきます。

フェラーリ創始者のエンツォ・フェラーリが、フェラーリ創立40周年において、公道でもサーキットでも垣根なく走れるレーシングカーの様な市販車、いわゆる『公道を走るF1』を目指して開発製作・販売したマジもんのスーパーカーです。最初に販売開始したのが1987年で、当時としては結構とんでもない素材や技術が注ぎ込まれており、車体全体にカーボンケプラー複合素材などを使用しての徹底的な軽量化(乾燥重量1100kg)を施し、478馬力を誇る3リッターツインターボエンジンを搭載、当時の市販車世界最高速度324kmを記録したという文字通りのスパルタンな化け物マシンが誕生しました。

ターボ仕様
NEMOPHILAのリバリーで仕上げてみました

パワステなし・ABSなし・激重クラッチ・低速域スッカスカのドッカンターボ等々(とりあえず純正エアコンはついてたらしい)、そりゃもう素人お断りと言った超スーパーカーで、プロのレーシングドライバーをして「雨の日には絶対に乗りたくない車」と言わしめたという逸話も残っております。逆に言えば、丁寧なちゃんとした操作をしてやればそれにキチンと応えてくれる素直なマシンなのかなと思ったりもします。ま、それが最高に難しいんですけどね。

使用パーツ

足回り

タイヤ:レーシング・ミディアムタイヤ(レインタイヤも使用)
サスペンション:フルカスタマイズ・サスペンション
ディファレンシャルギア:フルカスタマイズLSD

エアロダイナミクス

エアロパーツ一式全てを装着

コンピュータ

フルカスタムコンピュータ

性能調整パーツ

バラスト
パワーリストリクター

トランスミッション

フルカスタマイズ・マニュアル・ミッション

過給機系(ターボ仕様のみ)

アンチラグシステム

吸排気系

レーシングエアクリーナ
レーシングマフラー
レーシングエキゾーストマニホールド

ブレーキ

カーボンブレーキシステム
レーシングブレーキパッド

ドライブトレイン

レーシングクラッチ&フライホイール

ボディワーク(NA仕様)

軽量化ステージ1〜4
ボディ剛性アップ

ボディワーク(ターボ仕様)

軽量化ステージ1
ボディ剛性アップ

各種セッティング

セッティングの数値は画像の方で紹介します。まずはNA仕様から。

エンジンスワップNA仕様セッティング数値
エンジンスワップNA仕様のその他パーツ&ボディワーク

こういうセッティングになりました。エンジン系のチューンはパワーが上がりすぎてPP700に対応出来なくなるので吸排気系とコンピュータのみ。それでもとんでもないパワーになるのでリストリクターが必須となります。

ボディワークは軽量化全てと剛性アップ+バラストで最適な重量バランスを構築しています。あとはブレーキやクラッチなどをレーシング仕様にし、足回りはいつもの如くフルカスタマイズパーツを使用といった感じですね。トランスミッションをシーケンシャルではなくマニュアルとしたのは、若干PPを落とすためと「F40ならHパターンのマニュアルだろ!」という趣味とこだわりです(笑)

思ったほど手を加えていない様に感じるかもですが、元々が超スパルタンカーですので、この程度のチューンでもPP700をターゲットにするとカリッカリな仕上がりになります。タイヤはサスペンションの固有振動数の上限値とエアロダイナミクスの上限値からレーシング・ミディアムタイヤをチョイスしました。いいグリップの手応えを感じることが出来ると思いますよ。

お次はこちら、ターボ仕様です。

ターボ仕様セッティング数値
ターボ仕様のその他パーツ&ボディワーク

こういうセッティングになりました。基本的にはNA仕様とほぼ一緒なんですが、実はまだまだ煮詰められるポイントがあるんじゃないかと考えています。このままでも問題なく使えるんですけど、ターボの弊害なのか異様に燃費が悪いんですね。この辺が今後の改善ポイントになるかなと思ってます。燃料消費のないレースでは特に問題なく使えますよ。

一応弱点と言えるのは前回も書いた通り、この車がF40である事そのものですね。NA仕様もターボ仕様も自分の操作に敏感に且つダイレクトに反応します。面白く難しく楽しい車ですよ。兎にも角にも、

丁寧な操作を心掛ければちゃんと応えてくれる車には仕上がっていると思います。

おまけ

おまけとしてレーシング・ハードタイヤをターゲットとしたセッティングも公開しておきます。最近パフォーマンスポイントとタイヤの関係から、敢えて硬いタイヤをチョイスしてPPを下げ、下がった分をパワーアップなり車重軽減なりダウンフォース調整なりに振り分けることで性能アップが図れるんじゃないかと色々実験中です。まだまだ研究段階ですが、このF40は一つの成果といった感じです。メカニカルグリップとダウンフォースでキチッとトラクションを稼ぎつつパワーもアップしてあるので結構速いですよ。

レーシングハードタイヤ仕様
WTC 700のル・マンを走るF40 NA仕様

自分の操作環境

PS4版のグランツーリスモ7をプレイしてまして、操作はデフォルトのDUALSHOCK4(要はパッド操作)です。コントローラー操舵スピード補正は3でやってます。

アシストとしてTCS(トラクションコントロール)を1、ABS(アンチロックブレーキ)を標準に設定しています。スタビリティ・マネジメントなどの挙動系アシストは使用しておりません。

またマニュアルミッションで操作しております。セッティング自体はオートマにも問題なく対応出来るとは思いますよ。ちなみにコントローラーのボタン設定はこんな感じです。

ちょっとしたお願い

もしハンドルコントローラーをお使いでこのセッティングを試してみた方がいらっしゃいましたら是非感想を聞かせていただきたいですね。グランツーリスモ5や6のセッティング時はハンコン使いの方々にもなかなか好評でしたが、7では果たして?といったところです。

終わりに

今回はこんな感じで締めたいと思います。このセッティングを試してみた方がいらっしゃいましたら是非ともご感想を聞かせてくださいませ。

次回はどうしようか色々考えていますが、上記のおまけでやっている実験の成果でも公開してみようかなとか思ってたり。例えばNSX CONCEPTーGT、以前のセッティングでは性能を発揮するのが難しい感じでしたが、タイヤを変更してそれに合わせてセッティングすることでキチッと元々の性能を発揮出来る様になったとかですかね。もうちょっと煮詰めてみますよ。

サルディーニャ・ロードトラックでは自己最速タイムを更新出来ました

それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?