(日記）主人の我慢づよさに感謝の日

2023年2月28日。晴れ。暖かい。

伊勢神宮にお詣りの日。
予定の接続電車が3分遅れた。
が、乗り換えに余裕はあるので、問題なし。
でもなぜか、一駅手前で降りてしまった。
次の電車では、予定の特急に間に合わない。
「なんでここで降りるわけ、、」と焦る主人。
ところが、特急が若干遅れたのか、奇跡的に間に合った。

伊勢市駅から外宮へ。
主人は、「今日は、あるひとつのお社だけお詣りして帰ろうかな」と言っていたが、実際、その通りにした。
今までは、外宮の前に、月讀宮へ行き、外宮では、ここを1番に、ここを2番に、、、。
猿田彦神社に寄って、内宮も順番にフルコースで回っていたので、異例のアイデア。
「このまま帰ろうと思ったけど、以前動画で見た老舗の伊勢うどん屋さんに行ってみよう」と宇治山田駅まで歩いた。
「定休日」だった。
がっかりする主人。

駅の周りは、火曜日定休が多い。
ようやく見つけたラーメン屋さんに入った。
常連のおじさんたちが、静かに食べていた。
ラーメン、あおさ（のり）入り。
唐揚げとご飯のセットを注文した。
鶏と魚介の美味しいお出汁で、満足した。

「さあ、帰る？」
「。。まだ時間早めだから、海の見えるところに行こう」と、
突然、私のひらめき企画。
「二見浦（ふたみのうら）が近いんじゃない」と、応じてくれた。
バス案内所では、次のバスが1時間後で、40分かかる、という。
「JRで行こう。今なら次の電車に間に合う」と機転をきかした主人。
おかげで、あっという間に到着。
一度バスで行って、崖から夫婦岩を臨むものだと記憶していたので、まさか、海辺に降り立てるとは。
電車に乗らないとこのルートはわからない。
夫婦岩と、神社の鳥居を遠くに見ながら、その手前の海岸で
私は、ひたすら大好きな貝拾い。
貝殻、ウニの殻、などを拾った。
フロリダのサニベル島の貝殻ミュージーアムで、鳥羽の貝殻のことが紹介されていた。
「もうサニベル島に行かなくても、ここで十分」というと
「それは安上がりだ」と主人。
私が貝殻を拾う間、岩に座って待っていた。

ようやく、主人がリクエスト。
「早めに駅に戻って、コンビニでいろいろ買って、特急電車の中で食べたい」。
ハイボール、ピーナッツ、もっちりチョコパン、缶コーヒー。
私は、カフェオレと、キャラメルコーン。
家に着いてからも、疲れのせいか、スナック菓子やプリンなどを食べた。

今日の私は、天から糸が吊り下がっている操り人形みたいに、何にも考えずに動いていた。
私に振り回されたであろうが、キレずによく付き合ってくれた。
きっと神様が、采配してくれたのだろう。
でも、内宮を飛ばしてお詣りした私たちのこれからは、見ものだ。

今回の写真コラージュ。黄色い丸印が、夫婦岩。