SMスクール組組み合わせ各論-ソロ・フルチーム編-
※画像は「ポケットモンスターサン&ムーン」及び「ポケットモンスター」からの引用となります。
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〇はじめに
組み合わせ論もとうとう最終章。ソロ・フルチームという区切らない組み合わせの意味、そして総論まで 最後までお楽しみください!
〇ソロ・フルチームの役割
ソロ・フルチームはこれまでの組み合わせの論理の外にあります。 すなわち特定のキャラ同士で「括らない」画作りのために存在する単位です。それぞれの役割を見ていきましょう。
・主役回(ソロ)
特定のキャラの主役回を描くためにソロは存在します。特にシリーズを通しての主人公であるサトシは個人としての物語を進める都合上、ソロで抜かれる傾向にあります。(ウラウラ島編、平行世界編など)
ポニ島編では「自由研究」というテーマに沿って、スクール組それぞれのソロストーリーが同時展開するというユニークな手法がとられました。(リーリエはソロとは違いますがグラジオとともにモーン捜索の手がかりを得ました)
スクール組全員がソロに耐えうるキャラ造形の深さがあってこそできることです。
・授業(フルチーム)
スクール組全員が一つの画面に映る代表的な事例はククイ博士による「授業」です。活動の都合で組み分けが発生しない限りはフルチームでストーリーは進行します。ククイ博士の授業は生徒を先生役にしたり、発表形式の授業になることも多いためソロに柔軟に移行しやすいのも特色です。
・ウルトラガーディアンズ(フルチーム)
SMの中盤から結成したウルトラガーディアンズもフルチームで稼働するストーリーです。合体技で花火を作ったり、隕石を食い止めたりと日常回でも長編並みのチームワークが求められる展開が多いです。
・長編
財団編・かがやき様編などの長編はフルチームで展開されることが多いです。長編の場合、サトシがリーダーを務める場合が多いです。サトシ曰く「アローラって色んなものを分け合うんだろ」 強大な困難をフルチームで分かち合うのがSMのコンセプトの一つです。
〇組み合わせ総論
長きに渡った組み合わせ論もこれで〆です。皆さん、お楽しみいただけたでしょうか? 組み合わせ論というのは自分がSMの魅力を解剖していく上で考えた勝手な枠組みなのであくまで個人の意見として聞いていただけたら嬉しいです。
アニポケSMは従来では考えられない数のレギュラーが登場したシリーズであり、その為にストーリーも画面構成も全く異なるものになりました。私はこれがSMの魅力の源泉だと思っています。 組み合わせ論が皆さんにとってSMの魅力を考えるきっかけになれば幸いです。
ご清聴ありがとうございました!
(了)
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