見出し画像

イシス ISIS

 今回はイシスについて書いてみようと思います。
ご存じの方も多いと思います。
イシスは古代エジプトの女王最高聖職者です。
古代神でも最も崇拝されたといわれる月の女神です。

玉座を守るという意味のいすを頭に乗せ、
護符、魔除けの意味を持つアンク(エジプトクロス)を持ち、
牛の角、ヘカ杖(魔術の杖)、パルピスの杖(エジプトの紙)
シストラム(巫女鈴のような楽器)などを持っていることが多いようです。

 大地の神 ゲブを父、天空の女神 ヌトを母とし、
冥界の神 オリシス 兄と結婚しますが、弟のセトにオリシスを
殺害されてしまいます。
 嘆き悲しむイシスはトビの翼を持ち、死者を守り、復活させる役割を持ちます。(トビの鳴き声が悲しく泣いている声に似ているとされていた)
 冥界の神となったオリシスとの間に息子ホルスが誕生し、王座をめぐって息子のホルスを勝たせるために魔術で弟セトと戦います。

死と再生を繰り返す豊穣神の妻
時代を経て農耕の神
神なる魔法と錬金術の女神
王座を勝ち取った息子の後見人
色々な顔を持つイシスは太陽神ラーを毒蛇で苦しめたこともあるようです。

商才に長ける強さを持つ反面、献身的な妻であり、母であったイシスが
幼きホルスを抱く姿は聖母マリアの原型となったとも言われています。

月の女神は大いなる大地と空の娘として、妻として、母として、
長い歴史の中で変化しつつも大地母神として信仰されてきました。

今自分のいる状況を理解し、判断し、流されることなく全力で立ち向かっていくような力強さを感じます。それは守るものがあることからの強さなのでしょうか…深い愛情を持ちながら、自分自身を精一杯生きている。

力強く前に進みなさい!怖がることはないですよ!
そんな風に言われているような気がします。


自宅サロンIRIS
ホームページはこちら
http://irismebahel.wixsite.com/iris



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?