新無印112話「凱旋!アローラチャンピオン!!」感想
※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇概要
とうとうやってきました凱旋回 SMクラスタがやってほしいこと全部詰め込んだみたいな回です
とにかく制作陣の「愛」をみてください
〇アバン
前回の雪原回からサクラギ研究所を経由せずそのままアローラに向かったようですね
モーン一家にとっては久しぶりの帰郷、コハルにとっては初めてのアローラ、ゴウは久しぶりの地方、そしてサトシにとってはマスターズ8入りの凱旋アローラ入りです
◎ハラの宴
モーン一家とサトシたちを迎えてくれたのはメレメレ島島キングのハラ
彼はSMシリーズで約束したようにモーン帰還の宴を準備していました
宴の料理を作ったのはスクール組マオの生家であるアイナ食堂のシェフ、マオの兄ウルと父(通称マオパパ)
〇再会の喜び
宴にはサトシのアローラの家族ククイ博士、バーネット博士、その間の子ども・レイ、スクール組のマオ・マーマネ・スイレンとその手持ちが待っていました
長い長い旅からようやく直接会えたことをお互い喜びあっていて感無量以外の言葉がでてきません
〇モーンの再会を喜ぶ者たち
モーンの帰りを待っていたのは家族ばかりではありません
お屋敷をずっと守っていた執事ジェームズ、事故現場に居合わせていたエーテル財団研究員のザオボー、ビッケ
そしてSM最終話にてエーテル財団所属になったロトム図鑑ははじめましての挨拶をしました
〇宴の参加者
モーンの肩に手をかけているのはサトシが通っていたポケモンスクールの校長ナリヤ・オーキド
そして新無印組とアローラ組のポケモンも顔合わせ
アローラ組
サトシ:モクロー、ルガルガン(黄昏)、ガオガエン、メルメタル スイレン:ナギサ(イーブイ)、アシレーヌ
マーマネ:トゲデマル、クワガノン
リーリエ:シロン、マギアナ
マオ:アマージョ
◎スイレンとコハルのイーブイ談義
コハルのアローラ来訪の目的の一つがスイレンとのイーブイ談義でした
スイレンは前髪を三角カットしたイーブイのナギサを進化させずにしています
コハルはブイズ巡りが終わった今でもイーブイが何の進化系になりたいのかわからないと悩みをこぼします
スイレンは「もう一つある。イーブイの道。そのままイーブイ。サトシのピカチュウみたいに。」と返答
これ、衝撃的な発言です
スイレンはナギサを敢えて進化しない道を選んでいたのです
SMではイーブイを進化させない主義のトレーナーにイリマもいるのですがスイレンにそのようなポリシーがあったとは…
〇カキは何処に?
しかしここでゴウがカキが宴にきていないことに気づきます(ここのグラジオのオレンジジュース、シンジのオマージュっぽいですね)
ゴウがカキを気に掛けるのは前回のアローラ回でカキとひと悶着あって気になる存在だからでしょう(一応問題は解決してますが)
カキはサトシがアローラに帰ってくると聞いて、今度こそバトルをする為に修行として自らが信仰するヴェラ火山へ行ったようです
ヴェラ火山の近くにはカキの修行場があり、サトシもマーマネと一緒にいったことがあります
ちなみに顔がドアップなのはSMからカキが顔芸担当だったことの名残です
〇アローラチャンピオンとしての承認
ひと段落ついたところで、スクール組がWCSでのサトシの活躍を追いかけていることを当人に伝えます
WCSではほとんど無名のルーキーのような扱いでしたがアローラの民からすれば地元のチャンピオンです
急にチャンピオンとして応援されることに戸惑うサトシですがこの承認こそが今回のストーリーの核になります
◎凱旋イベントの発表
宴が終わりククイ邸へ
コハルはレイと初対面で赤ちゃんのレイに興味津々
そしてククイ博士からサトシの凱旋イベントとしてロイヤルドームでバトルロイヤルが開催されることが告げられます
バトルロイヤルとはアローラ独自の四体同時バトルのことでククイ博士はそこで覆面レスラー「ロイヤルマスク」として20連勝の記録をもつチャンピオンとして君臨していました
サトシはもちろんそのことを知っているのでバトルロイヤルならばロイヤルマスクとして出てほしいと頼みます
しかし…
ククイ博士は今回のイベントの主役はサトシであると告げます
サトシは今まで「凱旋」経験がなかったのでピンときていなかったのです
ロイヤルドームの興行ではなく、アローラチャンピオンサトシの凱旋 ククイ博士は俺は俺として、つまりチャレンジャーとしてサトシに立ち向かうことを宣言します
◎幕前の盛況
そして凱旋バトル当日
カキもギリギリまで修行していたようですが間に合ったようです ロイヤルドームにはアローラ中から人が集まり大盛況
島キングのハラはもちろんオーキド校長をはじめとする宴メンツは全員集まっています
しかしそれだけにとどまりません
アローラリーグに参加していた猛者も見に来ています
サトシのモクローと戦ったハラの孫であるハウ
サトシと準決勝で戦ったスカル団のボス・グズマ
これらの人物に勝ったことでサトシはチャンピオンとなったのです
〇実況・レフェリー
実況とレフェリーはエーテル財団のザオボーとビッケが務めるようです
元々バトルロイヤル回はロケット団がバイトで実況するというのがお決まりだったのですが恐らく尺の都合で差し替えられてますね(ロケット団を出すとアローラ支部をセットで出さなくてはいけないなどの縛りが発生するからでしょう)
〇選手入場
ここでようやく選手入場!
対戦カードは
サトシ&ピカチュウ
ククイ&ガオガエン
カキ&ガラガラ
グラジオ&リーリエ(ウツロイド)
カキの肩書とグラジオのパートナーに注目!
カキは島キング見習い、つまりライチの弟子になったことが推測されます
そしてグラジオのパートナーは…?
そう、前回グラジオがゲットし家族となった「リーリエ」です
演出上というか比喩的な名称かと思われましたが、どうやらネームドの扱いになるようです
スクール組は当然驚きますがリーリエは動じません
そしてウルトラビーストにカッコよさを見出すスイレンは相変わらずですね
〇グラジオの手持ち
ここでグラジオの回想
手持ちを確認するとブラッキー、ルガルガン、シルヴァディ、ゾロアーク、リーリエ(ウツロイド)
そして全部オシャボ入り…
注意すべきなのはモーンにゾロアークを返さずに自分の手持ちにしていることですね
裏でどのような家族会議があったか気になります
◎バトルロイヤル開始
いよいよバトルスタート!
初っ端から全員ピカチュウに狙いを定めて集中攻撃してきます
まるでかつてのロイヤルマスクのガオガエンのように
狙われる理由はただ一つ、チャンピオンだから
しかしそんな集中攻撃をかわしながらピカチュウは確実に攻撃をしかけていきます
そしてガオガエンにアイアンテールがクリーンヒット!
新無印手持ち組も大盛り上がり
SMでも新無印でもサトシの手持ちのリーダー(≠エース)はピカチュウのようです
〇サトシを巡るライバル
このままサトシへの集中攻撃を続けるかと思われましたが、リーリエの攻撃の後隙にガラガラが攻撃を仕掛けます
アローラリーグ準決勝のオマージュです
あのときはグラジオが勝ちましたが今回は… 島キング見習いは伊達ではないようです
〇サトシVSカキ
グラジオを倒したカキはそのままサトシにZ技を放ちます
これにサトシは「10万ボルトでかわせ」というこれまでアニポケを見てきた視聴者も聴いたことない指示
10万ボルトのエネルギーで上昇しそのままダイナミックフルフレイムをかわします
〇ラストスパートへ
サトシとカキの攻防が終わって息つく間もなく、ククイのガオガエンのDDラリアットが炸裂!
効果抜群なのもありガラガラはノックアウト ククイのガオガエンとサトシのピカチュウの一騎打ちになります
〇アローラチャンピオン
ククイ博士との一対一 アローラリーグエキシビションマッチの再現です
サトシはククイとカプ・コケコを倒し正真正銘のチャンピオンになりいまここに立っている
〇そして今キミはチャンピオンになった
今のサトシはアローラという地方を背負ったチャンピオン
あのアローラリーグを観たすべての人たちに沸き起こった熱狂、そのすべての期待がサトシにかかっている
ゼンリョクでいけ、マスターズトーナメントに勝ってこい
餞別をグラジオ・カキ・ククイが送ります
〇最終決戦
最後はもちろんお互いのゼンリョクをぶつけあうZ技勝負!
ククイのガオガエンは「ハイパーダーククラッシャー」
サトシのピカチュウは「1000万ボルト」
お互いの超ゼンリョクがぶつかり合いまばゆい光となって勝負の行方は…
◎来てよかった、アローラに
アローラの海を前に物思いにふけるサトシとピカチュウ
そんなサトシにククイはなにを考えていたかを問います
「来てよかった、アローラに」
これには二つ意味があります 一つは今回凱旋としてアローラに帰ってきたこと
もう一つは数年前のあの日アローラに来たこと
〇カプ・コケコの勝鬨
そして最後に現れたのがメレメレ島の守り神
カプ・コケコ
サトシにZリングを与え最後の戦いを挑んだ戦いの神
勝鬨の祈りを込めて舞を納めます
サトシの戦いには意味が生まれました
神が承認する戦い
マスターズトーナメントにむけて サトシもそれに応える意志をみせました
◎総括
長すぎる感想もここまで
今回はサトシが「アローラチャンピオン」を背負うための覚悟を決める話でした
サトシが戦うのは自分の為ではない
コミュニティの期待を背負う誇りをかけた戦い
シリーズ史上初チャンピオンとしてバトルに挑む新無印 どうなるかはアローラの海と風のみが知る (了)
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